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まさに「逆転の発想」です

まさに「逆転の発想」です

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発想を逆転させてみることもまた、様々なものが見えてきます。どうしても「常識」ばかりにとらわれてしまいがちなのですが、発想を上手く逆転することによって、様々なことが見えてくるものです。

発想を逆転させるということ

発想の逆転そのものは決して難しいものではないはずです。例えば我々の日常生活の中で右手で行っていることを左手で行ってみたり、「急がないと」って思っている時に歩いてみたり。良く行くかどうかは別として、逆の発想をしてみることによって新しく気付けることもあるのではないでしょうか。

先の話で言えば、左手で行ってみることによって、実は左手がどれだけ大切なのかに気付かされたり、改めて右手の良さに気付いたり。普通に考えていると何も思わないことも、逆転の発想によって気付かされることもあるのです。

逆転の発想から生まれたものもある

このような逆転の発想から生まれたものも多々あります。例えば行政の話ではありますが、2020年東京オリンピック記念のナンバープレート。これは軽自動車でも、普通乗用車同様白いナンバープレートを選ぶことが可能になりました。それまでは軽自動車のナンバープレートは黄色が常識でした。

S660のように、スタイリッシュな軽自動車も登場していますし、税制的なメリットから軽自動車のユーザーも増えているのですが、一方では軽自動車と言えばどうしても黄色いナンバープレート。黄色いナンバープレートというだけで「ダサい」「お金がないって思われる」といったように、実用性云々ではなく、見た目の問題だけで軽自動車を敬遠していた人もいるのではないでしょうか。

ですが軽自動車にも普通乗用車と同じような白いナンバープレートを付けられるとなれば、少なくとも「黄色くて、さも軽自動車だと一目でバレるようなナンバープレートは付けられない」と思っていた人でも、軽自動車のオーナーになれるのではないでしょうか。

外食産業でも逆転の発想

外食産業でもしばし逆転の発想が見られます。外食産業は長らくデフレの影響から「安くなければだめだ」という思いが強まっていました。サービス価格競争によって徹底的なコストカット。味よりも安さにこだわっていた外食チェーン店はとても多かったのですが、いつしかこのような風潮から、味にこだわるところも増えているのです。

安い競争が難しい。それなら少し高くするのではなく、それなりに高くする分、味にもこだわる。そんなお店が増えてきているのです。このような風潮のおかげで、外食産業に於いても二極化が始まりつつあります。とにかく徹底的に安く楽しもうとする人と、味を楽しもうとする人。安く楽しもうとしている人は味に対してのこだわりはありませんし、逆に味に対してこだわる人は、多少高くても美味しいものを食べられるならということでお金を払うのです。

逆転の発想から見えてくるもの

逆転の発想はビジネスにも転化されているように、決して無駄にはならないものです。但し、逆転することそのものが目的になってしまっては意味がありません。先に紹介したものは、消費者のメリットもあるからこそ、選ばれているのです。

もしもですが、逆転の発想そのものだけが目的となってしまっている場合、残念ながら消費者にとっては意味のないものになってしまうので選ばれるようなことはありません。サービス提供者の自己満足でしかないサービスが通用するほど、現代社会の消費者は甘くはありません。逆転の発想そのものは決して悪くはないのですが、内輪だけで盛り上がってしまうようでは意味がありません。一般大衆性があるのかどうかもまた、十分に吟味した上で判断するよう心掛けましょう。

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