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  • 【セミナーレポート】社外取締役という生き方

    2019/09/11  ビジネス野望

     

     

    2019年8月30日(金)に、社外取締役に関するセミナーが開催されました。直前のシークレットな告知だったにもかかわらず、会場は満席。社外取締役という仕事や生き方への期待値が高いことがわかります。セミナーでは、「社外取締役になるには? 」「必要なスキルは? 」「平均的な報酬は? 」「どんな役割がある? 」などの疑問にお答えし、実際に社外取締役として生きていくと決断された参加者の方もいらっしゃいました。

    社外取締役になるには? そのきっかけ

     

    講師の徳本昌大氏は、社外取締役として複数の会社にかかわっています。広告代理店出身で、マーケティングに関する豊富な知識と経験が武器です。そして、書評家として毎日書評ブログを書いており(週末も欠かさず書いているのがすごい! )、出版社や編集者、著者との人脈も豊富です。

     

    膨大な知識と経験、人脈を結び付け、社長に貢献することに極めて秀でた人。というのが私の印象です。「ただの元アル中で、怪しいおじさん」とご本人は言いますが、10年以上も毎日ブログを書ける人はなかなかいませんよね。

     

    徳本さんの書評ブログはこちらからどうぞ。

    徳本昌大の書評ブログ!毎日90秒でワクワクな人生をつくる

     

    そんな徳本さんですが、社外取締役になったきっかけは、コーチングを受けていた新堀進さん(エグゼクティブコーチ)や、社外取締役になって退職した広告代理店時代の先輩の存在だったそうです。

     

    エグゼクティブコーチの新堀進さんは、ソニー勤務時代にアップル社の故・スティーブ・ジョブズ氏や、まだ従業員が20名ほどだった頃のマイクロソフト社のビル・ゲイツ氏にも会いに行った人です。5年半のソニーアメリカ勤務の後は、ロータス・ジャパン常務、ナイキ・ジャパン常務など外資系企業の役員などを経て、エグゼクティブ・コーチング&コンサルティングをビジネスとする株式会社プロシードワンを2005年に設立しています。世界最大のプロコーチング・コミュニティである、国際コーチ連盟日本支部(ICFジャパン)の日本代表にも選出され、認定プロコーチとしてグローバル企業の企業再建や経営などにも携わっています。

     

    すでに社外取締役として活躍されていた新堀さん、そして、自分と似た経歴を持ち、社外取締役になって退職した広告代理店の先輩。そんな身近な先人の姿をみて「これが自分のこれからの生き方だ」と確信したといいます。

     

    社外取締役になると決意した後、徳本さんは取引先の社長に「今度、広告代理店を辞めるんです。これからは、社外取締役として社長の悩みを解決する仕事をする」と雑談的に話をします。すると、「…じゃあ、うちの社外取締役になってよ」とのオファーを受けました。

    その時点で、もう営業活動は終了ですね。身近な先人たちと決断、そして身近な人たちへの宣言が今の徳本さんを創っているのかもしれません。

     

    東証上場をきっかけに加速

     

    2018年5月には、社外取締役としてかかわってきた企業が東証のTOKYO PRO Market(東京プロマーケット)に上場を果たします。TOKYO PRO Marketについては、IPOとIRとは 上場して後継者不足を解決し成長戦略を描くの記事をご覧ください。

     

    すると、「うちの上場も手伝ってほしい」「社外取締役になってほしい」とビジネスが加速し始めたそうです。実績ができると、信用が増していきますからね。

     

    徳本さんは、自分のミッションを

     

    上場に向けた支援と中小企業の経営改革
    IPOとM&Aにビジネスシフト

     

    と決め、社外取締役としての支援を一層強化していきます。IPOとM&Aは、極めて相性が良い選択と集中ですね。

     

     

    失敗体験も社外取締役には重要

     

    アル中だったことを除けば順風満帆にみえる徳本さんですが、実はドバイで起業して失敗した経験もあります。「よし! 倒産するぞ! 」と思って起業する人はいませんし、ましてや遠い海外で起業したのですから、綿密な調査や準備をしたはずです。それでも、失敗するときは失敗してしまいます。

     

    しかし、「失敗経験も、社外取締役には大切な経験」だと語ります。成功経験しかない人(なんて滅多にいませんが)は、会社のブレーキ役になることができないでしょう。経営にはアクセルとブレーキが必要ですが、社外取締役にはブレーキ役も求められます。そんなとき、失敗経験が活きてきますよね。私も、事業や投資で失敗を経験していますし、採用や人材育成でも多くの失敗を経験しました。それが今に活きていると思います。

     

    徳本さんは、ドバイでの失敗からM&Aとネットワークによって新しい働き方のヒントを得たそうです。そして結果的には、インバウンドや海外進出支援の会社を設立、社外取締役、アドバイザリーとして活躍しています。

     

    必要なスキルは課題発見力と課題解決力

     

    • 専門性
    • 課題発見力
    • 課題解決力
    • アイデア
    • ネットワーク

     

    徳本さんは、社外取締役に必要なスキルはこれらであるといいます。「社外取締役になんてなれない」と感じる人も多いかもしれませんが、社外取締役業は経営の経験がある経営者の方に最適な仕事だと思います。経営者の気持ちをだれよりもわかるからです。

     

    経営者の副業・複業として、あるいはリタイア後の生き方として社外取締役になるという道もあるでしょう。経営者以外の方でも、コンサルタントやコーチ、フリーランサー・個人事業主の方、営業職の方、士業の方など、なにか秀でた専門性があれば社外取締役になれる可能性は高いのではないでしょうか。マインドセットを変え、自分にもできると信じることも大切ですよね。

     

    「社長の課題を解決することが、社外取締役の仕事であり役割」

    「社長の質問に答える知識と体験、アイデアが重要」

    「知識と経験、そして人脈で、会社の業績を高めるパートナーが社外取締役」

    「それらをつなぐコミュニケーション力が成功のカギ」

     

    これらの徳本さんの言葉に、多くのヒントが隠されていると思います。次回の社外取締役セミナーの開催も計画していますので、ぜひご期待ください。

    この記事を書いた人の情報
    nakajima
    中島 宏明(なかじま ひろあき)

    2012年より、大手人材会社のアウトソーシングプロジェクトに参加。プロジェクトが軌道に乗ったことから2014年に独立し、その後は主にフリーランスとして活動中。

    2014年、一時インドネシア・バリ島へ移住し、その前後から仮想通貨投資、不動産投資、事業投資を始める。現在は、複数の会社の顧問・経営戦略チームの一員を務めるほか、バリ島ではアパート開発と運営を行っている。

    マイナビニュースでは、仮想通貨に関する記事を連載中。
    https://news.mynavi.jp/series/cryptocurrency


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