ゴールを設定せずに仕事に取り組むなんてナンセンスです。それでは何のために仕事をしているのかわかりません。会社は学校ではないことを認識しましょう。
先生や親が面倒を見てくれるわけではないのですから、会社で自分が到達すべきゴールは何なのか、また、人生で自分が到達すべきゴールは何なのかを、しっかりと見出す癖を身につけなければいけないのです。
今すぐに行動に移しアクティブに動くために必要なのは、まさに明確なゴール、そしてはっきりとしたプロセスです。それらを作り上げるためのコツを紹介します。
具体的な目標のために必要な行動を搾り出そう
まずは具体的な目標やゴールを設定することから始めてください。
果てしなく大きなゴールでも、非常に身近なゴールでもいいので、とにかく10ほどの具体的なゴールを設定すること。年収でもいいですし、何かを購入するでもいいですし、仕事の中で達成すべき目標でもOK。
1つではなく10ほど挙げておくこともポイントです。1つでは、それがとてつもなく大きなゴールの場合、何をすべきかが見えにくくなってしまうからです。
10ほど挙げたゴールの中で、その他のゴールに関連しそうな目標、その他のゴールに繋がりそうな夢をコアとして設定するところまで行ってください。そのコアの目標が達成できればその他の夢も叶えられる、あるいは近づくことができる、これが重要です。
コアの目標が設定できたら、今度はそれに必要な行動の中でも、今すぐに取り組めることをできるだけ多く書き出していきます。少なくとも10の行動を、できれば15ほどの行動を挙げてみましょう。
絞り出せばこのくらいの数は挙げられるはず。それらがクリアできればコアの目標も達成できる、そんな行動をしっかりとノートや手帳などに書き出すところまでやってみましょう。
頭の中だけで考えてはダメ。書き出すことでそれが明確な地図となり、やるべきことであると認識できるのです。
重要なのはゴールにたどり着くためのプロセスです
ゴールや目標にたどり着くためにどのような行動が必要なのかを10から15ほど書き出せば、もうやることは明白ですよね。そこに書かれたことをすぐにでも行う、とにかく即座に行動に移す、これだけです。
やることが文字になって目の前にあるわけですから、もう迷うことはありません。まさか命に関わるような行動は書き出していないはず。であれば、その行動を全て行うことで命が絶たれるわけでもありませんから、すぐにでも行動に移しましょう。
重要なのは結果でありゴールではありますが、それよりも大切にしたいのは、ゴールにたどり着くためのプロセスです。プロセスがなければゴールにたどり着くことなどありません。
そして、そのプロセスを自ら設定し常に目に見える形にしておくことも大事。
そうすれば言い逃れすることもできず、「やるしかない」というモチベーションに変えることもできるでしょう。
ゴールだけしか見えていないと、途方もない道のりのように感じてしまいます。しかし、今行動すべきことが見えていれば、スッキリと行動に移れるはず。プロセスを書き出すことは、このような効果も与えてくれるのです。
今やるべきことに集中しましょう。それしか大きな目標やゴールにたどり着く術はないのですから。
仕事を始める前にプロセスを整理しておくこと
プロセスを書き出したり整理する作業は、仕事を始める前にしておかなければいけません。できれば、1日の終わりに次の日に起こすべき行動をしっかりと書き出しておきましょう。
この作業を行ってから寝ると、不思議と寝ている間に脳がこの整理作業を手伝ってくれることがあります。
起きてから仕事をスタートさせるまでの時間は、そもそも脳があまり働いていない状態。その時間に1日のプロセスやスケジュール、やるべきことを整理するのは難しいはず。脳がまだ起きていなくてもすぐに行動に移れるよう、やはりプロセスの整理は寝る前に行っておくのがベストでしょう。
また、寝る前にこの作業を行うということは、その日1日の行動を整理することにもつながります。1日の反省をし、大きな目標やゴールを達成するためには何をすべきか、それを整理してから眠れば1日の区切りも上手にでき、日々にメリハリがつけられるはず。
疲れているかもしれませんが、この作業そのものは10分程度あればできてしまいます。時間や脳を有効に使い、大きなゴールに到達するために、この作業を続けてみましょう。何も考えずに仕事をしていた時よりも、はるかに猛スピードでゴールへと近づくことができるはずです。