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  • 鬱状態からの脱却。そしてフルマラソンを完走できる身体を手に入れた50代社長の話【後編】「失敗しない」肉体改造のコツ
  • 鬱状態からの脱却。そしてフルマラソンを完走できる身体を手に入れた50代社長の話【後編】「失敗しない」肉体改造のコツ

    2019/06/05  健康


    「健康診断の数値が気になるけど何から始めたらいいのかわからない」「心身を整えてこれからもずっとバリバリ働くにはどうしたらいいのか」とお悩みの50代社長へ。今回は、40代に陥った心身の不調を乗り越え、フルマラソンを完走できる健康的な心身を手に入れた50代社長・清野秀之氏のインタビュー後編をお届けします。

     

    清野秀之さんプロフィール

    株式会社リ・アライズ代表

    OA機器販売会社、情報誌出版会社、Webシステム開発会社を経てセールス・マーケティングコンサルタントとして独立。Webマーケティングプロデュースの他、ECサイトプロデュース、広告代理業、ビジネスコーチング、人材育成研修、不動産売買・賃貸仲介業、不動産販売業など幅広い事業を手掛けている。

    URL:https://fudousantoushi-navi.net/

     

    マラソンを走ってみてわかった「物事にショートカットはない」

    ―フルマラソンを走り終えたときの感想をお聞かせください。

    清野さん:初のフルマラソンを走り終えたときは、ものすごく達成感がありましたね。やはり「30kmの壁」というのがあって、まあまあ辛い。途中で「やめようかな」と考えることもあります。走っている間はとにかくもう「走り切らないといけない」「ここでやめたら負けだ」と、ただそれだけ考えています。自分との闘いですよね。そういうことの積み重ねでメンタルが鍛えられている、というのもあるかもしれませんね。「諦めなければやれるんだ」と。

     

    よく「人生はマラソンだ」みたいなことを言う人がいるじゃないですか。マラソンを始めてみて「本当にそうだな」と思います。辛くても諦めず、前に進みさえすれば目的地にたどり着けるから。それまでの私は「裏技」とか「ショートカット」というものに目が向きがちで、目の前のことをひとつずつコツコツと積み重ねていくのが苦手だった。マラソンを始めて、それができるようになったんです。「裏技やショートカットのような方法は、世の中にはないんだ」と思えるようになりました。

     

    ―自己ベストの3時間52分22秒を出したのはいつですか?

    清野さん:2016年11月のさいたま国際マラソンだったと記憶しています。嬉しかったですね。さいたま国際のコースはアップダウンが激しく、難易度が高い大会です。その大会で自己ベストが出たので、自分でも「やるじゃん」と思いました(笑)。

     

    難易度が高いとはいえ、前日にコースの下見をしていたのでナーバスになることはありませんでした。「ここは上り坂なので、こういうペースで走らなければならない」というのは、コースを下見してみないとわからないこと。ほとんどの人は大会サイトの早送り動画をチェックして終わりだと思いますが、動画と実際に下見をするのとでは全然違います。ひとつの仕事をやるときも、行き当たりばったりでは絶対できませんよね。マラソンの場合、下見をして全体の流れをつかみ、ペース配分をします。そのような考え方は、仕事にも応用できると思いますよ。

    今年は10月に「いわて盛岡シティマラソン2019」を走る予定です。それに向けて体重を3kgは落とそうと思い、今から減量を始めています。

     

    運動することで、自分を客観視できるようになった

    ―運動を続けていく中で、メンタル面での変化が生じたということがわかりました。コミュニケーションにおいても、それまでのご自身と比べて変化を感じることはありますか?

    清野さん:運動そのもので変わったということはないかもしれません。でも、気持ちが上がるということは、出てくる言葉も変わっているのではないかと思います。ピラティスを始める前と後とでは、使う言葉は変わっているのではないでしょうか。

     

    ピラティスでは、自分が身体をどう使っているのかを考えながら動きます。ピラティスを始める前は、自分の身体が今どういう状態になっているかなんて考えたこともなかった。誰かと話をしていても、自分がどういう状態で何を話しているか考えてもみませんでした。言ってはいけないことを感情に任せて言ってしまう、ということもあったかもしれない。今では、自分を観察する、客観視することができるようになりました。自分で自分の状態がどうなっているのかがわからないと、発言をコントロールすることはできません。そういう余裕のようなものも、対人関係に影響しているかもしれませんね。

     

    ―メンタルを整えたりストレス発散したりするのに、他に取り組んでいらっしゃることはありますか?

    清野さん:瞑想はしています。瞑想やマインドフルネスの書籍を読み、勉強したうえで取り組んでいます。瞑想をしてみると「自分の精神を安定させたい」というときに自分自身をコントロールできるようになります。他にはカラオケ。大声で歌うとスッキリできますよ。

     

    ―独立されて以来、Webマーケティングプロデュースやコーチング、不動産など多岐にわたる業務をおひとりでこなしていますね。

    清野さん:忙しいですけれど、一気にさまざまなことをできるわけではないので、ひとつひとつ集中してやっています。それにダラダラ長く働いても集中できないので、18時にひと区切りしてオフィスを出るようにしています。体内時計が狂うと体調も崩れるもの。夜は0時に就寝し、朝7時に起床して陽を浴びるようにしていますよ。若い人なら徹夜や夜更かしも大丈夫かもしれませんが、ある程度の年齢になると無理ですよね。

     

    ―これから始めてみたいスポーツはありますか?

    清野さん:まずトライアスロンですね。泳ぎがあまり得意ではないので、練習して挑戦してみたいです。目標は……来年あたり出てみたいですね。あとはゴルフかな。以前打ちっぱなしで練習してみたのですが、まっすぐ飛ばず「センスがない」「性に合わない」と思いやめてしまいました。でも「ピラティスでゴルフのスイングが改善された」という話も聞いているので、今ならできるかもしれません。

     

    「適当」「自己流」は非効率。プロの知識やツールを活かすべき

    ―次のフルマラソンに向けて減量中とうかがいましたが、食事はどうなさっていますか?

    清野さん:現在、食事はほぼ外食ですが、それでも糖質制限をしています。例えば、定食屋でじゃこサラダと納豆だけ注文したり、管理栄養士がすすめてくれるメニューを頼んでみたり。それだけでは栄養素が足りないのでサプリメントやプロテインを飲んだりもします。プロテインは1日2回、10時と16時にホエイプロテインを飲んでいます。ダイエットをすると筋肉が落ちるので、それを防ぐためです。他にも、食事内容を入力できるサイトを活用し、どの栄養素をどれくらい摂ったか確認しています。「きちんと摂っているつもりでも意外に摂れていない」ということはよくあること。数値化してみないとわかりませんよね。

     

    ―そのようなツールやプロの知識を上手く活用するのは、健康を保つのに重要なことですね。

    清野さん:そうですね。ダイエットも筋トレもプロから指導してもらっていますが、自己流でやってみても続かないし結果も出ない。知識があれば、失敗することはありません。そのためのプロであり、そのためのツール。そういうところにお金を使うのが成功への近道です。自己流で適当にやるのは危険ですし、かえって効率が悪いと思います。

    ジムに通うなら、やはりトレーナーについて「いつまでにこうなりたい」ということを話すことをおすすめします。自分に合うメニューを組んでくれるので、それにそってトレーニングするのがいいでしょうね。運動のモチベーションを高めてくれるトレーナーにつけばいいと思います。

     

    ―最後に、心身に課題を抱えているプロ経営者にメッセージをお願いします。

    清野さん:何でもいいので、ご自身に合う運動を見つけて、一日も早く取り組んでください。やはり健康な身体があってこそ。走る・歩く・漕ぐといった有酸素運動が始めやすいのでおすすめです。いきなり走るのは難しくても、まずは30分ほどの散歩を始めてみて、そこから少しずつ距離をのばしたり速度を上げたりするのがいいと思います。何かしら動けば、メンタルも改善されるのではないでしょうか。

    「時間が無いから運動できない」という人がよくいますが、逆に「運動しないから時間がないのだ」ということが書かれている本を読んだ記憶があります。本当にその通りだと思いますよ。忙しさは言い訳になりません。時間をどこかで作るしかないし、どうしても難しければ1時間早く起きて取り組むしかない。それもまあまあ辛いのですけど(笑)。就寝前に激しい運動をしてしまうと心拍数が上がり眠りが浅くなってしまうと聞きます。ですので、朝の散歩やジョギングがいいと思います。一日中代謝が上がった状態が続きますし、体内時計も整うので一石二鳥ですよ。

     

    <前編はこちら>

    この記事を書いた人の情報
    Shimora
    下良 果林(Kana Shimora)

    大学在学中に女性月刊誌のフリー編集者として契約。その後フリーライターを経て、化粧品・健康食品メーカー自社通販サイトのWeb編集者として商品ページ、Webコラムなどの執筆に携わる。転職後、大手小売企業にて年1,000本ペースでメルマガ配信をおこない売上に貢献。2015年7月に退職・独立し、現在ではWebコラムやインタビュー記事の執筆などを手がける。

    著書に『どう書いたらいいの?! がなくなるWeb文章の書き方』『文章を整える技術 書いたあとのひと手間でぜんぜん違う』
    (いずれもごきげんビジネス出版より)がある。



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