会議というものは、基本的にたくさんの人が参加します。人それぞれ、様々な性格がありますので、それぞれの個性も発揮する場です。例えば、絶え間なくどんどんアイデアを出す人、意見の批判やデメリットの指摘ばかりする人、それどころか屁理屈をこねる人、さらには無関係な長話ばかりする人や早く締めようとしている人など、良いも悪いも含めてたくさんの言葉が飛び交うかと思います。
かいつまんで発言する大切さ
もし、そのようなことが想定される会議や、たくさんの人、癖の強い人が参加する会議があるなら、「かいつまんで」発言してもらうようにするのがおすすめです。例えば、感情的になって議論が進まない人や、屁理屈をこねている人などは、自分自身では気づいていないことが多く、そのようにたしなめてみることで、意外にも冷静に考えてもらえることがあります。場合によっては、どうにかして足を引っ張ってうやむやにしたい、先延ばしにしたいと考えている人も参加しているかもしれません。
そこで、いくつかの要素に限定して、かいつまんで発言させてみてください。そのいくつかの要素とは「何について」「そうすることで(その対策をすることで)」「誰に」「どのようなメリットがあるのか」です。
会議を始める前が重要!
議題がさまざまあるように、会議が開かれる理由や内容によっては、このルールを徹底することは難しいですが、会議を始める前に、ルールとしてしっかりと提示してみましょう。最初こそ、意識する必要があるため難しいですが、これがルールとして定着すれば、皆の発言はより的確で、的を射たものになるはずです。一人一人の発言がとても意味のある、貴重なアイデアになります。無駄な議論に足を引っ張られて、なかなか先に進まなかった議題などがあるなら、是非試してみてください。
また、たとえ自分が運営、企画している会議ではなく参加する側だとしても、自分だけでもこのルールにのっとって発言するのがおすすめです。とても分かりやすく、建設的な意見になりやすいので、とてもおすすめです。意見が採用されて結果につながるかはともかく、とても論理的に話せるため、会議に役立つビジネスパーソンになれるはずです。
ブレーンストーミングのルールのように、会議が始まる前にきちんと共有して、また会議中でもそれとなく教えてあげると、とても建設的な議論になります。継続して、徹底的に「かいつまんだ発言」を求めることで、今までよりも一層洗練されていきます。