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  • コーチングスキルを活かしたマネジメントで
    人が辞めない会社づくりを
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    2019/08/16  マネジメント

    CXO(Cクラス)人材のなかでも特に必要とされるCHRO&CHOとは』の記事でご紹介したように、企業にとって「幸せになる会社づくり」「人が定着する会社づくり」は、重要度がとても増しています。そのときに活かせるのが、コーチングスキル。コーチングとは一体何なのでしょうか?

     

     

    コーチングとは

     

    「コーチ (Coach)」という言葉の語源は、馬車だといいます。最初にこの言葉が登場したのは、 1500 年代のことです。案外歴史がありますね。

     

    馬車の役割は、「人や物を目的地まで送り届ける」ことです。コーチングという言葉は、そこから派生して「目標の達成をサポートする」という意味で使われるようになりました。

     

    時代は流れ、1950 年代に入ると、ハーバード大学助教授だったマイルズ・ メイス氏が『The Growth and Development of Executives(エグゼクティブの成長と発展)』という著書で、「マネジメントにはコーチングが重要なスキルである」という言葉を残しています。

     

    1980 年代以後は、コーチングに関する本が数多く出版されるようになりました。

     

    コーチングの定義はさまざまですが、

     

    • 相手の視点を増やすこと
    • 相手に“気づき”をもたらすこと
    • 相手の選択肢を増やすこと
    • 目標の達成のために背中を押すこと

    などが主な役割といえるでしょう。

     

    自分自身との戦いであり、勝ち負けがハッキリつく勝負事の世界に日々生きているアスリートにとって、コーチは不可欠な存在になっています。有名なアスリートの「コーチが替わった」というだけでもニュースで取り上げられるほどです。身近な存在であるコーチが与える影響は、とても大きなものですよね。

     

    コンサルティングやティーチング、カウンセリングとの違いは?

     

    コーチングに近い言葉としては、コンサルティングやティーチング、カウンセリングなどがあります。

     

    コンサルティングの役割は、「問題解決」「課題解決」です。具体的な解決策を提示し、その実行や達成をサポートするのが主な役割といえるでしょう。

     

    ティーチングの役割は、「教えること」「知識の提供」です。詰込み型教育のような、かつての教育システムがこれですね。

     

    カウンセリングの役割は、「マイナスをゼロに戻すこと」です。医療の世界に馴染みのある言葉かもしれません。

     

    コーチングの役割は、「目標の達成をサポートする」ことですから、これらとは似て非なるものです。人は常に変化し続ける生き物ですので、コーチングには終わりがないといえるかもしれませんね。

     

    コーチング型マネジメントが、いま求められるスキル

     

    マネジメントのなかでも、特に社員や部下へのマネジメントといえば、「ティーチング型マネジメント」が主流でした。旧時代の教育システムをそのままマネジメントに当てはめたような形ですね。

     

    ティーチング型の教育しか受けてきていない世代の方が上司になれば、ティーチング型マネジメントが主流になるのは当然のことです。急に「コーチング型マネジメントをしなさい」といわれても、自分がそう育ってきていないのですから、理解しようにも理解できませんよね。

     

    しかし、働き方改革が叫ばれる昨今では、「部下のモチベーションを上げ、労働時間を削減しながらも成果を出さないといけない」という無理難題を押し付けられているのが、マネジメントスキルを必要としている中小企業経営者や中間管理職の方々です。

     

    ・どうすれば社員のモチベーションや幸福度、満足度が上がるか

    ・人事評価制度が机上の空論になっていないか

    ・企業文化を押し付けていないか

     

    これらを日々考えながら、マネジメントしていくのはとても大変なことです。アスリート同様、身近なコーチがほしいですよね。日々戦いのなかで生きているのは、経営者やビジネスパーソンたちも一緒です。

     

    コーチングは、相手から何かを引き出すことでもあります。「何か」とは、実現したいことだったり、モチベーションだったり。それらを引き出すには、傾聴力が必要です。

     

    一方的に知識や解決策を提供するのではなく、相手から引き出したり双方向でアイディアを出し合ったりすることが大切なコーチングスキルでしょう。出てきたアイディアを検討し、実行するプランニングも、双方向のコミュニケーションから生み出していきます。

     

    リクルートの仕事哲学に、「自ら機会を創り出し、機会によって自らを変えよ」という有名な言葉があります。

     

    しかし、「自ら」の部分がなかなか難しいものです。ですので、そのために身近なコーチが必要になってきます。コーチングスキルを身につければ、マネジメントなど幅広い領域で活かせるはずです。ただし、コーチングスキルを配偶者や家族に活かそうとするのは、破綻の原因になりかねません。

    この記事を書いた人の情報
    nakajima
    中島 宏明(なかじま ひろあき)

    2012年より、大手人材会社のアウトソーシングプロジェクトに参加。プロジェクトが軌道に乗ったことから2014年に独立し、その後は主にフリーランスとして活動中。

    2014年、一時インドネシア・バリ島へ移住し、その前後から仮想通貨投資、不動産投資、事業投資を始める。現在は、複数の会社の顧問・経営戦略チームの一員を務めるほか、バリ島ではアパート開発と運営を行っている。

    マイナビニュースでは、仮想通貨に関する記事を連載中。
    https://news.mynavi.jp/series/cryptocurrency


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