メルマガ登録
  • ストスマ
  • >
  • マネー
  • >
  • 新型コロナショックで大荒れの相場…「有形資産投資と無形資産投資」あなたを豊かにする投資はどっち?
  • 新型コロナショックで大荒れの相場…「有形資産投資と無形資産投資」あなたを豊かにする投資はどっち?

    2020/03/10  マネー

    株式投資、FX投資、外貨定期預金、マンション投資、テナントビル投資、コインランドリー投資、ランドバンキング、海外不動産投資、仮想通貨(暗号通貨)投資、M&A、フランチャイズ投資、自己投資…数多ある投資の中で、自分を豊かにしてくれる投資方法とは一体なんなのでしょうか?

     

    有形資産を増やすことに躍起になった旧時代

    有形資産とは、その言葉のとおり形ある資産のことです。例えば、土地や建物、設備などです。

     

    会計においては、「有形固定資産」として

    ・建物

    ・建物附属設備

    ・構築物

    ・船舶

    ・航空機

    ・車両運搬具

    ・工具

    ・器具備品

    ・機械装置

     

    などが該当します。

     

    本稿でいう有形資産は、会計における有形固定資産よりも広い意味で、株の証券や外貨、日本円の現金や預金、仮想通貨(暗号通貨)なども含みます。

     

    かつては、これらの有形資産を増やすこと=豊かになることでした。良いところに住み、いつかはマイホームを買う。良い車に乗る。良いものを食べる。良い服を着る。海外旅行に行く。趣味の良い趣味を愉しむ。貯金を殖やす。株などの金融資産を殖やす。不動産資産を増やす…などの、ステレオタイプな豊かさですね。

     

    ベトナムやインドネシア、フィリピンなどの新興国は、まだ高度経済成長期にありますので、有形資産を増やすことを追求するのもわかりますが、令和時代の日本人はそれで満足できるでしょうか?

     

    「若い社員は、給与を上げても嬉しそうじゃない」

    「ボーナスを支給しても、若者のモチベーションが上がらない」

     

    という経営者の方もいらっしゃいます。

     

    令和時代の若者…といっても、その一部だけなのかもしれませんが、お金の優先順位は徐々に下がっていると感じます。

     

    無形資産の時代が到来

    では、令和時代には有形資産よりもどんな資産が重要になるのでしょうか?

     

    本稿を書いている3月10日現在、新型コロナショックの影響で、株式市場も為替市場もビットコイン市場も大荒れです。ホテルや旅館業では廃業したところも出てきていますし、民泊に投資していた人もかなりの影響を受けているでしょう。

     

    ですが、どんな時代にも状況を見極めて利益を出し続けられる人はいます。

     

    私も、8年前に投資を検討し始めた頃に今の新型コロナショックのような状況になっていたら「投資なんて終わってる」と思っていたかもしれません。しかし今なら、「相場が下がったら買い時」と思えます。

     

    8年前と今では、経験値や相場観は向上しています。また、投資を通じて国内外に友人が増えていますので、情報やノウハウは質量ともに充実しているわけです。

     

    これらは、有形資産ではなく無形資産です。総資産額のように、数字で表せるものではありません。

     

    『無形資産が経済を支配する: 資本のない資本主義の正体(ジョナサン・ハスケル+スティアン・ウェストレイク 著 東洋経済新報社)』という本のなかでも、無形資産の重要性について論じられています。

     

    ビル・ゲイツ氏がこの本に寄せた推薦文には、

     

    「世界経済最大のトレンド『無形資産』を理解したければ、本書を読むべきだ」

     

    とあります。興味がある人は、ぜひ読んでみてください。

     

    無形資産の一例には、

     

    ・スターバックスの店舗マニュアル

    ・アップルのデザインとソフトウェア

    ・コカ・コーラの製法とブランド

    ・マイクロソフトの研究開発と研修

    ・グーグルのアルゴリズム

    ・ウーバーの運転手ネットワーク

     

    などがあるそうです。

     

    無形資産を重視することは、世界経済のトレンドに沿ったことだと思います。

     

    企業では、特許や著作権、商標権、企業文化、企業理念、技術、ノウハウ、経営管理プロセス、業務フローなどの無形資産が重視されてきています。

     

    個人であれば、家族や友人、人間関係、知識、スキル、健康、愛情、幸福感などが無形資産と言えるでしょう。

     

    こちらを充実させる方が、豊かさに直結する気がしますね。そう考えると、有形資産に強くこだわるお金至上主義やGDP至上主義は時代遅れなのかもしれません。

     

    お金を追いかけているうちはお金は寄ってこない

    「ニューヨークやシリコンバレーでは、ランチに数千円はかかる。シンガポールやタイも価格が上がっている。それに比べて日本はデフレで…」

     

    というのは、私の周囲でよくされる会話です。

     

    日本の物価が相対的に安くなっているのは事実ですし、このままでは今は新興国と呼ばれている国が経済成長して先進国になり、日本が新興国(衰退途上国?)になるのではなかろうかと感じることもあります。

     

    ですが、海外の一部の経済力の差と日本経済の衰退を憂いていても何にもなりませんよね。前述のお金至上主義やGDP至上主義のような、時代遅れで古臭い見方だと思います。

     

    お金という単一の尺度で、人や国、企業に序列をつけて、その結果に一喜一憂しても価値がありません。むしろダサい。

     

    日本はすでに成長社会を脱し、ポストモダン、成熟社会にシフトしています。時代が違うのに、高度成長時代の尺度で測っても意味がないと思うのです。

     

    今の時代は、功徳を積んで評価資産という無形資産を充実させた方が、結果的に良質な時間やモノを手にしやすいと感じています。

     

    では、どうすれば功徳を積めるのか?

     

    その答えはシンプルで、目の前の人やことを大切にし、真摯に誠実に対応することです。

     

    日本人は本来的にこの精神を持っており、その精神は道徳という言葉で表せるでしょう。

     

    新型コロナショックで世の中は大変な状況ですが、無責任な正義感でフェイクニュースを拡散したり人や企業を叩いたり、つまらない投資話の勧誘をしていないで、真摯に目の前の仕事に集中した方が良いですね。

     

    この記事を書いた人の情報
    nakajima
    中島 宏明(なかじま ひろあき)

    2012年より、大手人材会社のアウトソーシングプロジェクトに参加。プロジェクトが軌道に乗ったことから2014年に独立し、その後は主にフリーランスとして活動中。

    2014年、一時インドネシア・バリ島へ移住し、その前後から仮想通貨投資、不動産投資、事業投資を始める。現在は、複数の会社の顧問・経営戦略チームの一員を務めるほか、バリ島ではアパート開発と運営を行っている。

    マイナビニュースでは、仮想通貨に関する記事を連載中。
    https://news.mynavi.jp/series/cryptocurrency


    いつまでも錆びない経営者、チャレンジする経営者のための新情報、お役立ち情報が満載のメールマガジン!

    メルマガ登録はこちら

    INTRODUCTION

    紹介
    頑張る経営者のためのお役立ちメディア
    ストリートスマートメディア運営
    株式会社しごとのプロ出版
    〒108-0074 東京都港区高輪3-25-22
    About
    Copyright ©2019 ストリートスマート by しごとのプロ出版 All Rights Reserved.