経済的自由、時間的自由、精神的自由…
自由を求めているうちは自由にはなれない

私は今、この原稿を平日の夕べに家でチョコレートを食べてダラけながら書いています。

週に2～3日は会議などで外出することもありますが、基本的に家で過ごすのが好きです。

お金の不安は特にないですし、時間の自由もきき、気持ちもまぁ充実しているでしょう。

割と満ち足りた生き方をしている気がします。

バランスが大事ですね。

いくら稼いでも経済的自由はない

アメックス・センチュリオン・カード（ブラックカード）を持てるくらいの月々のキャッシュフローや資産がある友人は何名もいますが、ある友人は

「月収が500万になったら、1000万円必要に思えてくる。1000万円になったら、今度は１億必要に思えてくる。だから、終わりがないわな（笑）」

と話していました。

全くそのとおりで、いくらフロー収入（インカムゲイン）があっても、不安を取り除くことはできないでしょう。

月100万円もあれば、それで充分ではないかと個人的には思うのですけどね。

ストック（資産）で一生食えるようになれば、それはそれで経済的自由を手に入れたということになるのかもしれません。

しかし、膨大な資産があるとあるで、失う不安は常に付きまとうでしょうね。

時間的自由は効率を上げるか時間を買うか

お金と違って、時間はだれにも平等です。

1歳までしか生きられない人も100歳まで生きる人もいますが、1日が24時間であることは変わりありません。

もちろん、毎日忙しく過ごす人と週に1日しか働かない人とでは時間の在り方が異なるのですが、時間の濃度は何とでもなりますよね。

例えば、座禅を組む5分とメールを打つ5分では時間感覚が違います。

座禅でもメンタルフルネスでも良いのですが、たぶん気持ちがスッキリするでしょう。（座禅もメンタルフルネスもやったことがないですが）

座禅を組んで効率が上がる人もいるでしょうし、音楽を聴くことで効率が上がる人もいるでしょう。

自分なりの効率を上げる方法を知れば、結構時間は生み出せますよね。

あとは、今は仕事の一部をアウトソーシングしたり、家事代行などのサービスもありますから、時間を買うこともできるでしょう。

セミリタイアしてみるとわかりますが、「なにもやることがない」というのも結構苦痛ですから、適度に仕事やライフワークがあった方が良いと思います。

毎日起きるまで寝ていても、身体のリズムが崩れて良いことはないですからね。

精神的自由はどこにでもある

お金の心配がなく、時間の自由がきけば、自ずと心は落ち着いてきます。

お金に余裕がなくて時間にも追われていれば、人に優しくはなかなかなれないですよね。

ただ、お金があっても時間があっても、人の文句ばかり言っている人はいるようです。

こればかりは性格もありますから、

経済的自由＋時間的自由＝精神的にも自由

という計算式は成り立たないみたいですね。

つまるところ、精神的自由は考え方次第なので、だれでもすぐに得ようと思えば得られそうです。

イライラ・ギスギスしている人とよりも、大らかな人と仕事を一緒にしたいと思う人の方が多いでしょうから、気持ちに余裕を持てば良い仕事相手との縁ができ、経済的にも潤い、時間の自由もきくようになるのかもしれませんね。

「自由を求めよう」なんて思わずに、気持ちを落ち着かせて日々生きている方が、よほど自由に近づくでしょう。やっぱりバランスが大切ですね。