「ビジネス書や自己啓発本などを読んでも、どうしても漠然と未来が不安で仕方がない…」
こんな悩みに陥ってしまうことは誰にでも少なからずあることだと思います。
たとえばコーチングを学んで未来志向になっても、未来への不安がまだ完全に払拭することができないということもあるでしょう。
では、未来に対して、思いきり強い確信が持てる秘訣はあるのでしょうか。
この記事では、不安の正体を解き明かしつつ、根拠のない自信を持つことの本当の意味と、それがいかに大事であるかについて説明していきたいと思います。
不安の源流は元をたどれば「過去の記憶」です。
その不安が的中する根拠とは何なのでしょう?そんなものはありません。
ただ勝手に自分の脳がそう決めつけているだけの状況なのです。
物事は強く望むと確信に変わります。ネガティブ方向にでも、ポジティブ方向にでもそれは同じことが言えます。
裏を返すと、皮肉なことですが、不安を感じている状況はその不安の対象を無意識に強く望んでしまっているということです。
不安は嫌なものであると知りながら、脳はそのことばかり考えているあなたのマインドを「強く望んでいる」と勘違いしてとらえてしまいます。
繰り返しになりますが過去は全く関係ありません。ただただ未来に強い確信を持つこと。
それを思いきり高めることによって、ゴールを次々と達成することができるのです。そのような自分の中におけるマインドをそのように作り上げていくということが重要です。
現状の外側のゴールは、過去全くやったことのないことをゴール設定します。
そしてそこにチャレンジしていくとなると、当然現状のコンフォートゾーンを飛び越えていくことになります。
うまくいかない、世の中では失敗や壁にぶつかると言われるようなことが日々起きるでしょう。
それでも諦めずに、ゴールに向かうための根拠のない自信(エフィカシーと言い換えても良いでしょう)を徹底的に高める必要があります。
諦めないことはもちろんのこと、未来のゴールを達成している自分が当たり前だと確信と、「自分は絶対そうなるんだ」という強烈な根拠のない自信が大切です。
そもそも根拠という言葉自体が、“根に拠る”と書きます。つまり、あなたが思い出せる限りの古い自分の過去から始まり、あなたが今これを読んでいる現在の瞬間までの実績に裏打ちされたもの、という過去志向の発想です。
私たちは過去志向でなく未来志向で生きるべきです。
「自分の中にある眠った能力を引き出せば、未来はこんなことができるようになる、あんなことができるようになる」、「こういうことを達成していくんだ」という、完全に未来志向でいましょう。
根拠という過去志向のものを切り捨てて、未来に向けて確信を持つようにします。
全く根拠のない未来に向けた自信を、確信を持っていけばいいということです。ゴールを達成していく、大きな夢を達成していくためには、全く根拠のない自信を持っていくことです。
それがまさに強烈なエフィカシーとなります。混乱しがちな部分ですが、“根拠がない”ということは、逆にエフィカシーが弱まってしまうのではないかと心配されるかもしれません。
そうではなく、「私たちのなかにたっぷりその能力が眠っている、今開花されてないだけ」と信じていけばいいのです。ぜひ未来に向けた根拠のない自信を堂々と持ってください。
注意することは、ゴールは人に言わなくてもいいということです。
ゴールを人に言うとドリームキラーが現れて、「そんなことできるわけない、現実を見ろ」と邪魔されてしまうからです。
そのせいで、また別の不安を生んでしまうことにもなりかねません。ゴールのことを話していいのは、コーチだけです。
コーチングを学んでいるプロのコーチにだけ相談して、周りに人には決して言わない。
お父さんお母さんや兄弟などの近しい人にも言わないで、ゴールにとにかく向かって活動していくのが良いでしょう。
きちんとコーチングを実践して行動していけば、あなたの接し方次第では、ドリームキラーがドリームサポーターに変わることがあるはずです。
そうなると、これまで不安だと感じてしまっていたことも一気に解消され、むしろプラスのエネルギーに変わります。
自分自身の未来を、「こうなったらどうしよう」とか「全く確信持てないな、本当にできるのかな」ともし不安がよぎったら、根拠のない自信を持ち、「それを達成するんだ、絶対できるんだ」という確信に変えてみましょう。
ある意味ゴールを達成することが、すでに近い未来に起こる事実だと思うくらい、自分のなかに強い確信を持つことです。
その確信を、自分のなかにエネルギーとして溜めて、未来にチャレンジしていけばいいでしょう。
この時に重要なのは、具体的な行動に起こすことです。
よく考えてみてください。“不安”も実は根拠のないものですよね。根拠のない自信こそが未来を切り拓く、それがコーチングです。
【文責:編集部】