耳にした噂を飛び込み訪問先で話してしまい…教育関連の商材営業マンの失敗談。 | 営業マンの体験談

耳にした噂を飛び込み訪問先で話してしまい…教育関連の商材営業マンの失敗談。

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耳にした噂を飛び込み訪問先で話してしまい…教育関連の商材営業マンの失敗談。

教育関連の商材(主に中学生の向けの、高校受験の勉強のためのテキストやDVDなど)の営業を2年間していました。役職は一般職で、勤務時間は朝の9時から夜の6時が、一応定時ということになっていました。ただし実際には定時の1時間前の朝8時には出社することになっていて(一応自主的に早く来るという名目での出社です)「最近の高校受験の試験の傾向などを勉強する時間」「最近の保護者の心理を勉強する時間」などの、朝の勉強会ということで出社していました。実際は、朝9時の朝礼までに掃除をしたり、残っている事務作業をしたりすることがほとんどだったので、勉強はほとんどしていませんでしたが。休みは日曜日のみの月4回で、給与はひと月額面で20万円の固定給、ボーナスは2年間で1回のみで、年収は250万円くらいでした。

この仕事に就いたきっかけは、学生時代に学習塾でアルバイトの講師をしていた経験があり、その際に塾に出入りしていた、その塾で使用していたテキストの販売元の人からスカウトを受けたのがきっかけです。その人は、私がこの会社に就職してから1ヶ月ほどで退職してしまいました。もしかすると、早くこの会社を辞めたいがために、私を身代わりとして入社させたのかもしれません。そう思ったのですが、結構そういう逆境的な状況になるのは嫌いではなかったので、逆にやる気が出る自分がいました。

また、給与は固定給でしたが、期の売り上げがよければ、個人的に臨時ボーナスが出るということを聞いていたのでそれがモチベーションになっていました。営業スタイルは、塾や個人宅へのアポなしの飛び込み訪問がメインでした。訪問で勧誘から契約までを自分が担当し、あとのフォローはすべて会社の事務員が行うというスタイルです。主に個人宅へ訪問することが多く、そこで家の前に学生が乗っている感じの自転車が停まっているかを見て、訪問します。

ある日、とある個人宅へ飛び込みで訪問に行きました。運よくその家のお母さんが出てくれて、なんとか子供さんの勉強の話まで持っていくことができました。そこで、その子供さんが、B学習塾に通っているという話になりました。私がかつてアルバイトで勤めていた学習塾はA学習塾で、B学習塾とはライバル関係でした。私が受け持っていた生徒の中には、B学習塾から転入してきた子もおり、その生徒から、いろいろとB学習塾の良くないウワサを聞いていました。今思えば子供のいうことだったのでどこまでが本当でどこからがウソだったのかはわかりませんが、私はついその頃きいた良くないウワサのうちのひとつをそのお母さんに話してしまったのです。お母さんは、「それ本当ですか?」とビックリしていました。結局その日は塾の話だけになり、私は会社に戻りました。

後日、会社に私宛に電話がありました。それはB学習塾の塾長からで、「あんたの会社はうちの塾の悪口をいいふらすように教育しているのか!」と、怒鳴られてしまったのです。あのお母さんに自分の名刺を渡していたため、私が良くないウワサをいいふらしたということがバレてしまったのです。

B学習塾とは商材の取引はありませんでしたが、名誉毀損にあたるのではないかという指摘を受け、私にはその額は知らされることはありませんでしたが、いくらかの示談金を支払ったそうです。私は1ヶ月の減給と、来期のボーナス無しを言い渡されてしまいました。まだ大学を卒業したばかりだったので、自分の社会人としての自覚や、会社の顔であることなどの意味がまったくわかっていなかった結果だと思います。

これで学んだことは、とてもシンプルで「仕事中は、絶対に誰の悪口も言わない」ということ。特定の一般人への悪口はもちろん、芸能人とかの悪口もダメです。ある宗教家や、政治家の悪口を発してしまったばかりにお客さんを激怒させた先輩もいました。口は災いのもと。悪口を言うなら仕事終わりの飲み会などにしておきましょう。