「人生を変える」「今よりもうまくいく」……そのために必要なことは、「選択」と「行動」といえるでしょう。
当たり前のことのように感じるかもしれませんが、これがなかなかできない、というのが世の常。じゃあどうすればいいのか?
答えはこの本に書かれています。
こんにちは。書評ブロガー・ビジネスプロデューサーの徳本昌大です。
今日取り上げる『「人生の勝率」の高め方 成功を約束する「選択」のレッスン』の著者・土井英司氏は、世界中で翻訳された『人生がときめく片付けの魔法』シリーズ著者のコンマリ(近藤麻理恵)を世に送り出したり、『ユダヤ人大富豪の教え』等数々のベストセラーを持つ作家・本田健をいち早く紹介するなど、出版界のキーパーソンともいえる存在の辣腕プロデューサー。
私の著者仲間でも土井氏の教えを受け、ベストセラー作家になった人が何人もいます。
まず、本書のエッセンスが詰まった土井氏の一言を紹介します。
『人間は、うまくいったことの理由を個人の能力、努力、頑張りに求めがちですが、実際には、「選択した時点」で、結果の9割は決まっています(土井英司)』
成功する人と失敗する人の違いは何なのでしょうか?
多くのビジネス書で様々なメソッドが紹介されていますが、実はその方法はシンプルで、誰でも身につきます。
人生で成功する確率を高めたければ、「選択眼」を養えばよいのです。
私も「居場所」や「付き合う人」を意識し、人生を変えてきたという経験があります。
土井氏のこの考え方には非常に共感を覚えました。
12年前に酒をやめ、自分の居場所を〝飲み屋〟から〝朝活や勉強会の場〟に変え、経営者やコンサルタントと一緒にいる時間を増やすことで、私はサラリーマンをやめることができました。
あの時、断酒という「選択」をしたことで、その後の人生を面白いものにできたのです。
正しいものを「選択する力」を鍛えることで、仕事も(そして投資も)うまくいくようになります。
「選択する力」を身につけ、磨き上げることこそ、凡人が結果を出すための最良の方法。
そして、この力は、意識と行動を変えること(本書を読むこと)で、手に入れることができるのです。
今のあなたの人生は、以下の3つの選択の組み合わせによってできています。
『結果を出したいなら、「選択がすべて」です。勝つか負けるか、成果が出るか出ないかは、選択した時点で、ほぼ決まっていると言っていい。』
今後、自分の人生を変えたいなら、いますぐ選択する力を養うべきです。
「何をするか」「どこでするか」「誰とするか」「いつするか」を正しく見極め、決断することでチャンスをつかまえられるようになります。
たとえば多くの成功しているベンチャー企業の経営者も「タイミングが良かったから、成功できた」といったことを言います。
ビジネスでは〝自分の都合〟は関係ないということを覚えておきましょう。
『為替相場も、株式相場も、自分の都合とは関係ありません。上がるものは上がるし、下がるものは下がる。世の中は、あなたの状況を考慮しない。チャンスは、こちらの都合を待ってはくれない。だから、「何かが落ち着いてから」とか、「自分の準備が整ってから」と自分の都合を優先していると、チャンスを逃してしまいます』
何かをするときには、タイミングは本当に重要です。
成功したければ、すぐにアクションを起こしましょう。
自分の直感を信じ、「ピン」ときたら「GO(ゴー)」すべきです。
土井氏はこの「ピンGOの法則」で何度も成功しています。
選択する際には、タイミングを間違えないようにして、後悔を減らしましょう。
ピンときたら、「やる」と決め、決めたあとで、やり方を工夫する。
こうすることで成功確率が高まります。
「あのときやっていればよかった」と後悔するのが嫌なら、積極的にアクションを起こすべきです!
複数の広告会社でコミュニケーションデザインに従事後、企業支援のコンサルタントとして独立。特にベンチャーのマーケティング戦略に強みがあり、取締役や顧問として活躍中。インバウンド、海外進出のEwilジャパン取締役COO/Iot、システム開発のビズライトテクノロジー 取締役/みらいチャレンジ ファウンダー他ベンチャー・スタートアップの顧問先多数。
サードプレイス・ラボのアドバイザーとして勉強会を実施。ビジネス書籍の書評をブログにて毎日更新。
https://tokumoto.jp/