江ノ島は、都心からも近いので、家族や恋人連れで一年中にぎわう観光地です。関東在住の方は、行かれた方も多いでしょう。実は江ノ島は強力なパワースポットであることをご存じでしたか?
今回の記事では、江ノ島が強力なパワースポットである理由、厳選したパワースポットとご利益にフォーカスし、大人の江ノ島ツアーをご紹介したいと思います。
江島神社は、厳島神社(宮島)、竹生島(滋賀)と並ぶ日本三大弁財天のひとつです。美しい三女神がそれぞれ島の3カ所に祀られています。
実は、古くから龍神信仰が残っているパワースポットでもあります。江ノ島全体が龍の巣だと言う人もいます。
今回は、経営者向けにアレンジした大人の江ノ島ツアーを紹介したいと思います。
まず時間帯ですが、午前中がオススメです。理由は、午後になると人が多いからです。
多くの人は、江ノ島神社の手前の参道を上がり観光します。しかし、大人の江ノ島ツアーでは「べんてん丸」という船に乗ります。いきなり最強のパワースポットの「岩屋洞窟」に向かいます。
ざっくり言うと、
岩屋洞窟でパワーチャージ ⇒龍宮(わだつみのみや)と奥津宮の参拝 ⇒ランチ休憩 ⇒中津宮と辺津宮の参拝 ⇒奉安殿で裸弁財天に会う ⇒お守りを購入 ⇒商売繁盛の福石を見る ⇒江ノ島を出る
という流れです。
それでは、もう少し個々のパワースポットについて紹介していきましょう。
まずは、最強のパワースポットで江島神社発祥の地「岩屋洞窟」。江ノ島に行っても、意外と行かない人も多いのですが、非常にもったいないです。
岩屋には「天女と五頭龍」という伝説が伝わっています。すこし長くなりますが、江ノ島がパワースポットである理由がわかるので、紹介させていただきます。
昔、子供をいけにえに取り人々を苦しめていた五頭龍がいました。ある時、海の上に雲が出て天地が揺れた後、天女が現れました。その雲が晴れると一つの島が出てきました。これが現在の江ノ島になったと言われています。
天女の美しさに魅せられた五頭龍は、結婚を申し込みました。しかし、天女は「悪行がやむまでは受けられない」と断りました。その後、五頭龍は心を改めて、めでたく結婚できたそうです。
このエピソードから、江ノ島には龍神信仰が生まれています。さらに、縁結びにご利益があると言われる理由ですね。
岩屋は、552年に欽明天皇が神様を勧請した江島神社発祥の地です。奈良時代には役小角、平安時代には空海が岩屋を訪れました。源頼朝が岩屋で戦勝祈願し、見事勝利して鎌倉幕府を開きました。ものすごいご利益ですね(笑)
岩屋には第一岩屋と第二岩屋があります。ろうそくを持って、洞窟に入っていきます。臨場感たっぷりですね。
第一岩屋の奥は富士山の鳴沢氷穴とつながっていると言われています。実際に、看板にもそう書いてあります。ちなみに、鳴沢氷穴にも同じ伝説が残っているそうです。いつか、江ノ島で水着を着ている人が富士山で発見されました! というニュースが流れてほしいです(笑)
岩屋からすこし歩いて、奥津宮の近くに龍宮大神を祀った龍宮にもお参りしましょう。洞窟の上に龍の頭がついています。ちょうど岩屋の真上に位置するようです。
むかし、源頼朝の妻、北条政子が子孫繁栄を祈願するために岩屋を参拝したそうです。龍宮は、子宝・安産にご利益があると言われています。
龍宮からすこし岩屋の方に歩いて戻ると、海を見ながらランチのできる食堂があります。大勢なら「魚見亭」、少人数で絶景重視なら「見晴亭」がおすすめです。
地元の食材や地ビールが楽しめます。おすすめは、しらすを肴にして、絶景の海を見ながら江ノ島ビールでカンパイ。昼間からビールを飲んじゃいましょう(笑)
お刺身やさざえも良いでしょう。家族や仲間と最高の思い出になり、リフレッシュになること間違いなしです。
ランチで満足した後は、しばらく歩いて、中津宮を参拝します。またさらに歩き、辺津宮の左側にある奉安殿(有料200円)にぜひ立ち寄ってみましょう。
有料のため、多くの人が素通りしています。じつに勿体ない!! 実はこの奉安殿は、芸能人やアーティストがお忍びでやってくるパワースポットです。
奉安殿の中にある芸能と音楽にご利益のある裸弁財天は必見です。芸能関係の方からは信仰が厚く、著名なアーティストがお忍びで参拝に来るそうです。江戸時代には、江ノ島への旅が流行していたそうですが、男の人はこの裸弁財天を見に来ていたとか(笑)
勝負にご利益のある八臂(はっぴ)弁財天で、ビジネスの成功を祈願しましょう。江戸時代には勝運守護の神様として、武家から庶民にいたるまで強い信仰を集めていたようです。つい最近の平成31年3月に国重要文化財に指定されました。
辺津宮から階段を下りる途中に「福石」があります。気づきにくい位置にあるので、素通りしてしまう人が多いのですが、隠れたパワースポットです。
福石は、盲目の鍼灸師、杉山検校(けんぎょう)ゆかりの石です。江戸時代の人で、杉山検校が鍼の技術向上を祈願するため江ノ島にこもり21日間断食していました。祈願最終日の21日目にこの石につまづいて気絶しました。その時に弁財天が現れてヒントをもらい、「管針術」という技法をあみだし、最高位の関東総検校に出世しました。特に鍼灸師の方に信仰が厚いようです。
ビジネスマンからも、大出世をとげた杉山検校にあやかり、商売繁盛にご利益のあるパワースポットとして信仰されているようです。ぜひ、帰りに立ち寄って商売繁盛を祈願してくださいね。
最後に、オススメのお土産をご紹介します。江ノ島は干物などの海産物も豊富ですが、江島神社のお土産を二つご紹介します。
一つ目は、「本水晶 幸福守り」です。金龍と銀龍がありますが、気に入った方を買われても、欲張りの方は両方買うのもおすすめです。
二つ目は、辺津宮の社務所で買える「清めの御塩」です。江ノ島の海で作った御塩だそうです。食材として使うと美味しいですし、盛り塩やお風呂に入れても浄化作用があると思います。
他にも江島神社のお守りは、デザイン性が高く、バリエーションも豊富なので、気に入ったお守りを買われるのが良いと思います。
いかがだったでしょうか?
大人の江ノ島ツアーを楽しんで頂けたら幸いです。数々のご利益を紹介させていただきましたが、江ノ島は関東でも有数のパワースポットです。帰りがけに新しい仕事の依頼などが入るかもしれません。
何より、天気の良い日に海風を感じながら、ゆっくりと過ごすだけでも、リフレッシュすること間違いなしです。
合同会社オリオン・ヒルズ代表
不動産賃貸業、貿易事業に従事。
本年夏に夫婦で沖縄移住予定。
「世界で見つけたビジネスモデル」
http://orionhills.com/