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「可愛い」を考えてみる

「可愛い」を考えてみる

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女性であれば「カワイイ」という言葉は日常的に使うことでしょう。ですが男性も最近では普通に「カワイイ」という言葉を使うようになってきました。かつてはどこかバカにしている言葉として扱われた時もありましたが、近年では「可愛い」もまた、ビジネスシーンにおいて欠かすことの出来ない要素となりつつあります。

カワイイは案外、重要な部分です

可愛い。それは人それぞれの価値観に委ねるべき部分ですので、「なにが可愛いのか」をあれこれ話すつもりはありません。ですが、そもそも可愛いと思うのは理屈ではなく感覚です。逆説的にとらえるのであれば、言葉で説明することが出来ない事象に対して使う言葉だと言い換えても良いでしょう。

更に言えば、やはりまだまだ「女の子が使う言葉」だと思っている人は多いです。そのため、真面目な会議で男性社員が「可愛いですね」などと言おうものなら、先輩社員からひんしゅくを買うことも十分に考えられるでしょう。ですが、そのような固定観念は捨てるべきです。なぜなら、ビジネスシーンでも「可愛さ」はとても重要な役割を担っているからなのです。

消費意欲が高いのは女性

一般的に、女性の方が消費意欲が高いと言われています。「ヒット商品」と呼ばれているものは、女性ユーザーから大きな支持を集めているものたちです。つまり、現代社会でヒット商品を生み出すためには女性からの「かわいい」が不可欠なのです。例えば「ゆるキャラ」が人気を集めているのは、「可愛さ」が受けているからです。どのような商品であれ、ヒット商品には何となく可愛さがあるものです。大衆からの支持を得るためには、可愛さをどこに入れるのか。これが不可欠な要素になってくるのです。

可愛さを求めて

可愛さを求める手法は大きく分類すれば二つあります。まずは会議に女性を積極的に参加させることです。近年は女性の社会進出が顕著ですが、会議となると会社のトップ陣ばかりになるので、男性ばかりと言うところもまだまだ多いのではないでしょうか。その一方、新進気鋭とも言われているような企業では女性も当たり前のように会議に参加しています。
女性の社会進出だとか男女平等云々ではなく、女性の視点が必要だと思ったら女性を会議に参加させる。ごくごく当たり前のことですが、これができるできないところがあるのも事実です。特に伝統や歴史があるところほど、新しい風が入りにくいので、男性だらけの会議で「可愛いは悪」といった雰囲気のまま進行するため、結果として無意味なものになってしまいがちなのです。

もう一つは、会議に参加させることが出来ないのでしたら、女性の意見に耳を傾けてみることです。奥さんでも恋人でも、あるいは友達でも良いでしょう。可愛いとはなにか。男性が思っている可愛さと女性が思っている可愛さは一致しているとは限りません。男性が可愛いと思っても、女性から見ればなんてことないものだったりします。女性に受けるものは、女性に聞くのが一番です。恥ずかしいと思うかもしれませんが、ビジネスだと思って頭を下げて教えを乞うべきです。

流行りの言葉も貪欲に

これは「可愛い」という言葉だけに言えるのではないのですが、言葉とは常に流れていくものです。数年前の流行語を覚えている人はあまりいないのではないでしょうか?その時その時で流行っている言葉は違います。つまり、今後はもしかしたら可愛いが廃れる可能性もあります。

ですが、可愛いに代表されるように、「消費意欲の高い層に受けるもの」というアプローチを覚えれば、流行している言葉が変われたとしてもビジネス的な手法は共通していますので、様々な形で役立てることが出来るはずですよ。

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