「社外取締役を置こうかどうしようか…」「どこまで相談して良いものか…」とお考えの社長さんも多いのではないでしょうか?
だれかに相談したいことは山ほどあると思いますが、だれに相談すれば良いのかよくわからないですよね。
今回は、そんな悩める社長さんのために社外取締役の活用方法をご紹介します。
まず大前提として、悩み事は独りで抱え込まずにぜひ相談してください。
悩んでいる時間がもったいない、と考え方を少しだけ変えてみれば、拓ける道もあります。
悩み事といっても、些細なことでも良いんです。
「新入社員が娘と同い年。どう話しかけたら良いのかわからない…」
「若いうちはガムシャラに何でもやるのが正義だと思っているけど、これってもう時代遅れなのか? 」
「飲みに誘ったら完全に嫌な顔をされた! 考えられない! どうすりゃ良いのよ…」
これらは、社員さんとジェネレーションギャップがあれば当然生じる悩み事です。
一概に世代だけで区切れませんが、価値観は時代によって変わりますからね。
価値観を押し付けると、それだけで「パワハラ」扱いされてしまうこともあるでしょう。
今は人材不足の時代ですから、せっかく入社してくれた社員さんには長く働いてほしいですよね。
良い人材に会社に定着してもらうためには、日々のマネジメントがとても大切です。
マネジメントとは、小難しい経営や組織論のことではなく、シンプルにいえばコミュニケーション、つまり日々の会話のことです。
お子さんとの関係が良好なら、息子さんや娘さんにアドバイスを求めても良いかもしれません。
社外取締役よりは、報酬も安く済むでしょうし、お子さんとの会話が弾んでより良い関係になれるかもしれませんしね。
「この人は、銀行出身の社外取締役だから資金調達や銀行交渉のことだけを」
「この人は、マーケティング会社出身の社外取締役だから営業やマーケティングのことだけを」
「この人は、人事出身の社外取締役だから人事や採用のことだけを」
という風に、その人の経歴にとらわれてしまう必要はありません。
餅は餅屋というところもあるのは事実ですが、人生経験豊富であれば、さまざまなことを経験していますよね。
社外取締役になれるような人は、大抵の場合、他の人が経験していないような独自の経験値を持っています。
大手企業出身の社外取締役もいるでしょうし、ベンチャー企業出身や元起業家の社外取締役もいるでしょう。
他にない実体験があり、他の人にはできないアドバイスができるから、高めの報酬を払う価値があるわけです。
せっかく社外取締役になってもらったのですから、枠にとらわれず何でも相談してみると、案外突破口が開けるかもしれませんよ。
『こんな社外取締役にはなっちゃダメ 報酬に見合う役割を』でご紹介したように、社外取締役のニーズは高まっているようです。
しかし、口だけ立派な社外取締役では高い報酬を払う価値はありませんよね。
自分の考え方や経験をひけらかすだけの人なら不要でしょう。
など、社外取締役選びには、その人の経験とともに人間性がとても大切になります。
社外取締役になり得る人は案外身近なところにいると思いますが、やはり気心の知れた人に頼むのが良いでしょうね。
2012年より、大手人材会社のアウトソーシングプロジェクトに参加。プロジェクトが軌道に乗ったことから2014年に独立し、その後は主にフリーランスとして活動中。
2014年、一時インドネシア・バリ島へ移住し、その前後から仮想通貨投資、不動産投資、事業投資を始める。現在は、複数の会社の顧問・経営戦略チームの一員を務めるほか、バリ島ではアパート開発と運営を行っている。
マイナビニュースでは、仮想通貨に関する記事を連載中。
https://news.mynavi.jp/series/cryptocurrency
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