知識を得ただけで納得し、それで終わりにしてしまうビジネスマンが非常に多い。なんのために知識を獲得したのでしょうか。もしかしたら、それすら分かっていないのかもしれません。
ビジネスマンが知識を得た後にしなければならないことは、何なのでしょう。これがわかっていないうちは、仕事で成功を収めることなど程遠い状態。そこから少しでも成功へと近づくために、ここで説明することをよく読み、そして自分の仕事に活かしてみてください。
決して難しいことではありませんし、それを実践するためのサポートとなる行為も一緒にお伝えします。
忠実に続けていけば、今よりもずっと仕事で結果を残すことができる自分になれるはず。さらに続けていけば、周囲も驚くほどの成功が手に入ってしまうかもしれません。
インプットとアウトプットはワンセット
知識は道具です。道具は使ってなんぼ。つまり、知識を得た後は、それを使わなければ意味がないということ。
知識を得るということは、すなわちインプットするということですよね。インプットした後は、それをアウトプットしなければ、インプットしたものは無駄となってしまうでしょう。
そもそも、何かをインプットする前に、「これを必ずアウトプットするぞ」という意識でいることが大切。インプットとアウトプットは2つで1つであることを強く意識すれば、自然と得た知識を仕事上のどこかで活かそうという気持ちになるはずです。
ところが、これができる人が非常に少ない。最初でも触れましたが、そもそもアウトプットすることを前提とせずにインプットしてしまうため、知識を得たところで、その全ての行為が終了してしまっているのです。非常にもったいない。
買った家電を使わない、もらった食べ物を腐らせる、していた約束を忘れてしまう、インプットしたことをアウトプットしないのはこれらと同じこと。
価値のある知識や知恵、ノウハウも、それを実際に試したり活用しなければ、持っていないのと変わらないことを覚えておきましょう。
重要なキーワードやポイントは書き留めておく
多くの人は、なぜインプットとアウトプットを1つのセットとして考えられないのでしょうか。その原因はアウトプットを前提としていないこともありますが、単純にインプットしたことを忘れてしまっていることもその原因であると考えられます。
本を読んだりセミナーに参加したり映画を見たりドラマを見たり漫画を読んだり小説を読んだり、そうした行為で得た感動や感銘を受けた言葉、ノウハウ、こうしたものを全て覚えている人は確かに少ないのかもしれません。
しかし、忘れてしまっては、それを仕事で試すことも活用することもできませんよね。獲得した知恵の数々を忘れないようにするためには、書き留めておくのが一番の方法です。
小さいノートでもいいので用意し、そこに、得た知識を次々と書き込んでいく習慣をつけてください。そして、それを見返す習慣も同時につけておきましょう。
こうすることで、「こんな素敵な言葉があったな」とか、「これはビジネスで使えると思っていたんだ」などと、見るたびに思い出すことができるようになります。
テストの勉強と同じで、何度も見返して何度も思い出すと自然と脳に定着し、今度はそのノートを見なくても思い出せるようになります。忘れなければすぐにビジネスに応用できたり、自分にとって価値のある言葉を思い出し、仕事に邁進することもできるでしょう。
アウトプットの方法も思いついたら書き留めておこう
誰かの言葉、誰かの知識、誰かのノウハウ、こうしたものはそのまま試してみても、うまくいかないことが多々あります。違う人間ですし、仕事も異なるかもしれませんから、それ自体はしょうがありません。
しかし、それらの知識やノウハウも、少し形を変えることで、自分の仕事に絶大な効果を発揮する可能性を秘めていることがあります。それに期待するとともに、ノートを見返した時には、「どうにかしてこれを応用できないか」と考える作業も求められるでしょう。
もしアウトプットに適した方法を思いついたら、それもノートに書き留めておいてくださいこの作業を続けると、次第にそのノートがノウハウの溜まり場となります。自分の仕事に特化した参考書や攻略本のような役割を果たしてくれるようになるのです。
ノートに書くという作業によって頭の中の整理もできるでしょう。ビジネスマンに必要な知恵やノウハウとそれを応用する能力、そして頭の整理と、さまざまなことが手に入れられるため、必ず仕事でいい結果を残すための重要なツールとなってくれるはずです。