深いことを何も考えず、思いつきで行動して成功する人など、この世にいるのでしょうか。ほとんどいないでしょう。超天才の芸術家、このくらいしか、本能のままに行動して成功する人などいないはずです。
ましてや、ビジネスの世界で生きている人、一般的なサラリーマンなどは、常に頭でいろいろなことを考え、その考えたことを何とか形にしていかなければ、成功という最高の栄誉は手に入れることができないでしょう。
しかし、ほとんどの社会人は頭でいろいろなことを考えるどころか、毎日の仕事に追われ思考停止となり、成功とは程遠い場所にいるのが現実です。その現状から少し抜け出してみませんか?
そのための方法や考え方をいくつかピックアップし紹介していきます。紹介するのは、特に才能も何もない人が成功するために欠かせない方法論や考え方ばかり。必ず参考になるはずです。
得た知識を実践することで得られるのが「成功」
知識のない人は、絶対に成功しません。これだけは言い切ることができます。まずは、何よりも知識を頭に詰め込むことから始めましょう。
たくさんの本を読む、たくさんの人と会う、自分の取り組んでいる仕事に精通した人が行なっているセミナーに通う、こうしたことを時間を見つけては繰り返し行なっていくことで、徐々に仕事に必要な知識が増えていきます。
大事なのはここから。得た知識は、必ず現場で実践するようにしてください。実践しない知識など何の意味も持ちません。
例えば、英会話を上達させたい人は、必死で英語を勉強することでしょう。英会話の書籍を読み、そして英会話スクールにも通うかもしれません。しかし、それで満足していては英会話は上達しませんよね。本やスクールで学べることは、いわゆる正統派の英語。実際に現場、つまり、ネイティブの英語スピーカーと自然な環境の中で会話をしなければ、自分の学んだことが通じるかどうか、相手の言っていることが聞き取れるかどうか、理解できるかどうかなどわかりません。
現場で実践し試すことで、初めて、これまでの勉強や得た知識が正しかったかどうかがわかるのです。その先にあるのが、「成功」というもの。この例で言えば、成功とは英会話の習得です。
ビジネスの世界でもまったく同じことが言えます。「営業で年収1,000万円稼ぐ方法」という本が仮にあったとしましょう。それを読んでも、読んだだけでは年収1,000万円にはなりません。そこに書かれている方法論を現場で実践してこそ、年収1,000万円の営業マンに近づくことができるのです。
どんな方法でも、半信半疑であっても、とにかく現場で試してみることを忘れないでください。積極的に試さなければ宝の持ち腐れ。いや、それが宝かどうかも判断できません。ビジネスマンは、それを強く認識しておく必要があるでしょう。
現場での実践はある程度の継続が必要です
本を読んだり人から聞いたり、あるいはセミナーなどで獲得したノウハウや知識は、実践した瞬間に効果が出ることの方が珍しいでしょう。1回で効果が出るような方法であれば、きっと誰もが実践し、そして成功を収めているはずです。
獲得した知識やノウハウは、何度も実践してみることが重要。継続して試してみるようにしてください。
また、同じことを繰り返していてもしょうがありません。その知識やノウハウは、自分なりにアレンジするなどし、自らの能力やその現場、業種や職種によって変えていく必要もあります。
サッカー選手がイチロー選手と同じ練習方法を実践したからといってサッカーが上手くなるわけがありませんよね。しかし、イチロー選手の練習の中でサッカーに使える部分や、考え方の点で学ぶことは多く、それを練習や試合、あるいはルーティーンの中に取り込んでいくことで結果が出ることは多々あるはず。このアレンジこそが大切なのです。
もちろん、本やセミナーで学んで、それを自分なりに考えながら継続的に実践してみたけれどもまったく効果がないものも多々出てくるでしょう。しばらく続けて効果が出ず、これ以上はアレンジのしようがないと感じれば、その方法とは距離を置くしかありません。
ただ、それまでは継続し、その知識やノウハウが活かせるかどうかを検討する、試す、これだけは根気よく行うことがビジネスの成功には求められます。
仕事で成功したいのであれば自己投資すべき
本を読むには、本を買わなければなりません。人と会うには、交通費がかかり飲食代もかかるなど、交際費が必要になってくるでしょう。セミナーは無料のものもありますが、本当に価値のある情報やノウハウを伝授してくれるセミナーには、当然参加費がかかります。
自己投資は、迷わずしてください。成功する者ほど、自己投資をしています。自分を成長することにお金をかけない人は、成長などするわけがありません。
お金をかけたところですぐに結果は出ないかもしれませんが、正しい続け方をしていれば、必ずそれが成果となって現れてきます。成果が出れば収入も増えるでしょう。自己投資に使った金額は、のちに必ずペイできるはずです。
お金を投じるということは、それだけ本気であるということです。お金を投じることができない人は、結局今の損得しか考えておらず、未来の自分を放棄していることと同じ。成功者は未来を描き、そして今、そのための労力や投資を惜しみません。
一般的なサラリーマンでも、それは同じで、何も億万長者になろうと考えてはいなくても、今の仕事で成功したいのであれば、労力や投資を惜しんではいけないのです。
遊びにお金を費やすなら、ぜひ、自分自身にお金を投じてください。最高の人生を送りたいのであれば、それしかありません。