オフィスにほぼ必ず置いてある飲み物といえば何といってもコーヒーでしょう。
そんなコーヒーがいま、さまざまな進化を見せています。
あなたもコーヒーの新しい魅力を探ってみてはいかがでしょう。
インスタントコーヒーに比べて、ちゃんと淹れたコーヒーはやはり香りもよく、格段に美味しいものです。
しかし、コーヒは抽出に時間がかかったり、豆以外にも揃える道具がたくさんあります。
抽出方法によってはある程度の技術や知識が必要となります。
そこで、美味しく簡単にコーヒーを飲める選択肢として、「コーヒーバッグ」というものが新しく誕生しました。
コーヒーバッグとは、よく見るドリップバッグコーヒーではなく、紅茶のティーバックのように淹れるコーヒーのことです。
淹れ方は簡単。
コーヒーバッグをカップに入れて、ケトルのお湯を注ぎ、3~4分抽出して出来上がり。
中でも、イギリスのコーヒーバッグは、「結局コーヒーはちゃんと淹れないと美味しくない」という概念を覆すほど、コーヒーの香りを損なわず美味しいコーヒーを淹れることができます。
そもそもイギリスのティーバックは、いつでも、誰でも、おいしい紅茶を味わえるようにと長い歴史で進化した芸術品とも呼べるものです。
イギリスの紅茶にこだわる文化が、高品質なコーヒーバッグをも生み出したのです。
インスタントコーヒーに比べてコーヒーバッグでは、コーヒー豆の香りや味わいがしっかりと濃く抽出することができます。
しかも雑味やエグ味がないので香り高く、コーヒー豆のほのかな甘みも感じることができます。
このように飲みやすいのは、新鮮で上質なコーヒーの証です。
コーヒーバッグでは、ブラックコーヒーの深い味わいが簡単に楽しめてしまう
のです。ティーバッグのように、コーヒーバッグが私たちの日常になる日も近いでしょう。
レモンコーヒーという、新しいコーヒーの楽しみ方はご存知ですか。
作り方は簡単で、コーヒーにただレモンスライスを入れるだけです。
スライスレモンに紅茶は美味しいですが、レモンとコーヒーなんて合うのだろうかと疑問に思われることでしょう。
レモンとコーヒーは日本では見かけない組み合わせですが、イタリアやロシアではメジャーに飲まれているようで、頭痛やダイエットにいいなどの健康効果もあると言われています。
味はレモンティーに似ており、コーヒー本来の味の存在感は薄まりますが、爽やかな飲み口です。
一部コンビニなどでも売っているのですが、その感想は賛否両論…というよりは少し否の意見の方が目立つ気がします。
ここでおススメしたいのは、“実際に自分で作ってみること”。
販売されているものとは全く違った味わいに驚くことでしょう。
レモンティー好きな人や、コーヒーの苦味が苦手な人、口に合わないコーヒーを買ってしまった人などに、レモンコーヒーというアレンジはおすすめです。
コーヒー豆は、ジャスミンの香りのする木になる、サクランボのように赤く小さい実の種子から出来ています。
あまり知られていませんが、種の周りにある果肉や皮は、これまであまり市場に出回ることはありませんでした。
その果肉や皮を乾燥させると、「カスカラコーヒーティー」という甘酸っぱく、フルーティなお茶ができるのです。
カスカラコーヒーティーはティーと名が付くだけあって、液体の色も透き通るような色をしており、紅茶のようにお湯で浸出させて飲みます。
コーヒーと比べカスカラコーヒーティーは、カフェインの含有量がとても少ないので、カフェインが気になる人でもおすすめできます。
抗酸化作用が高いとされるポリフェノールが豊富でもあり、健康的な飲み物といえるでしょう。
コーヒー豆の皮は抗酸化作物質が豊富に含まれており、化粧品の材料としても使われ、アンチエイジング効果が期待されるとされています。
また、コロンビアのコーヒー生産地、アンティオキア初の認証有機コーヒー農園である「カフェ・ココンド」で行われている、コーヒーの生産過程で無駄にしないような新しい取り組みも話題です。
コーヒーを抽出した後のかすを蜂蜜と混ぜると、肌の角質を落とすために使えることを発見し、このユニークなフェーシャルトリートメントを直接体験できるツアーを行っているそうです。
コロンビアに旅行に行く機会がある際には、立ち寄ってみてはいかがでしょうか。
その深い味わいはもちろん、香りが良く気分を落ち着かせてくれたり、眠気防止などの目的でも飲まれるコーヒーですが、実はコーヒー豆は飲料水としての利用に留まらず、様々な利用法があるんですね。
馴染みのあるコーヒー、せっかくなので実際に試してみて色々な顔を見てみるのも面白いと思いますよ。
【文責:編集部】