「ダイエットのために筋トレを始めたけれど、プロテインも飲んだほうがいいのかな?」「プロテインを買ってみたけれど、いつどのように飲めばいいのだろう?」とお困りではありませんか?
そんな方のために、プロテインの種類や飲むタイミングについてご説明します。
プロテインとはタンパク質のこと。プロテインという言葉の由来はギリシア語の「一番大切なもの」を指す「proteios(プロテイオス)」です。タンパク質は、筋肉はもちろん内臓や皮膚、髪、爪などを構成しており、タンパク質が不足すると体調を崩したり怪我をしたり肌荒れを起こしたりします。タンパク質はその語源のとおり、身体に大切な栄養素なのです。
近年の日本人男性は、栄養バランスの偏った食事によってタンパク質摂取量の減少と運動量低下によって基礎代謝量が落ちている傾向にあります。基礎代謝量を上げてエネルギーを消費しダイエットを成功させるには、タンパク質の摂取が欠かせません。そのタンパク質を効率よく補うのにおすすめなのが、粉末やドリンクなどのプロテインです。
ヨーグルトの上澄みの液体をホエイといいます。ホエイに含まれるタンパク質にはアミノ酸が多く含まれており、筋トレ後の筋肉修復に効果があるとされています。水溶性で体内への吸収効率が高いのも特徴です。
カゼインプロテインも、ホエイプロテインと同じく牛乳に含まれるタンパク質。ホエイプロテインと異なり不溶性で、身体にゆっくり吸収されていくのが特徴です。即効性はないものの、血中のアミノ酸濃度を長時間高めるというメリットがあります。
大豆由来のタンパク質をさします。カゼインプロテイン同様、身体への吸収速度はゆっくり。ソイプロテインには代謝を改善する効果があるため、ダイエットしたい人にぴったりです。健康にいいとされる大豆イソフラボンを補えるのも魅力です。
これらのプロテインを水で溶かす場合、カロリーを抑えられる・どこでも手軽に溶かせる・吸収スピードが牛乳と比べて速い、というメリットがあります。一方、プロテインを牛乳で溶かすと、カルシウムやビタミンDなど牛乳に含まれる栄養も補給できる・腹持ちがいい・牛乳そのもののカゼインによって吸収がゆるやかになる、というのがメリットです。
身体にいいプロテインですが、やみくもに飲めばいいというわけではありません。実は、種類ごとの特徴を活かした飲み方があります。
筋トレの直後は吸収効率の高いホエイプロテインを飲み、トレーニングによって傷ついた筋組織の修復や増強に必要な栄養素を補いましょう。
就寝前にプロテインを摂ることも大切です。眠っている間、体内では多くの成長ホルモンが分泌されます。成長ホルモンはタンパク質の吸収を促進するため、その前にプロテインを補っておくと筋肉量の増加につながります。このときにおすすめなのが、身体にゆっくり吸収されていくカゼインプロテインやソイプロテインです。また、目覚めた後の身体は栄養が欠乏している状態。朝もカゼインプロテインやソイプロテインを飲み、身体に必要なタンパク質を補ってください。
いかがでしたか?
プロテインを筋トレや毎日の習慣に取り入れて、効果的なダイエットを目指しましょう。
【文責:編集部】