「仕事には果敢に挑むのに、娘に対しては近頃どうも勝手が違う」……。
お誕生日にクリスマス、小さい頃は一緒にトイザらスやデパートに行けば満面の笑みだった娘。でも大きくなった今は……。
そこで今回、「父親からもらって嬉しかったプレゼント」と「その後」について、20代の女性に聞きました。娘との距離感がちょっと気になるお父さん、娘とますます仲良しになりたいお父さん、ぜひ参考にしてください。
目次
昔から“ちゃんとした”贈り物の定番、時計。カジュアルに購入できるものもありますが、
やはりそれなりのものは高価! 印象に残るプレゼントとして今でも支持されているようです。
「いつも目にするものなので、贈ってくれた気持ちにほっとする」という声もありました。
父親からとなると、質が良く何にでも合わせやすいシンプルなものがお勧めです。
女性へのプレゼントと言えばアクセサリーが浮かびますが、父から娘に贈るとしたら悩ましく思う方も多いでしょう。
普段縁のないアクセサリー売り場に行ったものの、さて、何をどうしたら良いのやら。
売り場の方にアドバイスを求めるのは当然としても、ある程度狙いを定めていきたいところです。そこでお勧めするのはパール。ネックレスなら冠婚葬祭などフォーマルにも使えて重宝します。
可愛いもの、流行りのものは、「若い彼氏にまかせるくらいの分別も必要」とのこと。
鞄にも様々な種類がありますが、嬉しかったとの声が多かったのが、「通学や通勤に使える、A4サイズも入る鞄」でした。そんな実用的なものでよいのかと疑問に思われるかもしれません。大事なのは贈るタイミングのようです。
「単身赴任でほとんど話す機会のなかった父親から、大学入学のときに、教科書やノートやパソコンが入るくらいの大きめの鞄をもらいました。『大学生活頑張れ!』と無言のメッセージでもあったように感じて、驚きと共に本当に嬉しかった」との体験談をいただきました。
言うまでもなく、プレゼントには気持ちが込められます。
いただいたお話をいくつかご紹介させていただきます。
「短大に通っていて、社会に出る直前に迎えた成人式。父が時計をプレゼントしてくれました。
実は中学生の頃に「20歳になったら時計が欲しい」と言っていたのです。まさか覚えていたなんて思っていなかったので、もらったときは本当に感動しました。
無事成人を迎えられたお礼として、私からは父にグリーンのマフラーとお手紙を贈りました」
「第一志望の高校に失敗して落ち込んでいた。そのとき父が何も言わずに「卒業祝い」として時計を贈ってくれたことが今でも印象に残っている。結婚して家を出た今でもよく会いに行っていて、旅行に行ったときは必ず地酒をお土産にしている」
思春期の時代に父とほとんど話すことがなくなりました。後から聞いた話では、父もどのように接したら良いか分からなくなってしまっていたそうです。悪循環で私自身も父と話すのが苦手に(最初は苦手だったわけではありませんでした)。そんなときに贈られた入学祝いの鞄は、いろいろな思いが込められているようで印象的でした。その後は少しずつですが会話をするようになり、父の誕生日には好物のサバランを毎年買っています。
今回さまざまな女性にお話を伺う中で、贈った父と贈られた娘の気持ちが通い合うエピソードに多く触れました。最初の一歩はお父さん。がんばって!
【文責:編集部】