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  • 紙とペンがやっぱり最強の生産性向上ツール? 
    「最近、テキパキと仕事ができない」と感じた人へ
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    2019/07/09  マネジメント

    「メールやメッセージアプリの返信で一日がほとんど終わっちゃった」「あれ? 今なにしてたっけ…」「スマホの通知に反応したら、なにをしようと思っていたか忘れた…」というような経験をしたことのある人は多いと思います。むしろ、1週間のほとんどがそう。という人もいるかもしれませんね。私もそんな日があります。ほんと、虚しくなりますよね。

     

    仕事の生産性を下げているのは、電話、メール、メッセージアプリ、SNS…

    「テクノロジーがジャマをする」というフレーズが気に入っています。なにかの歌詞だったか、なにか本や雑誌で見たのかは忘れてしまったのですが。

     

    私の解釈では、この「テクノロジーはジャマをする」には2つの意味があります。1つは、生産性や効率を上げるためにテクノロジーがあるのに、かえって生産性や効率が下がることもある、という意味。もう1つは、幸せになるためにテクノロジーが発展しているのに、かえって幸福のジャマをする、という意味です。

     

    口伝や音楽・民謡、壁画・絵画などで情報を伝達していた時代から、印刷技術の発明、通信技術の発明、インターネットの発明と時代は移り変わり、便利なツールはたしかに増えました。

    しかし一方で、私たちの自由な時間はますます少なくなっているように感じます。手紙を書いて相手に届くまで数日かかっていた時間が、今ならメールやメッセージアプリで一瞬です。

    これほどまでに効率化されているのに、多くの人が毎日せわしなく働いています。なんだかおかしいですよね。

     

     

    電話やメール、メッセージアプリなどで、だれでもどこでも簡単にコミュニケーションを取れるようになりました。ですが、気軽にやり取りができるようになるのもある意味では困りものです。

    いつでも着信や通知が表示されるので、集中力が途絶えてしまいます。それと、いつでもだれかに質問できるので、自分で考えられない人が増えているような気がします。

    また、すぐに返信が来ないと気がすまないとか、待てない人も増えましたよね。待てない人や余裕がない人が増えて、人間関係はますますギスギスしているのかもしれません。

     

    文字での伝達は、それを書く人のライティングスキルや表現力によっては本意や本心が正しく伝わらないケースも多くあります。それで誤解を生んで信頼関係が崩れてしまうこともあるでしょう。それでせっかくの縁が途切れてしまうのは、極めてもったいないことです。

    便利なツールがあってもそれを賢く使い分けないと、最高の効果は得られないですね。

     

    考える時間と手を動かす時間を分けた方が生産性は上がる?

    私は、なにか仕事をするとき、考える時間と手を動かす時間を分けるようにしています。考えながら作業ができれば理想的なのですが、そこまで賢く脳みそができていないからです。

    思考で使う脳と作業で使う脳は、全く別の働きをしているように感じます。

    また、マルチタスクができればこれも理想的なのですが、やはりそうもいきません。前述のように、なにか作業をしているときにメッセージが届くと、必ず集中力が途切れます。

    また元の作業に戻ろうとすると、脳が疲れ、それをくり返すうちにへとへとになる。そんな毎日を送っている人も多いのではないでしょうか。

     

    集中したいときは、いっそのことスマホを遠くに置いた方が良いですね。

    スマホを持たないという選択肢もありますが、これだけ普及しているとなかなか難しいですし、しょせんはただの便利なツールなので、執拗に嫌う必要もないでしょう。ときどき捨てたくなりますけどね。

    PCの場合、余計なアプリケーションは「×」ボタンで閉じておけば、それなりに集中できます。通知をすべてオフにしておけば、なお良いでしょう。

     

    自分が集中できる環境を見つけたり、集中できるツールを探すのは、価値のあることだと思います。

     

    生産性向上と脳力向上! さらに幸福度も向上! 紙とペンへの原点回帰

    私の場合、考える時間の集中力が途切れると、疲労感と徒労感を覚えます。ですので、なるべくPC上では考えません。思考のためのツールとしては、アナログですが紙とペンがやはりしっくりきます。

    「手には脳がある」という画家の言葉がありますが、“手が考える”感覚を覚えることがあります。アスリートでいうゾーンのような感覚かもしれません。

     

    その感覚は、PCやスマホではほとんど感じられません。紙やペン、画材などのアナログなツールならではの味わいという気がします。

    この感覚や味わいが、幸福に案外影響します。幸せはなるものではなく、身近な日常から見出すものだからです。

     

    減点主義社会に慣れた私たち日本人は、ミスを極端に嫌いますから、抹消できるデジタルの方が向いているのかもしれません。最近は消せるペンもありますが、紙やペンの手書きですと、グリグリ塗りつぶしても痕跡が残ります。

    その痕跡のなかに、案外アイディアのヒントが隠されていたりしますから、ボツ案や失敗もそのまま残しておくのもアリですよね。

     

    アナログとデジタル、どちらも自分に合う方法で使いこなし、生産性や脳力、幸福度を自ら上げていくのが、ストリートスマートな仕事術なのかもしれません。

     

    この記事を書いた人の情報
    nakajima
    中島 宏明(なかじま ひろあき)

    2012年より、大手人材会社のアウトソーシングプロジェクトに参加。プロジェクトが軌道に乗ったことから2014年に独立し、その後は主にフリーランスとして活動中。

    2014年、一時インドネシア・バリ島へ移住し、その前後から仮想通貨投資、不動産投資、事業投資を始める。現在は、複数の会社の顧問・経営戦略チームの一員を務めるほか、バリ島ではアパート開発と運営を行っている。

    マイナビニュースでは、仮想通貨に関する記事を連載中。
    https://news.mynavi.jp/series/cryptocurrency


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