メニュー

変更するとどうなるのかイメージしてみる

変更するとどうなるのかイメージしてみる

投稿者

商品はいずれ飽きられてしまうものです。どれだけヒットした商品であっても、歳月と共にどうしても飽きられてしまいます。企業もそのような消費者心理くらいはよく分かっています。かといって変えすぎるとそれはそれで消費者を離してしまいますので、上手く変えているのです。この「変える」は、とても大切なのです。

変える。それは大袈裟ではない

「変える」と聞けば、まさに180度、それまとは全然違うものを想像する人も多いかもしれませんが、決してそれだけが「変える」ではないのです。ちょっとした変更でもまた、大きな変更になりますし、変える部分もまた、多々あることに気付かされるのではないでしょうか。

色、匂い、音、形といったように、ちらっと変えることが出来るものもあれば、中身を変えたり、あるいは少し丸みを帯びたり、逆に角ばらせたり。少し変えるだけでも消費者心理は大きく異なりますし、変えたという事実によって消費者に安心感を与えることにもなります。

自動車の例

我が国の基幹産業と言っても過言ではない自動車ですが、自動車は厳密な周期はないものの、数年程度でモデルチェンジをします。そうです、変えているのです。いつまでも同じ物では、余程のヒット車ではない限り、見放されていくだけです。そこで、自動車メーカーは数年に一度、モデルチェンジを行います。

モデルチェンジにも二種類あります。マイナーチェンジは、その名前からも分かるように、ちょっとした変更です。車のサイズやエンジンのスペックといった基本的なことは変わっていないものの、カラーバリエーションが増えたり、メーカーオプションが充実したり、値段を改定したり。ちょっとした変更ではあるものの、消費者にとっては「買い換えようかな」と思うでしょう。

一方、フルモデルチェンジに関してはかなり変えるところもあります。人気モデルですとコンセプトは同じで、サイズ、外観を変えるくらいなものですが、あまり人気のない車種の場合、同じコンセプトでも売れないのが分かっているので、外観やサイズのみならず、コンセプトそのものまで一気に変えるケースもあります。コンセプトが変われば、想定する消費者も変わりますので、それまでの不調が噓のように大ヒットを記録するケースもあるのです。

スマートフォンの場合

自動車の場合、変更があればすぐにでも分かるものです。一方、我々の日常生活の中でもはや必需品と言っても決して過言ではないスマートフォンですが、こちらも多々変更されています。

iPhoneは2017年の9月に「8」が登場しました。単純に8番目のiPhoneになります。iPhoneに限らず、スマートフォンは基本的な部分はメーカーが異なれど同じです。コンパクトなタッチパネル式のデバイス。これは変わりません。ではどの部分を変えるのかといえば、カメラの質や、記憶容量やデバイスのコアとも言うべき部分。そしてカラーバリエーションなど、モニター以外の部分を変えます。

ビジネスマンとして

このように、どのような商品であれ物は変わるものです。変えることにより、飽きさせないのはもちろんですがそれまで売れなかったものが売れる可能性も秘めているのです。先に例に出した車やスマートフォンでも、モデルチェンジによって売り上げが急上昇するケースもあるのです。

一方で、頻繁に変えすぎるとイメージが定着しないというジレンマもありますので、変える時には慎重に変えるよう配慮すべきです。コロコロ変えていると、結局イメージが定着しないので、飽きられる以前に、商品そのものの知名度が上昇しないので、消費者に定着しないリスクも出てくるのです。

投稿者

この記事を書いた人



カテゴリー

企画入門

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 * が付いている欄は必須項目です