これをお読みのあなた、歯の健康に気を配っていますか?
喫煙や飲酒などの生活習慣、ストレスや体調などによって、口臭や虫歯、歯周病などの口のトラブルが発生することがあります。それだけでなく、ビジネスにも影響を及ぼしてしまうこともあるかもしれません。
今回は、今こそ考えたい「歯の健康」についてお伝えします。
「ランチを食べたらコーヒーを飲み、その後すぐにミーティングに参加」「歯磨きをするのは、朝出かける前と夜寝る前だけ。やり方は自己流」という男性は結構多いのではないでしょうか。「歯医者が嫌で、歯が痛くならないかぎりほとんど行かない」という人もいると思います。そのようにオーラルケアを雑に行っているうちに、次第に口臭がキツくなったり、歯が黄ばんできたり……なんていうことも。
その点欧米では、オーラルケアに関する意識が日本と比べて圧倒的に高いといいます。予防のために歯科医院に通いセルフケアの方法を身に付けるという国もあれば、日本のような健康保険制度がなく虫歯ができても治療に保険が適用されないためケアに力を入れている国もあるそうです。アメリカでは、美しく並んだ白い歯はステータスの証。「口もとに清潔感がある=仕事がデキる人」、逆に「歯が黄ばんでいて口もとが不潔な人=仕事がデキない人」という傾向があるのだとか。
オーラルケアへの意識の低さがビジネスの機会損失になってしまわないように、日頃のケアで歯の健康を守り清潔感のある口もとに整える必要があるのです。
まずは日ごろの丁寧なオーラルケアで、虫歯や歯周病を防ぐことが大切です。歯ブラシによるブラッシングだけでなく、デンタルフロスを使って歯と歯の間の汚れをしっかり除去してください。
歯と歯茎の間にある「歯周ポケット」に歯垢(プラーク)が入り込み、細菌の温床となってしまうことで起こり始める歯周病。症状が悪化すると、歯茎だけでなく歯を支える骨の部分にもダメージを与え、歯が抜けてしまう原因となってしまいます。セルフケアで満足せず、定期的に歯科検診を受けて歯周ポケットのチェックや歯垢の除去などをしてもらうことも重要です。
また、口臭の原因には、歯周病のほかに舌表面にこびりついた舌苔(ぜったい)と呼ばれる白い汚れも挙げられます。舌専用のブラシを使って丁寧に舌苔を落としたり、マウスウォッシュで舌の汚れもスッキリ洗い流したりするのがおすすめです。
前述のようにオーラルケアへの意識が高いアメリカでは、歯のホワイトニングに対する意識が高く、美容院に行くくらいの気軽な感覚でホワイトニング治療に通う人が多いそうです。日本でももしかしたら、歯のホワイトニングにはげむビジネスマンが少しずつ増えてきているかもしれません。
ホワイトニングには、歯科医院に通って専用の薬剤を塗布してもらい、光を照射して歯を白くする「オフィスホワイトニング」、マウスピースを使って自分で薬剤を塗布しなじませる「ホームホワイトニング」、その両方をおこなう「デュアルホワイトニング」の三種類があります。即効性や持続性、続けやすさを考慮して、自分に合うホワイトニング法を選んでみるといいでしょう。
ストスマなリーダーも「歯が命」。
清潔感のある口もとに整えることは、口腔衛生を維持するだけでなく、ビジネスシーンでの印象アップにもつながります。美しく爽やかな口もとで、健康と好印象をキープしましょう。
【文責:編集部】