沖縄が今アツイ。2017年には初めてハワイの観光客数を抜きました。
沖縄は939万人、ハワイは938万人と僅差ではありますが、初の快挙を成し遂げました。
1972年の本土復帰時の観光客数は、ハワイの5分の1だったので、長年ハワイを目標に努力した結果と言えるでしょう。
近年の伸び率は、ハワイは4-5%に対して沖縄は10%近くが続いているので、今後はさらにハワイとの差が開くと予想できます。
また、ロスチャイルド家やトム・クルーズなどの世界の大富豪たちも実はお忍びで沖縄に遊びに来ているそうです。
沖縄は今や世界から人の集まるリゾート地になっています!
目次
沖縄旅をぜひおすすめしたい人……それは、がんばっている経営者の方々です!
「事業はうまく回っているが、毎日夜遅くまで激務をこなしている」
「社員や取引先との人間関係のトラブルで精神的疲労がたまってきた…」
「現在の事業がいつまで続くのか不安。将来性のある新しい事業アイデアが必要だ」
そんなプロフェッショナルな社長や個人事業主にとって、青い海、あたたかい地元の人、おいしい料理で出迎えてくれるのが、沖縄なのです。
「都会から離れてゆっくり時間を過ごせて、またやろうという活力が沸いてきた」
「青い海をぼーっと見ているだけで、人間関係のトラブルがちっぽけな事に思えた」
「沖縄の聖地に訪れたら事業アイデアが浮かんできた」
など、癒されて前向きになれたりするのが沖縄の魅力です。
まさに経営者にとっては南国の楽園と言っても過言ではありません。
「大人の沖縄旅」とはどんな旅でしょうか?
人の集まる観光地をあえて避けてみて、知る人ぞ知る秘密スポットを静かに訪れる。
一箇所でゆったりとした時間を一人や家族や仲間と過ごす。
予定を詰め込み、忙しく動き回る旅はしない。
地元の人との会話を楽しみながら、文化と考え方の違いを知る。
このように、一般的なパッケージツアーとはまさに対極にあるのが、大人の沖縄旅と言えるでしょう。
そして、大人の沖縄旅には、さまざまな嬉しい効能があります。
それでは、どのような効能があるかを一つひとつ一緒に見ていきましょう。
沖縄には独特な時間が流れています。
ゆったりとした「うちなー(沖縄)タイム」です。
たとえば、こんなエピソードがあります。
沖縄の友人たちと夜7時から飲み会の約束をして、約束の夜7時に会場に行ったら誰もいない。「みんなどうしたのかな?」と思って待っていたら、全員そろったのは夜8時、なんてことも良くあります(笑)
東京で飲み会に1時間も遅刻したら、相手は怒り出す事もありますが、沖縄の人はまったく気にしていません。最近は、以前より時間が守られるようになっているそうですが。
基本的に沖縄の人はおおらかでのんびりしています。沖縄の人の包容力に触れることで、都会で知らず知らずに当たり前だと思っていたストレスに気づけたりします。
たとえば「時間を守るのが当然だ」と思っていたら、遅刻しないようにとストレスがたまり、自分や相手に対して厳しくなってきます。
「うちなータイム」に触れることで、普段感じているストレスから解放され、心が休まり人として自然な状態に戻るのです。
沖縄の海は本当に青い。
たとえば、沖縄本島からフェリーで行ける慶良間(けらま)諸島は、「慶良間ブルー」と呼ばれ、人気のダイビングスポットです。
慶良間諸島だけじゃなく、本島でも本当に透き通る青い海です。青い海と白い砂浜のコントラストが綺麗です。初めて見たときは「ここは日本なのか?」と驚きました。湘南の海も良いのですが、沖縄の海は明らかに別物だと感じてしまいます。
白い砂浜から透き通った青い海を眺めているだけで、心が浄化されます。
沖縄版ビーチサンダル「島ぞうり」を履いて、足だけ海に浸かる。それだけでも、本当に気持ちが良いのです。
責任あるあなたが、子供に戻る。日頃から感じている重圧から解放されて、心身ともにリフレッシュできることでしょう。
沖縄はステーキやファーストフードのアメリカンフードのイメージもありますが、意外にも薬膳料理など健康的な料理も盛んです。沖縄は抗酸化作用の高い薬草の宝庫でもあります。
うるま市にある「日本料理 樹(いつき)」は、普通の民家で懐石料理が食べられる大人の隠れ家的なお店です。全国から取り寄せた食材と沖縄高級魚ミーバイや沖縄県産和牛や紅芋などの地元の食材を楽しめます。沖縄で日本庭園を眺めながら、ゆったりと過ごす時間も思い出に残ることでしょう。
名護市にある「我部祖河(がぶそが)食堂本店」は、ソーキそばの発祥の店です。ソーキ(豚のあばら肉)と軟骨を秘伝の甘タレでじっくり煮込んだソーキそばは絶品。北部に行く際は、ぜひご賞味ください。
金武(きん)町にある古民家カフェ「がらまんじゃく」は、お店の庭の薬草を使った薬膳料理や琉球王朝の宮廷料理などが楽しめます。とくに地元の名産の「ターム(田芋)」は、弾力が強く、生命力が高まるのを感じます。
実はまだまだ沢山ありますが、すべては紹介しきれません。
沖縄に行った際は、ぜひスローフードを食べてみてください。健康的な食事をすることで、日常的に身体にためこんだ毒素がデトックスされたと感じるでしょう。
沖縄の方言に「いちゃりばちょーでー」という言葉があります。
一度出会えばみな兄弟、という意味です。
古来から異国の人を受け入れてきた歴史に由来します。
琉球王朝もアジアの国々を受け入れ、交易で栄えました。
沖縄の人はこのようなDNAを受け継いでおり、初めて会った旅行客に対しても、自然体でホスピタリティを持って接してくれます。
「ゆいまーる」という言葉もあります。
「ゆい(結)」は共同・協働、「まーる(回る)」は順番という意味です。
お互いに畑仕事を手伝って、ひとつの畑をみんなで協力して順番に終わらせる。沖縄の人の経験に由来する相互扶助の精神です。
かつて本土の農村にもあったそうです。しかし、今では個人主義が浸透して、ほとんど無くなってしまった気がします。寂しい限りです。沖縄を見習いたいですね。
「模合(もあい)」という保険のような仕組みもあります。
たとえば、親しい仲間10人で毎月集まって1人5千円を出して(飲み代は別)、順番に5万円を受け取っていきます。あるいは、そのお金を貯金してみんなで旅行に行くための資金にしたりします。
模合のある日は、何があっても絶対参加です。たとえ、会社の仕事が終わらなくても「模合で帰ります」と言えば帰らせてくれるらしいです(笑)。
かつては個人事業主の資金調達の手段として活用されていたそうですが、現在は仲間と月1回親睦を深められる飲み会という意味合いが強いです。
旅行中も、お互いに助けあって人のつながりを大事にしてきた沖縄の人の温かさに触れることでしょう。「いちゃりばちょーでー」「ゆいまーる」「模合」について、沖縄の人に聞いてみてください。きっと、人のつながりを大事にするエピソードを聞けることでしょう。
「これからはアジアの時代」と世界中で言われています。
これは、中国やASEAN諸国の勢いを見る限り、疑いの余地がないでしょう。
その東アジアの中心に位置するのが沖縄です。
沖縄本島を中心に世界地図を見ていくと、半径2000kmの円の中に中国13億人、ASEAN6億人、日本1.3億人の合計20億人の巨大マーケットの中心に存在することがわかります。
現在、アジアからのLCCもどんどん増えて、観光客も集まっています。
ANAが積極的に取り組んでいる「ANAハブ」という国際物流ハブ事業で、国際貨物の取扱量も劇的に増えています。
今後、ヨーロッパのゲートウェイであるシンガポールのように、沖縄がアジアのゲートウェイになる日も近いと言えるでしょう。
沖縄に遊びに行ったついでに、偶然新しいビジネスチャンスが見つかった、なんてこともあるかもれません。那覇の国際通りを歩きながら、「なぜこんなに観光客が集まっているのか?」を考えるのも面白いと思います。
大人の沖縄旅、いかがだったでしょうか?
沖縄の魅力と効能を感じてもらえましたでしょうか?
「来月沖縄に遊びに行きたくなった」「沖縄の知らない魅力を知ることができた」と思ってもらえたら、嬉しいです。
合同会社オリオン・ヒルズ代表
不動産賃貸業、貿易事業に従事。
本年夏に夫婦で沖縄移住予定。
「世界で見つけたビジネスモデル」
http://orionhills.com/