「マネジメントって、そもそもどうやれば良いんだ? 」「資金繰りのことをだれに相談すれば良いのかわからない」「会社を続けるべきかたたむべきか…だれかに相談したい」。会社を経営するリーダーの悩みは尽きません。そして、相談相手がなかなか身近にはいないものです。そんなときは、エグゼクティブコーチングを体験してみてはいかがでしょうか? 多くの気づきがあるかもしれませんよ。
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エグゼクティブコーチングは、会社の経営者や役員クラス、部長クラスなどのエグゼクティブ層のためのコーチングです。コーチングは基本的には個人の成長のために取り入れることが多いのですが、エグゼクティブコーチングの場合は異なります。個人の成長ではなく、エグゼクティブ層を起点として「組織の成長」のために取り入れるのが特徴です。
一般的なコーチングとは違い、企業の経営者や役員、部長などの管理職の方を対象にしていますから、エグゼクティブコーチには会社経営の知識やマネジメントの知識も求められます。もちろん、「知識だけの人」に話を聞いてもらって、ただの理想論や空論を並べられても困りますから、経営やマネジメントの経験を持っている人にコーチングを頼みたいですよね。
では、エグゼクティブコーチングを受けることでどんな効果が期待できるのでしょうか。
エグゼクティブ層が抱くコーチングの目的やエグゼクティブ層の役割によってさまざまな効果が得られますが、主には以下のとおりです。
中堅・中小企業の人材不足が叫ばれて随分と経ちますが、ただ高い給与を払えば優秀な人材を採用できるというわけではありませんし、過度に高い給与を払い続ければ会社は倒産してしまいかねません。また、高い給与を払っても、しっかりとマネジメントできなければすぐに辞めてしまう可能性があります。
優秀な人材に会社を見つけてもらい、「ここでずっと働きたい」と思ってもらうには、ビジョンが必要です。
なんとなく作ったビジョンを掲げたままにしていたり、先代から受け継いだビジョンをなにも考えずそのままにしていたりしないでしょうか? ビジョンに普遍性は必要ですが、一度決めたら永遠に変えてはいけないなんてことはありません。柔軟に変化を受け入れていきましょう。
ビジョンの言語化や自己変革の促進、イノベーションの促進、次世代リーダーの育成、育成力の強化、在宅ワークやリモートワーク、時短勤務などの働き方の多様化への理解、外国人人材の方々が持つ異文化への理解、会社の結婚ともいえるM&Aのその後を成功させる統合促進、挑戦を恐れずグローバルに活躍できるリーダーの発見や育成…エグゼクティブコーチングで得られるメリットは計り知れません。もちろん、だれからコーチングを受けるかによって効果はさまざまです。
エグゼクティブコーチには、国家資格があるわけではありません。民間資格を発行している企業や協会などもありますが、それに必ずしもこだわる必要はないでしょう。
とはいえ、明日から名刺を作って「エグゼクティブコーチです」と名乗られても、なかなかお願いしようとは思えませんよね。ある程度体系的に学んだ人の方が、自称エグゼクティブコーチよりも頼りになるのは間違いないでしょう。
例えば、エグゼクティブコーチになるためには、このような研修プログラムがあります。
一口に「エグゼクティブコーチ」といっても、会社経営の経験があるコーチや人事などに強いコーチ、資金繰りや財務に強いコーチ、マーケティングに強いコーチなどコーチ自身の経験値によってさまざまでしょう。
「この分野はこのコーチに」など、複数のコーチを目的別に頼るのも良いかもしれませんね。コーチやメンターを、一人に絞る必要はありません。
現代は、結果を残し続けなければ生き残れない時代です。経営者の方だけでなく、役員や部長などの役職者の方々も同様でしょう。
過去の成功に胡坐をかき続けることはできませんし、常に成長し続け、変化し続ける必要があります。しかし、変化の激しい世界では、自己学習だけだと限界が来ますよね。
そんなとき、頼れるエグゼクティブコーチが身近にいたらどうでしょうか。想像を超えるアイディアに気づけるかもしれませんし、それがきっかけとなって大きな業績・成果を成し遂げることができるかもしれません。
成功体験を得た組織は、さらなる成功を呼び込み、良いスパイラルに入ることができるでしょう。エグゼクティブコーチングだけでなく、一般的なコーチングを組織作りに取り入れることで、チームをより強固にする研修プログラムが作れるかもしれません。
エグゼクティブコーチングは、約半年から1年間のプログラムで行われることもあれば、顧問契約のように半永久的に行われることもあります。
半永久的なエグゼクティブコーチングであれば、ほとんど「社外取締役」と同じですね。
エグゼクティブ層ご本人や周辺の関係者へのヒアリングから始まり、1on1コーチングの期間を経て、
事後ヒアリングを行い、フィードバックと最終報告をするのが一般的なプログラムです。
しかし、経営者をはじめとするエグゼクティブ層の方々の環境は、目まぐるしく変化します。ですから、結局は半永久的な長いお付き合いになることが多いでしょう。会社経営に終わりはありませんからね。
2012年より、大手人材会社のアウトソーシングプロジェクトに参加。プロジェクトが軌道に乗ったことから2014年に独立し、その後は主にフリーランスとして活動中。
2014年、一時インドネシア・バリ島へ移住し、その前後から仮想通貨投資、不動産投資、事業投資を始める。現在は、複数の会社の顧問・経営戦略チームの一員を務めるほか、バリ島ではアパート開発と運営を行っている。
マイナビニュースでは、仮想通貨に関する記事を連載中。
https://news.mynavi.jp/series/cryptocurrency
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