「特別思い当たる節もないのに、なぜか最近利益が落ち込み気味…」
「いつも契約してくれていたクライアントから突然契約解除された…」
「モチベーションが下がった社員が増えてきた気がする…」
会社を経営しているとそんな時もありますよね。
それ、もしかしたら風水で快方に向かうかもしれません。
「風水はもう、常識」。そう考えている経営者も多いといいます。最近では、経営者のための風水セミナーなども多く開催されています。今回はそんな「風水」にスポットを当て、簡単に取り入れられる風水術をご紹介したいと思います。
風水とは、地形や方位をみながら気の流れを読み、運を呼び込むというもの。
日本では以前、恋愛運アップや金運アップなどのエンターテイメント性のある風水、つまりテレビや雑誌などのメディアにウケる風水が流行してしまいました。そのため、日本では風水に対する誤解が多く、風水を迷信や遊びと捉える風潮がありますが、風水は数千年の歴史と研究がなされている伝統あるものなのです。風水が企業経営に密接に関わっているケースも数多くあります。
例えば、世界に広がるシャングリラホテルグループや香港上海銀行(HSBC)などは、風水を取り入れた設計として有名です。また、日本人にも利用者が多いコーヒーチェーン、スターバックスも風水を取り入れた居心地の良い店舗が多く建てられているようです。
このように風水を利用して事業展開し成功している企業がある事からも、風水は私たちの生きる現代においても、ビジネスシーンやライフスタイルに活かせるノウハウがたくさんつまっていると言えるでしょう。
大切な商談において、どのように席を配置いたらうまくいくのでしょうか。座席の配置に関して、風水では「背壁面門(はいへきめんもん)」という基本原則があります。
これは、自分の背を壁にして顔を門の方に向け、相手の顔は壁に向け、背中を門の方に向けさせるという法則です。背壁面門は、皇帝の玉座のある空間を想像するとわかりやすいです。玉座の背中側には、厚く高い背もたれのある椅子と壁があり、前面は開けた空間になっており、部屋の入り口である門が見えるようになっています。この配置が背壁面門の理想的な配置となります。背壁面門を応用して、商談時の座席を配置していけばいいわけです。
商談時に使える背壁面門のポイントは、背もたれがある椅子に座ること。そして席の後ろには通路や他の座席がなく、壁や大きなオブジェなどで背中がサポートされていること。さらに自分の前方には開けた空間や通路があることが重要になります。
これらのポイントを確実におさえることで、商談が開始される前から圧倒的なアドバンテージを得ることができるでしょう。カフェやホテルのラウンジで商談を行う場合や、座席に背もたれがない場合もほんの少しの工夫で背壁面門を実行できます。空間の入り口、つまりはドアが自分の背中側にこない席に座ればいいのです。商談相手は背中側に入り口があるように座ることになり、相手の背中側で人が出入りすることになります。
小さなことかもしれませんが、この背壁面門の法則を意識するだけで、不思議なほど商談は自分に有利に進めることができると言われています。この背壁面門の法則、商談時はもちろん、「オフィスのデスク」「書斎の机」「食卓」まであらゆるシーンで応用可能です。背壁面門はシンプルで活用しやすい法則です。TPOに応じてその場をコントロールしやすくする事を心掛けると良いと思います。例えばいざという大事な会議の局面、失敗できない。そんなとき、出来る限り有利な展開に持ち込むためにも、自分の座る位置を気にしてみてはいかがでしょうか。
手軽に実践できて一番おススメなのは、オフィス内に植物を置くことです。観葉植物などの生きた植物は、風水の観点からみると「生気」を象徴するものであり、オフィスに置くことで手軽に運気アップが望めます。オフィスではパソコンや書類がどうしても多くなり、生気が足らず運気が滞りがちになります。そこで生気を放つ観葉植物を置くことで、運気のバランスが整い、仕事運アップにもつながります。当然、社員たちのモチベーションアップにつながることは言うまでもありません。
観葉植物をオフィスに置くことで、運気アップとともに、仕事のパフォーマンス向上にも効果が見込めるでしょう。観葉植物を置くのが難しい場合は、緑色のアイテムで代用しても良いでしょう。しかし、フェイクグリーンや造花は生気を発さず、手入れが滞ってホコリを溜め込んだりする場合もあり、逆に運気を下げかねないので注意が必要です。
また、デスク上が整理整頓されていることはもちろんのこと、書類は立てて整理してある方が運気が通りやすくなり、成果を自分に引き寄せることができるでしょう。書類を寝かせたまま積み上げてしまうと、下にある不要書類のせいで運気が濁ってしまいますので、早めの不要書類の処分が重要です。
そして、電話は風水で人間関係やチャンスを象徴する「木」の気を持つアイテムです。電話を、人間関係をあらわす東南の方角に置くと、会話が円滑に進むようになり、良い知らせがたくさん舞い込むようになるとされます。
最後は、意外とどこのオフィスも風水的に見ると配慮に欠けていると思われる最も多い例です。
それは「オフィスのデスク素材」について。デスクには、スチール製、木製などがありますが、風水の観点では、木製が良いとされています。その理由は、木は「成長」を意味することからです。しかし、職場のデスクはコストの面からスチール製が多いですよね。
しかし安心してください。もしあなたのオフィスのデスクがスチール製でも、デスク環境を整え、仕事運を上げることは出来ます。デスク配置を工夫してみましょう。デスク配置の理想は、「東側や東向き」です。「東」の意味は“創造”や“発展”を意味しているからです。
風水は、無理してその風水術通りにしなくても良いとされています。何事も少しで良いので工夫し、補うことができます。これは、「会社経営と似ているな」と感じます。そうした創意工夫が運を上げていくという考えが風水の特徴です。
いかがだったでしょうか。いずれも些細なことかもしれませんが、少し風水を気にかけるだけで、すっきりとした明るいオフィスとなり、仕事のパフォーマンス向上につながるという経営者の意見が多いのは事実。手軽に始められるものから、ビジネスに風水を取り入れてみてはいかがでしょうか。
【文責:編集部】