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  • テレワークでも鬱にならずに最高のパフォーマンスを発揮するためにやるべきたった一つのこと
  • テレワークでも鬱にならずに最高のパフォーマンスを発揮するためにやるべきたった一つのこと

    2020/07/15  マネジメント

     

    日本ではほとんど普及してこなかったテレワークが一気に拡がっています。出勤にかかる時間がなくなり、楽に仕事ができる。リラックスした環境で生産性も上がる。様々な効能がうたわれていますが、その一方で、自分を律することができず、生活のリズムが崩れたり、コミュニケーションがうまく取れず、悩みを抱え込んだりといった問題も浮き彫りになっています。身体的には確実に楽になるはずのテレワークでなぜ、精神的につらくなるのか?マインドの観点から考えてみましょう。

     

     

    テレワークが辛い

     

    満員電車での通勤も必要なく、時間にも余裕があって体の負担は確実に減ってるのに、テレワークが辛い…

    コロナ禍で緊急的に始まったテレワークが、緊急事態宣言の解除以降も、継続的に実施されているケースは多く、このまま「ニューノーマル」として定着していくことが予想されます。

    これまでにくらべて通勤時間が減少し、自宅内の落ち着いた環境で取り組めるために、身体的な負担は少なくなっている。

    にもかかわらず、“テレワークが辛い”と感じる人が増えているといいます。

    その原因は心理的な問題特に深刻なのが「さぼっていると思われる恐怖」。

     

    チャットやWeb会議を通してしか何をしているかが相手に見えないテレワーク。

    その環境の中で、上司が自分を「さぼっている」と感じているのではないかという恐怖から、会社に言われるでもなく、自分でノルマを高くして苦しんでしまうのです。

    相手がどのように思っているかの情報もテレワークでは掴みにくいため、「クビになるのでは」などと悪い方に思考が向いてしまい、ストレスがどんどん高まっていく。

    結果として「テレワーク鬱」になってしまうという人が増えているのです。

     

    小手先ではなく本質的な解決策が大切

     

    では、そんなテレワーク鬱を防ぐためにどんなことをすればいいのか?

    企業の評価制度を変える、社内のコミュニケーション体制を充実する。

    そういった対策も有効だとは思いますが、それらは対処療法の域を出ません。

    マインドの仕組みから考えれば、もっと根本的な対応策があるのです。

    それは、私たち一人一人が「自分の人生のゴール」を設定することです。

     

    私たちが精神的な健康を守るために最も大切なことは、「自分自身がやりたいことをやる」ことです。

    人に強制されるのではなく、自分自身の人生の操縦桿を自分で握り、目標に向かっている時、私たちは強いメンタリティと強烈なモチベーションを持ち、最大のパフォーマンスを発揮することができます。

    逆にあなたがそのようなゴールを設定せず、人に言われたままに生きている人生を生きていると、パフォーマンスもモチベーションも上がらず、自己保身のために周りの評価ばかり気になるようになってしまいます。

    私たちはやりたくないことに対しては無意識にそこから逃げる方法を探します。

    テレワークという強制力の働きにくい環境の中で、自分でモチベーションをつくって仕事を進めなければならない時に、自分の中で仕事に対して主体的に取り組めるようなマインドがつくれていなければ、常に過度なストレスや恐怖を感じながら仕事をしなければならない状態に陥ってしまうのです。

     

    なぜ仕事をするのかを明確にする

     

    強いストレスや恐怖を感じながらの「やらねばならないこと」ばかりの人生ではなく、あなた自身が自分で、「望む」「選ぶ」「好きだと思える」人生を歩むことが何より大切です。

    あなたが自分の人生のすべての責任を自分で受け入れた時、はじめてあなたの本当のパフォーマンスが引き出されるのです。

    そのためにはまず、あなたにとって仕事とは何かを明確にしましょう。

    「お金のため」

    「生活のため」

    それ以上の何かをそこに見出せるでしょうか。

    仕事自体にあなたがそれ以外のやりがいや喜びを感じられるのか。

    もしくは、将来自分が本当にやりたいことを実現するために、今の仕事を通して知識や技術、経験またはそれらを手に入れるための資金を得るでもいいでしょう。

    あなたが自分自身の人生のために仕事に取り組むべき理由が明確になれば、あなたにとっての仕事への向き合い方が変わります。

    人の目を気にして誰かの評価におびえながらではなく、あなたが自分の得たいものを手に入れるために自らの責任で仕事に取り組めるようになるのです。

     

    それこそが、テレワーク鬱になる心配など全く不要な本質的な解決策なのです。

     

    この記事を書いた人の情報
    奈良有樹
    奈良 有樹

    パフォーマンス・エンハンスメント・
    コーチング認定コーチ
    2happiness代表
    町田コーチングスクール主宰
    プロコーチチーム「レ・アーリ」代表
    コーポレートコーチングチーム
    「FUTICE COACHING」 代表


    社会福祉法人の経理、経営管理として部門別採算制度の導入を主導し、数値の見える化、部門ごとの目標設定サポートなどを通して、1年で赤字2,000万円の事業所を6,000万円の黒字に変える。
    また、社会福祉法人における会計士監査制度導入への対応など、財務、経営管理の分野で豊富な実務経験を持つ。

    他方、コーチとしても就労困難な方の一般就労や社会不安障害の方の社会復帰を実現するなど、過去ではなく未来にフォーカスするコーチングで多くの方の夢の実現をサポートしている。
    コーポレートコーチングの社内での実践経験も豊富で企業研修や、コーチングセミナー、コーチ向けの勉強会など様々な場所で講師としても活躍している。

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