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    効果的な富裕層へのアプローチ方法とは
  • 富裕層とつながっているからと言って、その人が富裕層なわけではない
    効果的な富裕層へのアプローチ方法とは

    2019/09/26  ビジネス野望

    「富裕層のパーティーに参加してきました! 」と、きらびやかな写真をSNSなどにアップしている人が多くいます。そして、その写真を信用して、高額な交流会などに参加してしまう人もいます。なぜ人は、見るからに怪しい人たちに騙され搾取されてしまうのでしょうか。

     

     

    SNSに多い勘違いなニセVIPたち

     

    「お金持ちのパーティーに行ってきました! 」

    「世界一のマーケッターのセミナーに参加してきました! 」

    「著名な投資家の勉強会で学んできました! 」

     

    そんな内容をフェイスブックなどのSNSに投稿している人をよく見かけます。そして、そんな人たちから友達申請がよく来ます…。

     

     “自称お金持ち”“自称マーケッター” “自称投資家”という感じの人たちですが、実態はマルチ商法やネットワーカーばかりです。すべてのマルチ商法やネットワーカーが悪だとまでは言いませんが、私の知る限り有益な情報をくれるような人は皆無ですね。

     

    お金持ちのパーティーに行ったからと言って、その人がお金持ちなわけではありません。

     

    世界一のマーケッターのセミナーに参加したからと言って、その人が世界一のマーケッターなわけではありません。

     

    著名な投資家の勉強会で学んだからと言って、その人が著名な投資家なわけではありません。

     

    富裕層や投資家、著名人と2ショット写真を撮ると、並んでいるその人も同格の人物のように錯覚するかもしれませんが、しょせんはただの記念写真です。並んでいるその人が優秀かどうかは、全く別の話ですから注意が必要ですね。

     

    富裕層やVIPはSNSなんてやらない。群れることもない

     

    本当の富裕層やVIPは、「SNSは時間泥棒」と捉える傾向が強く、アカウントすら持っていない人も多くいます。彼らは、すでに使い切れないくらいの資産を保有しており、お金よりも時間に対するウエイトの方が重い。自分の時間をどう使うか、を重要視しています。失った時間は取り戻せませんから、当然ですよね。

     

    自分の時間はもちろん大切にしますし、相手の時間を奪うようなこともしません。「時間を奪うことは、資産を奪うことと一緒」という考え方が身についています。

     

    また、富裕層が集まる風の会員制クラブなどの組織は多く存在しますが、富裕層がわざわざ勉強会などを主催するとは思えません。「富裕層になりたい人が集まっている」のであって、「富裕層が集まっているわけではない」ので注意して入会した方が良いでしょう。

     

    家や車などにこだわりを持った富裕層の方も多いですが、衣食住に無頓着で地味な暮らしをしている人もいらっしゃいます。「贅沢」の定義は人それぞれで、富裕層ほど独自の価値観を持っており、それを貫いている傾向が強いです。自分のスタイルを確立していますから、わざわざ流行を追ったり群れる必要はないですよね。

     

    SNSに写真を投稿している暇があるなら、役に立つことをしよう

     

    有効な富裕層へのアプローチ方法は、自分自身も富裕層になるか、富裕層の方々の問題を解決できる人間になるかです。

     

    SNSにパーティーの写真や富裕層・VIP・著名人との写真、高級ホテルのラウンジの写真などを載せている暇があるなら、富裕層の方々に役立つなにかをした方がよほど良いと思います。

     

    しかし注意が必要なのは、「ポジショントークをしない」「長期的視野で話をする」「わかりやすく簡潔に伝える」「わずらわしさを与えない」ことです。

     

    むやみやたらと連絡をしたりアポを入れれば、それはそれで相手の時間を奪ってしまいます。要点をシンプルに伝えるスキルも重要ですし、しっかりと情報を前さばきすることも重要です。

     

    「こんな情報があります! 」と、投資案件などの情報をシェアしてくださる人がいらっしゃいますが、なんでもかんでも情報提供するのは逆効果になることもあります。「数打ちゃ当たる」と思って情報提供している人も多いですからね。

     

    人から信用を得たいのであれば、相手の勘所を知り、相手の役に立つことです。当たり前のことなのですが、自分で売り込みたい商品やサービスがあったり、あるいは自分自身を売り込みたい場合には、案外見失いがちです。バイアスをかけず、フラットに接するのが良いでしょうね。

    【文責:編集部】

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