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小さくしてみるとどうなるのか

小さくしてみるとどうなるのか

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物を小さくして見るとどうなるのか。
我が国は世界的に見ても小型化の技術は高いものがあり、いわば「得意分野」だと考えている企業も多いでしょう。なぜ得意分野になったのかというと、我が国でそれだけのニーズがあるからです。

小型化の代名詞といえば

我が国の産業は様々なものが小型化に成功しました。かつてはとても大きかったものの、技術革新のおかげで小さくなったものはとても多いです。例えば家電。かつてはビデオカメラなど、誰もが扱えるものではありませんでした。携帯電話も同様です。「携帯」という言葉が付いているものの、もはや「携帯」ではなく、ビジネスマンのショルダーバッグほどの大きさもありました。それが、ガラケーを見れば分かるようにあそこまで小型化に成功したのです。世界的に大ヒットを記録しているiPhoneですが、もとはといえばiPhoneは日本のガラケーを見てヒントを得て開発されたものなのです。このように、小型化の技術は日本の「お家芸」といっても良いでしょう。

小型化することで得られるメリット

小さくするという技術は、使っているパーツ等も小さくするため、コストカットにつながる可能性があります。開発に関してはお金がかかるかもしれません。ですが、以前よりもコストパフォーマンスが高まることも多いのです。また、小型化することによってほかの商品との連携が見えてくるパターンもあります。例えばパソコン。こちらもコンパクトになりつつありますが、コンパクトになったおかげでパソコンデスクの存在性そのものも希薄になっています。ノートパソコンであれば持ち運びに便利になっていますので、小型化によって消費者の生活がより快適なものになっているのは間違いありません。

型化してはいけないものがある

小型化はメリットもあるのですが、一方では小型化してはいけないものもあります。小さくすることによって消費者に不便を強いることになるようなものは小型化は避けた方が良いでしょう。例えば飲食店のテーブル。テーブルの多い方が採算は良くなりますので、テーブルのサイズを小さくして、無理矢理テーブルを入れるといった行為です。一度に収容できるお客の数が増えるので利益も増えるだろう…と考えるかもしれませんが、テーブルを小さくすることによって、お客の快適性が損なわれます。
二人で向き合って座るだけで、メニューを置くことさえできなくなるようなテーブルになってしまったら本末転倒です。小型化が提供する側のマスターベーションであってはなりません。テーブルのサイズはもちろんですが、ほかにも料理を少なくしたり、飲み物の量を減らしたり。値段も下げるのであれば良いのですが、値段を据え置きにして量だけ少なくするのは、お客にとっては「デメリット」です。

小型化を検討する価値

企業であれば、実際に小型化するかどうかは幾多の会議をくぐり抜けなければなりません。ですが、検討するだけでも価値はありますので、小型化してみるべきなのかどうか、改めて見直してみるのも良いでしょう。「これは大丈夫」「これはこのままで良い」と思っているものであっても、小型化を検討してみることで、新しい何かを生み出すことができる可能性もあります。単純に、小型化を目指すことは、小さくするための努力をしなければならないのです。検討するプロセスの中で、もしかしたら現段階で無意識のうちに無駄に大きくしてしまっていることに気付かされるかもしれないのです。それらを考えるための一つのきっかけとして、会社の中で小型化できるモノがないか、改めて考えてみるのも良いのではないでしょうか。見直すこともまた、大切な行為であることは言うまでもないはずです。

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