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ブレストの討議ルールとは?

ブレストの討議ルールとは?

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仕事の現場ではミーティング、会議。規模の大小を問わずにこれらは日常的に行われているのではないでしょうか。打合せの目的は様々ではありますが、一方で会議が上手くいかないと嘆いている会社も多いのではないでしょうか。

なぜ会議が無意味なものになるのか

しばし、「会議なんてやるだけ無駄」という声を耳にします。本来であれば会議によって社内の意思疎通を図り、会社としての方針を決め、それぞれアイディアを持ち寄って、より良い答えを出そうとするものです。これらから考えれば、会議は決して無意味なものではないはずです。それでも「会議なんて無意味」という言葉が出る理由の一つに、会議の「質」にあります。日本ではディベート教育が行われていないのと、出る杭は打たれるという言葉もあるように、結局会議は上の人間の予定調和で終わらせたいと思って開催されていることもあるのです。つまりはポジショントークなのです。

一応は「会議をした」という事実を残したいので会議をするものの、実際には最初から結論や方向性が決められているだけなので、「無意味」「無駄」と称されているのは決して分からない話ではありません。むしろ、そのような事情を知っている人間にとっては「そんな無駄なことをするよりは、自分にとって有意義な仕事に取り組みたい」とも思うでしょう。何を言っても否定される。結論が決まっている、いわばある種の八百長のようなものでは何も生み出せません。

批判を禁止して会議をすると起こること

ブレーン・ストーミングにおいて批判は禁止ですが、会社の会議でもブレーン・ストーミングに倣い、批判を禁止してみるのも良いでしょう。批判されても動じず、なんでも言えるような人であれば良いでしょう。ですがそのように図太い人はごくわずかです。もしかしたら会社にもいないのではないでしょうか。それでは良いものは生まれません。そこで批判禁止というルールを設けるのです。ブレーン・ストーミングでは当たり前なのですが、批判を禁止することによるメリットは多いです。

まず、意見の発信者が批判を恐れずに発言できます。本来はいろいろとアイディアがあるものの、「どうせ文句を言われるだけなら言っても仕方がない」と思っている人も多いのではないでしょうか。批判的なことばかりを言われるくらいなら何も言わないと考えてしまうのも分からない話ではありません。ですがもしかしたらそれらが素晴らしいアイディアかもしれないのです。批判禁止にすれば、このように批判が嫌で何も言わない人にも意見を言ってもらうチャンスを作ることができるのです。

ポジティブなものが生まれるきっかけ

批判を禁止することのもう一つのメリットについてお話ししましょう。批判とはいわばネガティブな意見です。何かの意見に対して「それはダメだ」「分かっているから却下」「無駄だ」といったように、ネガティブな意見ばかりではせっかくのアイディアに対しても良いものは生まれません。ですが批判禁止にすることによって、むしろ良いものが生まれるかもしれません。批判禁止であれば批判的なことを言えなくなります。そのため、会議の間は何かを言いたいのであれば良い部分を見つけようとしなければならないのです。

最初から批判的な視線を向けていたら、良いものに気付けません。ですが、何か良い部分はないかと思いながらアイディアを聞けば、より良いものを生み出せるようになるかもしれないのです。

このように、批判を禁止することによって、ポジティブな空間を作り出すことができるのです。会議など時間の無駄だと感じている人こそ、このような会議を開いてみると良いでしょう。この意見に対して「意味がない」と思うのであれば、もはや何も言うことはありませんが。

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