知り合いや家族などから「あのアパレルブランドの商品、すごくいいよ」「先日たまたま入ったレストラン、おすすめだよ」と言われたとしましょう。
「どこがいいの?」「どういう点がおすすめなの?」と思いませんか。
同様に、文章にも具体的な話が必要です。
先ほどの例に具体的な説明を入れて比較してみましょう。
あのアパレルブランドの商品、すごくいいよ。
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あのアパレルブランドの商品、日本製で縫製がとてもしっかりしている。希少な綿を使ったシャツは肌にふんわりなじむし、それでいてガンガン洗っても型崩れしない。なにより、試着するときの店員さんの対応が丁寧で、すごくいいよ。
先日たまたま入ったレストラン、おすすめだよ。
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先日たまたま入った神宮前のレストラン、味付けが良くて盛り付けも綺麗、なのにお値段が手ごろでコストパフォーマンスはばっちり。女性を連れて行っても喜ばれること間違いなし、だと思う。平日昼だと席も取れやすいから、おすすめだよ。
どちらのほうが「着てみたい」「食べに行ってみたい」と思うでしょうか?
例えば、あなたが紹介したいものがみかんだとしましょう。
単純に「美味しい」「甘い」「良いみかん」では、説明が十分とはいえません。
例)
日照時間●時間の▲▲県〇〇市で、太陽の光をたっぷり浴びたみかんをご紹介します。この時期に出荷するみかんの平均糖度は11度ですが、このみかんはほぼ13度。甘くてジューシーな美味しさが特徴です。糖度を高めるため、シートで土壌を覆い雨水の浸透を防ぐ「マルチ栽培」で手間暇かけて育てました。
このように説明すれば「美味しそう」「スーパーで売っているものより良さそう」と思ってくれるでしょう。
乾燥肌用のスキンケア商品なら、ただ「肌にうるおいを与える乾燥肌用のスキンケアアイテム」とするよりも、下記のように説明しましょう。
例)
1gあたり6リットルもの水分を蓄えるといわれている保水成分セラミドを、高濃度に配合。さらに、肌を滑らかに整えるオリーブオイルや、肌に弾力をプラスするコラーゲンも加えました。
紹介したい商品やサービスが「どう良いのか」を文章で説明することが大切です。
数字で説得力をさらに高める、というのも有効です。
例えば、先ほどの例文を使ってみましょう。
どちらのほうが「甘くて美味しそう」「保水力に優れている」と思うでしょうか。
数字があるほうが商品やサービスの優位性を強調できます。
「これは高い数字だな」「商品やサービスの良さをアピールできそうだな」と思った数字はバンバン入れてください。
例)
書くときも「説得力を高めるにはどうしたらいいか」を常に意識しましょう。