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書評ブロガー・ビジネスプロデューサーの徳本昌大です。ストリートスマートに生きるために、何が必要なのでしょうか?以前、私はアルコール依存症に悩んでいましたが、お酒が私の人生をダメにしていると気づき、13年前の44歳の時に思い切ってやめました。
この際、習慣化の本を徹底的に読み、習慣を変えることが人生を変えることだと気づきました。悪い習慣であるアルコールをやめることで、私の人生は激変しました。
その後、私は「習慣」に目覚め、良い習慣を身につけることで、人生をより豊かにできました。ストリートスマートに生きられるようになったのも、習慣化のおかげです。
今日はその習慣化をわかりやすく解説した一冊を取り上げます。
取り上げるのは、YouTuberとしても人気のDaiGo氏の「短期間で“よい習慣”が身につき、人生が思い通りになる! 超習慣術」です。
目次
まずは、習慣化についての著者の言葉を紹介します。
「習慣化には精神力が必要で、意志が弱い人間には無理だと考えている人も多いのですが、その認識がそもそも間違っています。習慣化に必要なのは、意志のカではなくテクニックです。ノウハウさえ知っていれば、ほとんど無意識のうちに『良い習慣』を次々と身につけていけます。それによって人生を思いどおりにできるようになるのです。習慣化するためのテクニックを知っているか知らないかで、人生は大きく左右されるといっていいでしょう」(Daigo)
今回は、難しいことをわかりやすく説明してくれるDaiGo氏の一冊を取り上げ、習慣化について学んでいきましょう。
著者は多くの人は「習慣は辛いもの」だと誤解していると言います。習慣化の3つの誤解に陥ることで、自分の可能性を狭めています。
誤解①習慣づくりはつらい→むしろ習慣にしてしまったほうがラク!
誤解②自分の行動は自分の意志でコントロールしている→人生の半分は習慣でできている!
誤解③習慣をつくるには強い意志力が必要→むしろ小さな習慣を行うことで意志が強くなっていく!
13年前の私はアルコール依存に悩んでいましたが、習慣化の本を大量に読み、そこから学ぶことで、断酒に成功できました。人の行動の40%以上が習慣で成り立っていると言われているのですから、悪い習慣を良い習慣に置き換えられれば、結果が変わります。良い習慣をたくさん身に付けることで、人生のほぼ半分を自分の思い通りにコントロールできます。
著者は習慣化の5つのテクニックを紹介しています。
「新しい習慣を身につけようとするときには、その行動を『やりやすいようにすること』がまず大切です。意志の力で『これをやる!』、『これを続ける!』と考えただけではなかなか継続できないものだからです。ですから、習慣化したい行動がある場合は、できるだけ面倒な部分を省いて、『気がついたらやっていた』というくらいに手間を減らしたやり方ができないか、と常に考えるようにしてください。」
習慣にしたいことを難しく考えずに、まずは、20秒でできることから始めてみましょう。例えば、ジムに行くことを習慣にしたければ、清潔なトレーニングウエアを着て寝たり、スニーカーを用意するだけで、次の行動にフォーカスできます。これは弊社の他のメディアや私のブログでもご紹介しているショーン・エイカーのテクニックです。ラクすることをよしとして、20秒でできる行為を積み重ねていきましょう。
悪い習慣をやめたい時にも、この20秒ルールが使えます。手間を減らすのではなく、逆に増やすことで、悪い習慣を面倒なものに変えてしまうのです。テレビをやめたければ、リモコンから電池を抜いて、行動のハードルをあげれば良いのです。
何かを始める時に「4」という数字を意識するのも効果があります。まず、週4回習慣にしたいものを実践してみるのです。挫折しないためには、6週間続けると良いという調査結果もあります。60分の運動を週2回行うのではなく、30分の運動を週4回やり、8週間続けられれば、苦手だった運動を習慣化できてしまうのです。
朝起きてすぐの時間を使うと、習慣化がうまくいきます。起きてすぐのタイミングでは、ストレスホルモンのコルチゾールの濃度が高まります。結果、脳は覚醒し、目の前のことに最大限、適応しようとします。その状態の時に新しい取り組みをすれば、集中でき、身につきやすくなるというわけです。私も起きたての時間を書く時間にすることで、日記とブログを習慣化できました。
目標に向けての行動のステップを出来るだけ細かく切り刻み、行動のチェックリストを作ります。それを一つ一つこなすことで、自分が前進していることを確認できます。そして、ビッグエリアを設定し、自分が今どこにいるかを確認するようにしましょう。このビッグエリアを設定することで、モチベーションを失わずに、行動を継続できるようになります。
お酒をやめる時に半年間飲まなければ、本当にアルコールから離れられると考え、断酒をスタートしました。その際、このスモールステップを取り入れました。夜眠る前に、「今日1日お酒を飲まなかった!すごいな自分」とほめ、「明日も飲まない1日にしよう!」と決意を固める儀式を始めました。そして、ビッグエリアを1週間ごとに設定し、ゴールまでの距離を確認したのです。これを繰り返すうちに、1ヶ月、3ヶ月の壁を乗り越え、半年間の目標を達成し、完全にお酒をやめることができました。
「○○したら××する」の形で、行動のルールをつくると、脳が勝手に習慣化してくれます。目標達成を妨げる行動を引き起こすこと(if)を見つけ、それを新しい行動(then)に置き換えていきます。アルコールが飲みたくなったら、炭酸水を飲むと決め、私は頑なにそれを守ることで、お酒をやめられました。また、このブログを10年以上継続できたのも、朝起きたら、パソコンを開くことを自分の習慣にしたおかげです。
習慣化の5つのテクニックを取り入れることで、自分の人生を変えることができます。
1、20秒ルール(手間を減らす)
2、マジックナンバー4
3、起きてすぐの時間を使う
4、スモールステップとビッグエリア
5、If then プランニング
習慣化を難しいと考えずに、本書のテクニックを取り入れ、目標を達成しましょう。悪い習慣を良い習慣に置き換えることで、人生をより豊かにできます。
本書に書かれているテクニックを実践することで、悪い習慣を断ち切り、良い習慣を身につけられると思います。早速、本書のエッセンスを紹介していきます。
今日もお読みいただき、ありがとうございました。
短期間で“よい習慣”が身につき、人生が思い通りになる! 超習慣術
著者:DaiGo
出版社:ゴマブックス
複数の広告会社でコミュニケーションデザインに従事後、企業支援のコンサルタントとして独立。特にベンチャーのマーケティング戦略に強みがあり、取締役や顧問として活躍中。インバウンド、海外進出のEwilジャパン取締役COO/Iot、システム開発のビズライトテクノロジー 取締役/みらいチャレンジ ファウンダー他ベンチャー・スタートアップの顧問先多数。
サードプレイス・ラボのアドバイザーとして勉強会を実施。ビジネス書籍の書評をブログにて毎日更新。
https://tokumoto.jp/