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入れ替えてみたらどうだろう?

入れ替えてみたらどうだろう?

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入れ替える。言葉にするのは簡単な話ですが、実際に入れ替えるとなると難しいものです。
それでも、入れ替えてみたらどうなるのかを考えることによって、事実が浮かんでくる可能性もありますので、考えるだけの価値はあるでしょう。

常識を疑ってみよう

我々の日常生活の中で当たり前のように行われていること。特に考えるでもなく、それが「当たり前」だからと利用しているものも多いのではないでしょうか。ですがそれらを「入れ替えたらどうなるのか」、考えることによって、様々なことに気付けるのではないでしょうか。「入れ替える」という点で想像力も求められるのですが、これらを考えることによってそれまでの常識とは何か、無意識のうちに行っていた無駄など、様々なことに気付けるようになるかもしれないのです。

例えば電車とバスを入れ替えてみる。いつもは電車で出勤しているものの、それをバスで出勤したと入れ替えて考えてみる。普通に考えたらバスの方が時間がかかると思うでしょう。
ですが、環境によってはそうとも言い切れません。自宅を出る時間を工夫して待ち時間を短くし、実は知らないだけで会社の近くにバス停があったので、上手く時間を合わせれば電車よりもドアtoドアの時間は短くなる可能性もあります。

自動車を保持して当たり前のように維持費を支払っていたものの、近場にカーシェアリングがあることを知ったので、そちらと入れ替えたらどうなるのかをいろいろと計算してみたら、安上がりになると知れるだけではなく、車に対してそこまで無駄なお金を支払っていたのかと気付かされることもあるのではないでしょうか。このように、入れ替えるかどうかと言う事実だけではなく、入れ替えたらどうなるのか考えてみることによって、それまでは気付けなかったことまで気付ける可能性があるのです。

ビジネスでも大切になる「発想」

入れ替えてみる。これはビジネスでも意外な形で役立ってくれるのです。例えばですが、お店であればメニューを入れ替えてみる。それは、大げさなことじゃなく、表示順を入れ替えてみるだけでも結果が変わるケースは多いのです。人気がないなと思っていたメニューは、単にメニューの下や後ろの方に書かれているので人の目に触れていなかっただけだと気付かされたり、商品の陳列を変えただけで売り上げが大きく変わったりするケースもあります。
メニューにせよ陳列に関せよ、「どう並んでいても同じ」と思うかもしれません。
ですが消費者は自分の欲しいものを探します。そして、その欲しいものだけしか見ない人も多いのです。余計な買い物をしないと決めている人にとっては、欲しいものがどこにあるのか。ただそれだけなのですが、欲しいものの近くに「そこそこ欲しいもの」があった場合、購入してくれる人も多いのです。欲しい物の近くに「興味のないもの」が置かれている場合と、「実は前から気になっていたもの」が置かれている場合とでは、反応に大きな違いが出るのは当たり前の話です。

これはメニューや陳列だけの話ではありません。それまでは特に意識をするでもなく、当たり前のように行っていたことを、少し変えてみたら全く違う結果が出た。そのようなケースだってありますので、自分自身でいろいろと模索してみると良いでしょう。

実際に変えるのかどうかを抜きに、変えようかなと検討することによって新しく気付かされることもあるはずです。それらを考えながら、実際に入れ替えるべきなのか、入れ替えないのであれば他にどのような方法があるのかを模索することによって、売り上げだけではなく、職場やお店の雰囲気そのものも変わってくるのではないでしょうか。

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