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なぜ物事を「企画」しなければならないのか?

なぜ物事を「企画」しなければならないのか?

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企画に対する様々な見方

「企画」という日本語を英語に翻訳すると「planning」となります。最近の仕事の中には、このプランニングもしくはプランナーという言葉が付いているものがたくさんあります。
たとえば、ファイナンシャルプランナー、ウェディングプランナーなどの職業です。

ファイナンシャルプランナーの仕事は、基本的にお金に関する悩みを解決する仕事であり、金融に関する専門的な知識を必要としています。個人の家計のやりくりの中で、どうすれば節約できるのか、貯蓄をしていくためにはどうすれば良いのかなど、専門家ならではの答えを教えてくれます。

ウェディングプランナーは、結婚式全体をプランニングする仕事の事です。結婚式をどのようなスケジュールで行っていくのか、費用と日程に関してあらゆるプランを立ててくれます。プランナー達の職場環境は、スーツを着用していなかったり、非常にラフな格好で仕事をしていたり、通常のサラリーマンの仕事とは一線を画している部分があります。このような仕事は金融や結婚をいわゆる「企画」をする仕事であり、一種の先進的な職種として捉えられている仕事になります。

その一方で、会社で行う「企画」会議などには、あまり良いイメージを持っていないという方も少なくありません。何人もの社員がテーブルを囲んで、あれやこれやと討論をしている場面を思い浮かべる方もおられます。複数の社員で企画書を作っている時には、雰囲気も非常に悪くなる事があるので、さらに「企画」へのイメージが悪くなります。

さらにパソコンを使って孤独に企画書を作成し、上司に企画書が認められずに、夜遅くまでブツブツ言いながら、企画書の再考を余儀なくされるという事もあります。このように「企画」という言葉に対する人のイメージは、様々かもしれません。ではそもそもなぜ「企画」という作業が必要になるのでしょうか?

個人でも会社でも「企画」が必要になる理由

「企画」とは、これまでに存在していなかったものを新たに作り出すというものです。そのため企業では新しい企画を考えることによって、新しい商品を開発したり、新しいサービスを作り出す部署があったりします。仮に、こうした企画をする場面がない場合はどうなるのでしょうか?
企業であれば、それまでの商品やサービスをずっと続けることになり、最終的には消費者に飽きられてしまい、会社の経営は行き詰まる事になります。つまり「企画」する事で、新たな分野に取り入れる事ができるようになり、更に進歩していく事ができるわけです。人類の歩み自体も、一種の新しい「企画」の連続による進歩と言えるでしょう。

電気の発明、発電所の開発、自動車の発明、飛行機の発明、電話の発明、ラジオの発明、テレビの発明、携帯電話の開発などは新しい「企画」であり、こうした「企画」なしでは、人類の進歩はもっと遅いものであったでしょう。少し大げさになるかもしれませんが、「企画」は人類の進歩の根源と言えるでしょう。

新しい「企画」により、商品やサービスの価値が増す

新しい「企画」は常に成果を生み出すわけではなく、「企画」に失敗は付きものになります。
失敗があるからこそ、その失敗をカバーするような新しい「企画」が必要になり、失敗をカバーした商品が生まれてきます。つまり絶え間ない企画によって、存在している商品やサービスは常に進歩していき、消費者はより便利に生活でき、またコスト削減ができるようになります。

仮に電機メーカーが、携帯電話が非常に大きくて持ち運びしづらい状態で「企画」を止めていたとしたら、現在のスマートフォンの普及はあり得ませんでした。つまり企画なしでは、現在の便利な生活は決してありえなかったという事になります。

ですから「企画」をする事で、商品やサービスに新しい価値を付与し、それによって人類の生活は進歩するというサイクルが出来上がるわけです。「企画」に対してのイメージは、個々によって異なるものですが、それでも新しいものを「企画」する事が非常に重要である事が分かります。

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企画入門

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