プレゼンテーションは場数をふむことが肝心です。慣れてくればコツもつかめてくるのですが、慣れることが問題なのです。そこでお勧めの方法が「シャドープレゼンテーション」です。
シャドープレゼンテーションとは
シャドープレゼンテーションとは、プレゼンテーションのイメージトレーニングです。
言葉の由来はシャドーボクシングからです。ボクシングのトレーニングにはシャドーボクシングがあります。これは相手がいることを自分の中でイメージし、実際に相手がいるかのようにトレーニングすることです。
シャドーボクシングの良さは自分だけで出来ること。そしてお金がかからないことですが、プレゼンテーションでもこれは有効です。誰も聞いてくれる人がいないと言っても、むしろそれが良いのです。自分一人でもプレゼンテーションを行うことによって喋る力を付けることが出来るのです。プレゼンテーションはいろいろな人への提案ですが、どれだけ素晴らしい企画力があっても話術も求められます。シャドープレゼンテーションでは、少なくとも話術は鍛えられるのです。
頭の中でまとめるだけでも違う
プレゼンテーションに自信がないと思っている人の多くは、企画そのものよりも人前でしゃべることが苦手だと感じている人が多いです。確かに、著名人でもない限り日常生活の中で多くの人の視線が自分だけに集まっている状態でしゃべることはそうそうありません。
そのため、緊張してしまったり多くの視線を向けられて頭の中が真っ白になってしまって何をしゃべって良いのか分からなくなってしまったり。しかも悪循環で、一度失敗すると自信を喪失してしまいますので「自分には無理」「やっぱりプレゼンテーションは難しい」という苦手意識が刷り込まれててしまうのです。だからこそ場数が物を言うのですがプレゼンテーションは頭の中で何を話そうかまとめておくだけでも違います。
プレゼンテーションは特別ではない
プレゼンテーションが苦手な人に多いのが「プレゼンテーションは特別」という気負いです。
プレゼンテーションは大切なものですが、日常的な会話を思い出してください。そこでも自分が何かを伝えたい時には相手にいろいろと説明するものです。「プレゼンテーション」という言葉に対して必要以上に身構えてしまう人が多いのですが、名前が違うだけで日常生活の中で友人に物を勧める時なども立派な「プレゼンテーション」と呼べるものです。このように考えると、プレゼンテーションが決して「非日常的」「身構えるもの」ではないと気付くのではないでしょうか?