客の立場で保険を作ったつもりだったが…保険の営業担当の体験談。 | 営業マンの体験談

客の立場で保険を作ったつもりだったが…保険の営業担当の体験談。

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客の立場で保険を作ったつもりだったが…保険の営業担当の体験談。

私は20歳になって、初めての仕事が保険のセールでした。生命保険をメインに扱うのですが、損害保険なども扱っていました。勤務時間は朝の6時から夕方5時まです。4時に会社で、その日の結果などを報告するのが決まりなので、4時には会社に戻ります。私が、保険のセールになったのは、仕事を探してる際に、遠い親戚の人から声をかけられた事がきっかけです。当時、仕事がなかった私なので保険のセールがどんな仕事をするのかは分からなかったです。人に役に立てる仕事だと思っていました。

私は、担当される地域を回るのが、一番初めのしごでした。担当者の抜けたところをがリストとして回ってきます。それに対して、担当者が私である事を挨拶する所からスタートしました。企業回りは、先輩からの引き継ぎや飛び込みなどで回りました。私としては、先輩がお世話になっている所引き継ぎしたのですが、そこからは一件も保険の売り上げを上げられませんでした。なので、お昼休憩の時間帯を狙って、飛び込みで会社に出入りの許可をもらうのが、精一杯でした。

私が保険のセールとなってからの一番の失敗は、しつこく通い過ぎたせいです。田舎という事もあり、農家が多い地域です。年払いで保険料を支払ってる方が結構いるのが事実でした。それが、保険の見直し時期だと思って、夏から通いました。私としては、保険の見直しは大切な物だと思っていたのです。それは、保険を見直して自分に合ってる保険を提案するのが、私の仕事だからと思っていたのです。それをするのが私の役目だと思っていたし、正義だと思っていました。この人が、この先何かしらあったら、こんな感じの生命保険保険が必要となってくると思い、提案書を作成しました。当然、加入した時より年齢が上がっているので保険料は高くなります。ですが、それでも万全な保険を提案するのが一番良いと思ってました。

ですが、結果は他社に比べて高いとの事で他社に保険を加入されました。私にとっては、今までしてきた事が、水の泡です。でも、保険の見直しは新しく保険の見直しをする事だけではありません。保険の見直しといっても、たくさんの方法があります。保障内容が今のライフスタイルには合わない、例えば死亡保険金が多すぎるという事です。保険のセールからしてみたら、死亡保険金によってノルマが課せられます。ですので、保険料が高くなっても死亡保険金を高く設定しがちです。その会社によってもノルマは違うと思います。ですが、その方にとっては子供達も自立して、3,000万の保障はいらなかったのです。医療保険を必要とされてました。そこに気づけなかったのが私の失敗です。その夜、泣きながら帰ってきたのを覚えています。その当時は、せっかく通ったのになんで?という気持ちでしたが、その家庭には、それなりの事情があるのです。そこまで考えた行動できなかったのが、ミスを招きました。

20歳にだった私は若くて、考え方が甘かったのだと思います。その人にぴったりの保険を提案するなんて出来ないのです。オプションを色々つけると保険料は高くなります。それでも、私は万全な保険を提案していたのです。少しも妥協する事もしなかったのです。34歳なった今になって考えると無謀な保険だと思います。その人の立場になって考えて提案してたはずの保険が、私の保険になっていたのが一番の失敗です。やはり、クライアントが求めるものは何かを知る必要がありました。その為には、保険を勧めるだけのお仕事ではダメなのです。とりあえず、安い保険に入りたい人、見直しは考えてるが聞きにくい人、色々ありますが、大切な事は保険に加入してもらう為に、その人自身と家族の事を知る必要があると思います。それと、ノルマは必ずあります。その時に、清く正しい生き方では通用しない事を知るべきです。それを知らない20歳の私が失敗したのは当然です。世間を知らなかったのです。