文章を作成しているときは、「あれも書きたい」「これも書きたい」と頭がいっぱいになってしまいがち。
しかし、世の中には「書いてはいけないこと」もあります。
うっかり書き上げてしまい後で大変な目にあってしまう前に、何を書いてはいけないのかを意識しましょう。
景表法とは「景品表示法(不当景品類及び不当表示防止法)」のこと。
懸賞実施に際して景品類(おまけや賞品など)の総額や最高額を制限するだけでなく、商品やサービスに関して不当な表示がないかどうか規制するものです。
表示規制については、主に以下の2点に注意する必要があります。
実際の商品やサービスよりも優良だとかたること。
もしくは、事実と異なる表現で競合の商品やサービスよりも優良だと語ること。
例:海外からの輸入肉を国産ブランド肉だと表示して販売する
実際(もしくは競合)の商品やサービスよりもお得だと誤認させること。
例:いつも1,000円で売っているものを「通常価格2,000円のところ今だけ半額!」として販売する
ほかにも、誤認を与えるものとして下記の6項目を「内閣総理大臣が指定する表示」として禁止しています。
詳しくは消費者庁のホームページをご参照ください。
「国内最大」「最高の」「最安値」「日本一」「ナンバー1」などの表現にも気をつけてください。
これらの表現はすべて「本当に日本一なのか」「本当にこれより安いものはないか」といった裏付けを証明しなくてはなりません。
よくチラシやメールマガジンで「国内最大級の」「最安値にチャレンジ」といった文言を目にするのは、この問題を回避するためです。
同様に、「必ずやせる!」「確実に稼げる!」という文言も控えましょう。本当にすべての人がその商品やメソッドなどで「必ずやせる」かどうかは不明ですし、「確実に稼げる」かどうかも然りです。
Wikipediaやキュレーションサイトの情報を鵜のみにして書いてしまうのも控えましょう。
情報には、自らの体験による「一次情報」、一次情報を基にした本や新聞などの「二次情報」、二次情報をさらに誰かがまとめた「三次情報」があります。
そして、情報の信頼度は一次情報が高く、三次情報は低いといわれているのです。
Wikipediaやキュレーションサイトは、この三次情報にあたりますが、それ以外のサイトや雑誌などでもソース不明の情報が書かれているものは鵜のみにせず、一次情報に近いものを調べて書きましょう。
このような「書いてはいけないこと」をうっかり書いてしまわないように、日ごろから意識しておくことは重要。
それでも不安な場合は周囲の人に文章を見せ、誤認してしまう表現がないか、根拠ある表現になっているかチェックしてもらうのがいいでしょう。
いかがでしたか?
意外にたくさんある「書いてはいけないこと」。
これらに気をつけて、書いていいことだけを書くよう心がけてください。