東大大学院・経済学部の柳川範之教授は、遠回りをして今の地位にたどり着きました。
彼はシンガポールとブラジルで子供時代を送ることで、独自の価値観を身につけます。
高校には行かなかったり、通信制の大学で学ぶことで自らの勉強のスタイルを確立します。
そして、伊藤元重教授の授業を聴講し、教授に質問することでチャンスをつかみます。
なんと独学だけで東大大学院にもぐりこんでしまうのです。
その柳川氏の体験をまとめた「独学という道もある」が、面白かったので、今日は本書を紹介したいと思います。
柳川氏は経済や社会の仕組みが変化する中で、終身雇用制が機能不全を起こしているといいます。
「今の日本社会では、一度就職した会社や職業から離れることはまだまだ容易ではありません。そのため、そこでうまくいかないとかなり閉塞感や挫折感を味わってしまう場合も少なくないと思います。けれども、そういう人にとっても、道はそこで終わってしまっているわけでは決してないと思うのです」
多くの人はプロフェッショナルであるにも関わらず、他の業界の人と交流しないために、自分の強みに気づけていません。
かく言う私も広告会社の世界にどっぷり浸っている時には、自分の価値がわからず、パーソナルブランディングができずにいました。
しかし、読書会を通じて、世界を広げる中で自分の力に気づけました。
他の業界の人に自分のスキルを伝えたら、多くの人が価値を感じてくれ、ついには目標だった著者になれ、出版ができたのです。
私は周りの人と一緒に学ぶうちに、多くの人から自分の強みを教えてもらえました。
柳川氏は自分の可能性を信じるべきだと次のように述べています。
「多くの人が考えている以上に、どんな年齢になっても、将来の選択肢はたくさんあるのです。大切なことは、将来の道は閉ざされてしまったと悲観しないことだと思います。普通に考えている以外にも、実は道はたくさんあるのだとしっかり認識することで、見えてくるものがさまざまあるように思います」
会社という狭い世界から広い世界に出ることで、私の働き方が変わりました。
また、プロのコーチを雇い、自分のマインドセットを変えました。
4年間のコーチングによって、傾聴力と質問力を鍛えることができました。
読書や勉強会への参加など自分への投資を怠らなかったこと、人脈を広げたこと、コーチングを学んだことで私の可能性が広がったのです。
そして、50歳の時に過去の自分を捨てて、新たな自分の可能性にかけてみようと思ったのです。
ベンチャーの支援をしているうちに、広告会社を辞め、ベンチャーの中に入ってサポートするのもよいと考え、私は独立することを決めました。
社外取締役になると周りの人に宣言することで、数社の社長からオファーをもらい、サラリーマンを辞めることができたのです。
5年前から、社外取締役やアドバイザリーボードに加わることで、経営者の壁打ちをすることが自分の天職だと思えるようになりました。
どんな年齢になっても選択肢はあります。自分の強み(プロフェッショナルな専門分野)とコーチングスキルを掛け合わせることで、私のような社外役員型コーチという職業を選択する人も増えています。
自分のスキルを磨き、人脈を広げ、相手の悩みを傾聴力と質問力のコーチングスキルを身につけることで、あなたの未来を変えられます。
今後、中小企業の課題は広範になり、社長一人では解決できなくなります。
スポーツ選手のように経営者にもプロのコーチが必要だと言われています。
今後、社外役員型コーチが新しい働き方のトレンドになりそうです。
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柳川範之著 筑摩書房
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複数の広告会社でコミュニケーションデザインに従事後、企業支援のコンサルタントとして独立。特にベンチャーのマーケティング戦略に強みがあり、取締役や顧問として活躍中。インバウンド、海外進出のEwilジャパン取締役COO/Iot、システム開発のビズライトテクノロジー 取締役/みらいチャレンジ ファウンダー他ベンチャー・スタートアップの顧問先多数。
サードプレイス・ラボのアドバイザーとして勉強会を実施。ビジネス書籍の書評をブログにて毎日更新。
https://tokumoto.jp/