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    愛されるコンサルタント
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    愛されるコンサルタント

    2019/08/08  ビジネス野望

    「コンサルタント」を名乗る人は、世の中にたくさん存在します。資格が必要なものもあれば、そうでないものも。結局は、相手に愛される存在になれなければ、その仕事を継続することは難しいでしょう。どうせなら、末永い関係を築きたいですよね。

     

     

    コンサルタントの種類や平均年収は?

     

    コンサルタントと一言に言っても、実に幅広い領域があります。

    「経営」「経営戦略」「人事・採用」「財務」「海外進出」「M&A」「事業承継」「相続」「投資」「コスト削減」などなど、挙げればキリがありません。

     

    多くのコンサルタントは、自身の経験や専門知識を活かせる領域のコンサルティングをしています。

    実績がある人でないと、会社や経営者の方もコンサルティングを依頼しないですよね。

     

    では、コンサルタントの仕事に就いている人の平均年収はどれくらいなのでしょうか。

    2018年のグローバルウェイさんの調べによりますと、

     

    1位 アクセンチュア 平均年収850万円

    2位 デトロイトトーマツコンサルティング 平均年収844万円

    3位 プライスウォーターハウスクーパース 平均年収807万円

    4位 野村総合研究所 平均年収804万円

    5位 日本アイ・ビー・エム 平均年収753万円

     

    引用:https://www.itmedia.co.jp/business/articles/1810/23/news098.html

     

    とあります。

    思ったより高くないですね。

     

    もちろん、これは雇われているサラリーマンコンサルタントの平均年収ですので、独立している方はもっと高い方もいらっしゃるでしょう。

    一人で2000~3000万円、なかには5000万円くらいの方も私の周りにはいらっしゃいます。

    少し夢がある数字になってきましたね。

     

    コンサルタント・専門家を名乗る「提案型営業」たち

     

    稼ぐことのできているコンサルタントの多くは、お客さんから愛されています

    必要とされなければ、高いコンサルティング費用なんて払ってもらえませんよね。

    人を騙し、搾取しているような人もなかにはいるかもしれませんが、そんな対応をしていたら信頼関係は長続きしないでしょう。

     

    コンサルティングを依頼するときに注意しないといけないのは、その人が本当にコンサルタントなのか提案型営業なのかという点です。

     

    ここでは、コンサルタントの定義を「経営者や会社の未来に寄り添える人」とします。

    一方、提案型営業とは、「さまざまなことを提案して、自分のメリット(収入)になる方に誘導しようとする人」のことです。

     

    「節税」「海外進出」「コスト削減」「ブランディング」「M&A」など、コンサルタントの方はたくさんのことを提案してくるでしょう。

    しかし、本当に会社のためを思って提案してくれているのか、自分に都合の良いポジショントークをしているのかを見極める必要があります。

     

    「アパートを建てて節税しましょう」

    「売上を伸ばすために海外進出しましょう」

    「ブランディングのために本を出しましょう」

    「M&Aでシナジーを狙いましょう」

     

    いずれも必要なことなのかもしれませんが、そのタイミングが今なのか、本当にやらなければいけないことなのかを判断するのは、多くの場合、経営者自身です。

    少なくとも、メリットばかりでデメリットやリスクの説明をしない人は、あまり信用しない方が賢明だと思います。

    リスクに対する対策まで考えてくれる人であれば、まだ信用できそうですね。

     

    自分がコンサルタントになる場合は、上記のようなことに注意して、信用貯金を貯めていくのが良いと思います。

     

    上から目線のコンサルタントは嫌われて当然

     

    コンサルタントや専門家、士業の多くは「先生」と普段から呼ばれることがあるでしょう。

    私の父もコンサルタントで専門家で士業だったのですが、先生と呼ばれることは多いと言っていました。

    また、「普段から先生先生と呼ばれるから、大したことをしていないのに自分が優秀だと勘違いする人も多い」とも話していました。

    なんとなくわかる気がします。

     

    先生と呼ばれると、どうしても上下関係のような形になってしまいます。

    しかし、本来的に仕事に上下関係というものはないですし、対等な関係ですよね。

     

    それを勘違いして、上から目線で提案したりすれば、当然ですが相手に嫌われてしまいます。

    「俺の言うことを聞け」と言われて、気分の良い人はいないでしょう。

    それよりも、本音や本心を引き出し、まだ知らない領域の話を具体的にしてくれる人の方が、側にいてほしいと思われるのではないでしょうか。

     

    資格不要でも人の役に立ち、稼げる仕事はある

     

    国家資格などを持ってコンサルティングの仕事をしている人もいらっしゃいますが、資格を取れば人の役に立ち稼げるようになれるというわけでもありません。

    とりあえず資格だけ取ったけど、特に活用できていないという人も多いですよね。

    「資格を持っていないけど、実務レベルが極めて高い」という人もなかにはいらっしゃいます。

     

    特に、中小企業に特化したM&Aコンサルタント(アドバイザー)などのような、近年になって存在感が増してきた領域では、資格がなくても活躍している人はたくさんいます。

    実際に活躍してる人は、自分自身の得意分野や強みを知り、それを実践している人です。

    知識量と収入は、必ずしも比例しませんから、行動を起こすことがなによりも大切ですね。

    口先ばかりの人は信用されませんし、捨てられることのない、愛される存在になりたいですからね。

     

    この記事を書いた人の情報
    nakajima
    中島 宏明(なかじま ひろあき)

    2012年より、大手人材会社のアウトソーシングプロジェクトに参加。プロジェクトが軌道に乗ったことから2014年に独立し、その後は主にフリーランスとして活動中。

    2014年、一時インドネシア・バリ島へ移住し、その前後から仮想通貨投資、不動産投資、事業投資を始める。現在は、複数の会社の顧問・経営戦略チームの一員を務めるほか、バリ島ではアパート開発と運営を行っている。

    マイナビニュースでは、仮想通貨に関する記事を連載中。
    https://news.mynavi.jp/series/cryptocurrency


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