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    20年上半期」を考える
  • 「日本のギグワーカー100万人増 
    20年上半期」を考える

    2020/06/26  マネジメント

    「ギグワーク」という言葉がメディアで使われるケースが増えてきました。ギグワークとは、単発契約で隙間時間を活かして働く新しいワークスタイルとのこと。うーん…、なんだか微妙ですねぇ。日雇い労働となにが違うのでしょうか??

     

     

    日本のギグワーカー100万人増 20年上半期

     

    ネット経由で企業や個人から単発の仕事を請け負う「ギグワーク」が、新型コロナウイルスの感染問題を機に日本で増えている。専用仲介サイトの新規登録者数は今年上半期で延べ100万人となる見通しだ。スキルを持ち時間や場所に縛られないギグワーカーだが、社会保険や休業補償などの安全網整備が課題になっている。

    参照:日本のギグワーカー100万人増 20年上半期|日本経済新聞 電子版

     

    ギグワーカーの代表的な仕事は、Uber Eatsでしょうか。

    確かに、自転車やバイクに乗ってUber Eatsのリュックを背負っている人をよく見かけるようになりました。

    「スキルを持ち時間や場所に縛られないギグワーカーだが、社会保険や休業補償などの安全網整備が課題になっている。」と記事にありますが、ギグワーカーはフリーランサーでしょうから、社会保険も休業補償もいらないような…。

    縛られない生き方には責任が伴いますし、そういう生き方をするということは、ある意味リスクテイクです。

     

    Uber Eatsなどの「ギグワーク」は、貧困地獄の入り口か?

     

    私個人的には、自分の可能性を試せる「ギグワークの定着」というチャンスは、大いに歓迎すべきものだと考えています。また、闘病、介護、子育てなどさまざまな事情、制約を抱えた人々にとっても、たとえ部分的であっても自立できるきっかけとなるはずです。

    ですが、仮に、学校を卒業後に単純労働系のギグワークに就いたとして、数年間、そこで何の学びも工夫もなく単純作業を繰り返し、時間を切り売りしてしまったとすると、その後にキャリアの立て直しを図った場合には、厳しい現実に直面することになるかもしれません。社会の理解も制度もまだ追い付いていないからです。誰にでもできる単発の単純作業を職業とする際には、スキルアップでも起業でも、何らかの目的、戦略に基づいて行動することが必要でしょう。

    また、いわゆる日本人が考える安定を価値と考える人は、ギグワークを副業として捉え、時間やスキルを効率的にお金に変える方法として活用することで、「収入が安定しない」、「最低賃金も保険も有休もない」といったリスクを、「自由な時間に働ける」というチャンスに変えることができます。

     

    (中略)

     

    介護や子育て中の方も可能は範囲で、或いは、過去の私のように組織に馴染めないサラリーマンの方、通勤ラッシュのような生産性の低い時間にストレスをためている会社員の方は、ぜひ、「自分ブランド」という旗を立てて働く「真のギグワーカー」を目指してみてください。単純に空き時間に単発仕事をしている「人生の切り売り」とは違い、充実した時間を過ごすことができると思います。すぐには収入に結びつかないかもしれませんが、会社員であれば、生活の心配をせずに準備に取り組むことが可能なはずです。

    人生100年、老後2000万円、不安なニュースばかりが聞こえてきますが、主体的に稼ぎを創り出すスキル(ブランド)を身に付ければ、副業から本業へと昇華させていくことも可能になるはずです。

    多くの人が取り組めば、国によるルール整備や支援も進むことでしょう。

    ですが、あなたの自由な生き方を実現するのは、まずは、あなた自身の取り組みからです。どの世代にもできる「真のギグワーカー」になるための準備。ぜひ、チャレンジしてみてください。

    参照:Uber Eatsなどの「ギグワーク」は、貧困地獄の入り口か?|ドリームゲート

     

    日雇い労働者の貧困問題と同様に、ギグワーカーの貧困問題がニュースになる日も近そうです。

    その根底にあるのは、「自分は労働者」という意識のような気もします。

    自分から好きで始めたはずなのに、いつの間にか“やらされている”感が生まれ、被害者意識が高まる。

    投資の世界でも、損が出ると急に消費者振る方がいますが、それと似ていますね。自分が好きでリスクを取って投資したはずなのに、失敗すると「詐欺に遭った」と騒ぐ方々です。

     

    会社員から月15万のUberEatsに転職し、2畳半の部屋で暮らす人の『所有しない美徳』に対する様々な意見

     


    参照:会社員から月15万のUberEatsに転職し、2畳半の部屋で暮らす人の『所有しない美徳』に対する様々な意見

    少し前にTwitterやニュースで話題になった所有しない2畳半生活。

    私も、結婚して子どもが生まれる前は、こんな生活スタイルもありかなと思った時期がありました。さすがに、子どもがいたら2畳半生活はできないですからね。

    「起きて半畳寝て一畳、天下取っても二合半」という言葉がありますが、自分ひとりであれば、生きていくのに物もお金もそれほど必要じゃない。すでに社会には充分すぎる富のストックがあるので。

     

    今後、ギグワーカーは増えていくでしょうから、ますます多様性を認める社会になり、多様性を認める会社が生き残るのかもしれませんね。

     

    この記事を書いた人の情報
    nakajima
    中島 宏明(なかじま ひろあき)

    2012年より、大手人材会社のアウトソーシングプロジェクトに参加。プロジェクトが軌道に乗ったことから2014年に独立し、その後は主にフリーランスとして活動中。

    2014年、一時インドネシア・バリ島へ移住し、その前後から仮想通貨投資、不動産投資、事業投資を始める。現在は、複数の会社の顧問・経営戦略チームの一員を務めるほか、バリ島ではアパート開発と運営を行っている。

    マイナビニュースでは、仮想通貨に関する記事を連載中。
    https://news.mynavi.jp/series/cryptocurrency


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