「やっと解決したと思ったら、今度は別の問題が…」会社を経営していると、課題解決に終わりはありません。
「抜け出したい…」と思うこともあるかもしれませんが、自分で選んだ道ですし、やりがいや充実感もありますよね。
課題解決のためなら、社外取締役でも友人でも情報サイトでもセミナー・研修でも、なんでも活用して突破しましょう。
などなど、会社を経営していれば、課題は尽きません。
など、さまざまなコンサルタントの方がいますが、成果が上がるまでには時間がかかることも多いですよね。
私の友人に、飲食店に特化したコンサルタントがいます。
彼は、数多くある課題の中から優先順位を決め、優先順位1位の課題だけに集中します。
それが解決するまでは、他のことは一切しません。
SNSへの投稿もしませんし、営業活動もしない。
他店のコンサル依頼も断るくらいです。
それだけ熱心に一点集中しますから、成果が表れるのも早く、満足度も高いわけですね。
SNSに悩みを書けば、だれかが反応してくれるでしょう。
それがきっかけとなって解決できることもあるかもしれませんが、熱心で親身になってくれる専門家に頼んだ方が早そうです。
アリババグループの創業者で元会長のジャック・マー氏は、引退演説の中で以下のように語っています。
私たちの時代の人間は、最も幸運でしょう。波瀾万丈の改革を経験し、間もなくチャレンジやテクノロジーも出会います。
私たちは皆、2つのテクノロジーの時代を経験しています。工業時代には大きく、強いことが良しとされました。21世紀は組織であろうが個人であろうが、強く、大きくなることでなく、良い振る舞いをして、善良であることが力になります。今回の変革は人類の自分への挑戦です。
この20年、マーさんは運がいいとか、アリババはすごいとか言われることもありました。実際は違います。どの会社に比べても、アリババが犯したミスは少なくないです。ただし、ここぞというときには正しい選択をしました。この20年、アリババを左右する決定はどれも、お金とは関係のないものです。我々は、現実的な問題を解決できるかどうかに、お金を使っています。
引用元:「次のアリババが明日始まる」「別の舞台で会おう!」ジャック・マー引退演説全文(BUSINESS INSIDER JAPAN 2019.09.11)
アリババほどの大企業であっても、課題は尽きないはずです。
ですが、ジャック・マー氏はいつもポジティブなので、なんだか人を惹きつけますよね。
私は気に入ったのは、
という言葉です。
振る舞いやお金の使い方に人柄が現れますし、会社であればヒトモノカネ・時間などの経営資源をどう活かすかに経営者の人間性が現れると思います。
経営資源は限られていますから、自己満足なことに使わずに地域社会や世界に貢献することに活用した方が良いでしょう。
人のためにお金や時間を使えば、いつか還ってきますから。
例えば、私は2014年から暗号通貨(仮想通貨)を保有していますが、投資という観点で買ったわけではありません。
という、「利便性」を感じて買っただけです。
そのうち世界中で普及し、今よりもっとスケールするだろうと感じているので、普及活動の一環として『今からでも遅くない? 経験者が語る仮想通貨の現在とこれから』という連載もライフワーク的に続けています。
私の知識や経験を、少しの時間を使うことで記事にして理解が深まれば、いつかは暗号通貨(仮想通貨)の普及につながると思っています。
これらの活動も、ある意味では知識や経験、時間、労力の投資です。
話は脱線しましたが、課題解決のためのヒントはいたるところにあります。
『社外取締役をもっと頼って経営をスムーズに』でご紹介したように、社外取締役が答えを持っているかもしれません。
親しい友人がヒントをくれるかもしれませんし、本サイトのような情報サイトにもヒントはあるかもしれません。
セミナーや研修に参加することで、講座の中で答えが見つかるかもしれませんし、隣りに座った人がヒントをくれることもあるでしょう。
ようは、感度を高く持つかどうかですね。
課題解決ができるチームを編成できれば、社長さんはもっと他のことに注力できるようになるでしょう。
『課題解決にばかり目を向ける会社は成長が止まる?』の記事で書いたように、会社の在り方や方向性を決められるのは経営者だけです。
2012年より、大手人材会社のアウトソーシングプロジェクトに参加。プロジェクトが軌道に乗ったことから2014年に独立し、その後は主にフリーランスとして活動中。
2014年、一時インドネシア・バリ島へ移住し、その前後から仮想通貨投資、不動産投資、事業投資を始める。現在は、複数の会社の顧問・経営戦略チームの一員を務めるほか、バリ島ではアパート開発と運営を行っている。
マイナビニュースでは、仮想通貨に関する記事を連載中。
https://news.mynavi.jp/series/cryptocurrency
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