向いてる? 向いてない?…「俺って、営業向いてないかも?」と思ったあなたへ

自分は営業に向いてない」と思っているあなたへ

営業活動でなかなか結果が出ない…。
人を相手にするのが苦痛。営業の仕事が辛い。
ストレスが溜まるばかり。
そうなると考えてしまうのが、「そもそも自分は営業(という職業に)向いてないんじゃないか?」ということ。
「向いてない仕事を続けていても無駄。だから営業を辞めたい」
「何とか違う部署に異動させてもらえないかな」
保険営業に限らず、すべての営業職で、このように考える人が大勢いるはずです。
では、「営業に向いてる人」ってどんな人?「向いてない人」ってどんな人?
自分が「営業に向いてない」としたら、すぐにでも辞めたほうがいいのでしょうか?

「営業に向いてない人」…それは僕です

さまざまな営業を経験した僕・今野ですが、実はこれまで、自分が「営業に向いてる」なんて思ったことは一度もありません。

一般的に考えて、「営業に向いてる人」の特報といえば、次のようなもの。
・人が好きで、積極的
・しっかり自己主張ができる
・話好き。話が上手
・社交的
・ねばり強い

そして、「営業に向いてない」人の特徴って、どんなものといえば…。
そう、この逆です。
・人見知り
・押しが弱い
・話(トーク)が苦手
・社交性がない
・根気がない

営業に向いてない人の特徴…。
当時の僕にはコレ、全部当てはまりました(一部は今でも、笑)。

初対面の人と話すのは大の苦手。
自分をグイグイアピールするのなんて恥ずかしい。
保険以外の話題で会話を弾ませるなんて、どうすればいいの???
デスクで集中して仕事してるだけで保険売れないかな…。

まともに考えたら、よく営業を続けられて、しかもそれなりの結果を出せたものだと思いますね。

実際に以前勤めていた会社の上司からも、お前は営業に向いてないと言われたこともあります。
でも、だからといって違う部署に異動させてくれるなんて優しい会社じゃないから、
「営業に向いてない」イコール「会社を辞めちまえ!」なわけです。
このまま結果を出せずに転職すべきか…確かにちょっと悩んだのも事実ですね。「とっとと営業を辞めてよかった」…そんなことを言う日が訪れるかもな、なんて思ったりもしました。

「『営業に向いてる人』には、なれない」という事実

ただ、そもそも僕は大学の頃、ずばり「営業職」を目指して就活をしていました。
「新卒の営業マン」としての仕事を希望していたわけです。
もちろん、自分の性格(営業に向いてない)ということは、適性の診断の結果をあおぐなんてこと以前に、よーくわかってました。
社交性があるわけでもないし、

わざわざ営業職を志望した理由はといえば、それは、偉そうな言い方をすれば「修行のため」。

将来、経営者としてやっていきたいとは考えていたけれど、文系の自分には何の専門技術もない。だからまずは「モノを売る技術」を身に付けるための修行をしようと思ったわけです。
そんな理由で営業を志す人は、結構多いと思います。

そして、実際に会社に就職して、営業マンとしてやっていくうちに、自分の性格も変わっていくんだろうな…なんて期待もありました。今は営業に向いてないけど、そのうち営業向きの性格になるんだろうな、と。

人見知りは直り、自然と社交的で話し好きな性格になる。それが仕事が身につくということだ、

と思ったのです。 しかし、人間の性格なんてちょっとやそっとで変わるものじゃないのです。冒頭でお話ししたように、僕は今でも人見知りですから。
ストレスだってそりゃあ溜まりましたね。でも、それは「嫌な仕事をしている」というストレスではなく、「結果が出ない」というストレス。逆の言い方をすれば、どんなに自分の性格が営業に向いてないとしても、結果さえ出すことができれば、ストレスにはならないのだろうということです。
そこで僕がやったことは…。

凡人の戦い方は「行動」を変えること

社交性があり、話し上手な「営業に向いてる人」は、自分独自の人との接し方、話し方を持っていて、それを駆使している場合が多いものです。
つまり自分の「天才性」を利用しているわけですね。
一方、営業に向いてない「凡人」はどうするべきかといえば…「既存のスキルを愚直に繰り返せばいいのです。

・「こうすればうまくいく」という、あらかじめ決められたトークスクリプトを愚直に再現する。
・「(見込客に)はがきを送るのが良い手法だ」という話を聞いたら、愚直にはがきを書き続ける。

そうやって、愚直に既存のうまくいった(と言われている)スキルを繰り返すのみ。
よくある言い方をすれば、「行動あるのみ」ということなのです。
とにかく大量に行動することだけを考える。結果はその後からついて来るものだと認識するのがコツです。
人見知りも社交性のなさも変えられない。でも、行動そのものは変えることが可能、というわけですね。

ただし、「何度も会いに行く」「ひたすら電話をする」など、何の考えもなしにただ単に行動を繰り返すだけでは、成果は見込めません。

どのような行動がふさわしいのか?

これは性格などの問題ではなく、成功している人から、あるいは本などを通じて「勉強」して知るしかありません。

そして、学んだスキルを試してみて成果が出たならば、さらに行動に弾みが付くはずです。

ですから、あえて「本当に営業に向いてない性格」を挙げるとすれば、「自分が営業でうまくいくことを喜べない、楽しめない」ということでしょうか。

逆にいえば、

営業がうまくいくことを喜べるのであれば、あとは行動を考えるだけ。向き、不向きは関係ないということです。

 

「自分は営業に向いてない」…そう思う人は、現役の営業マンにもそれはもう大勢いることでしょう。

そして、ハッキリ言ってしまいますが、そんな人が「営業に向いてる」性格になることはありません。

性格は変えられない。
でも、行動は変えられます。

〝やり方〟を学んで、実践する」。成功のためにすることは、簡単にいえばそれだけなのです。

今野洋

今野 洋

この記事を書いた人

【保険営業&ネットプロモーションコンサルタント】 -アーリーステージ、保険営業歴3年未満の方向けに、 売れ続けお客様から愛される 「無敵の保険営業」になるためのノウハウを発信- メールマガジン【週刊!無敵の保険営業】はこちらから