いつまでもスマートでいたいオトナにとって、ヘルシーなナッツ類は酒のお供や間食にぴったり。でも、なぜナッツ類が健康にいいのか知っていますか?
今回は、知っているようであまり知らない(?)「ナッツ類を摂るといい理由」についてご紹介いたします。
ナッツ類が健康にいい理由のひとつとして、不飽和脂肪酸を含んでいることがあげられます。不飽和脂肪酸は魚や植物に含まれており、ラードやバターなどの飽和脂肪酸とは異なり常温でも固まらずサラサラとしているのが特徴。不飽和脂肪酸にはさまざまな種類があり、タイプによっては血中コレステロール値を下げたり、悪玉コレステロール濃度を下げたりする働きを持つといわれています。生活習慣病が気になる人は、この不飽和脂肪酸を積極的に摂るのがいいでしょう。
また、ナッツ類に含まれている食物繊維は、腸の調子を整えたり血糖値の上昇を抑えたりするのに役立ちます。さらに、ビタミンやミネラルも補うことができます。
そう、まさにナッツ類は若々しい健康を保つ、いわば「スーパーフード」なのです。
ナッツの種類ごとに含まれる栄養素について、もう少し詳しくご紹介していきましょう。
アーモンドには、不飽和脂肪酸の一種であり悪玉コレステロールを減らす働きを持つオレイン酸が含まれています。また、身体の酸化を防ぐビタミンEに加え、マグネシウムや亜鉛などのミネラル、食物繊維なども含んでいます。
くるみに含まれる不飽和脂肪酸は、オメガ3(n-3系)脂肪酸に分類されるα-リノレン酸。α-リノレン酸は、EPA(エイコサペンタエン酸)やDHA(ドコサヘキサエン酸)をつくる材料になるだけでなく、血流を整える効果があります。ポリフェノールを豊富に含んでいるのも特徴です。
ミネラルを豊富に含むカシューナッツ。特に、新陳代謝や免疫力の維持に役立つ亜鉛を補うことができます。疲労回復に役立つビタミンB1も含まれています。
栄養価が高く、特にカリウムを豊富に含むのが特徴。カリウムには、水分を体外に排出してむくみを防いだり、血圧を下げたりする効果があるといわれています。
ナッツ類はすぐれた栄養素を含むものの、カロリーもたっぷり含む食品であることもお忘れなく。ナッツ類を一度にたくさん食べてしまうと、その分カロリーをたくさん摂ってしまうことになります。脂質も多く含むため、消化不良を起こして胃が痛くなる可能性もあります。ドカ食いは控え「口さみしいときやお酒のお供に、少しずつつまむ」くらいがいいでしょう。また、ナッツ類をつまんでいるうちに塩分を摂りすぎてしまうおそれもあります。ナッツ類を選ぶときは無塩タイプを選ぶことをおすすめします。油で揚げているものではなく、素焼き(ロースト)してあるものを選ぶとなおいいでしょう。ナッツ本来の美味しさを味わうことができます。
いかがでしたか?
いつまでもスマートでいたいオトナの味方・ナッツ類を上手に摂って、健康をキープしましょう。
【文責:編集部】