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自由奔放な意見の重要性

自由奔放な意見の重要性

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時に「自由奔放」と聞けば、ともすると無責任なものに思ってしまう人がいるかもしれません。特にビジネスシーンにおいては、自由奔放さというのは無責任と表裏一体なので、あまり好ましく思われない傾向があります。ですが会議においては、これ以上貴重な意見はないのです。

自由奔放さが新しい何かを生む

自由奔放な意見は、片や冷静な目で見れば「無理」「何を考えているんだ」「もう少し現実を考えろ」と思ってしまうでしょう。ですが、自由奔放な意見からは、それまでの「現実的な視点」では思い浮かばなかったアイディアを生み出すきっかけとなる可能性を秘めているのです。会議の際、意見を出せと言われても人はどうしても現実的な視点で考えてしまうものです。怒られる怒られないという問題以前に、常識的に考えてできない意見を言っても意味がないと考えてしまうビジネスマンの方が圧倒的に多いのではないでしょうか。ですが、自由奔放な意見は実は様々な可能性を秘めているのです。

会議の雰囲気を変えるのが大切

突拍子のない意見。ともすれば「真面目に考えろと」と思われるかもしれません。ですが、そのような意見によって会議の雰囲気が明るくなり、活発な意見が出やすくなるかもしれません。堅苦しい意見ばかりでは会議の出席者たちも「真面目に考えなければ」と思ってしまうでしょう。そのため、迂闊なことが言えない雰囲気となってしまい、会議から活気を奪い去ってしまうのです。

しかし、突拍子のないような、時に非現実が過ぎるような意見は参加者に笑いをもたらします。その笑いが会議そのものをリラックスさせるかもしれません。そして結果、その後の会議がより有意義なものに発展していくかもしれないのです。

非現実から生み出せるもの

非現実的ではあっても、その意見を単純に却下するのではなく、現実と上手くシンクロさせることで、それまでは考えもしなかったような名案が出てくるかもしれません。会議とは意見を採用するか却下するかだけではなく、そこから新しいものを生み出すことでもあります。単体の意見としては「現実味がない」としても、その他の意見と上手く混ぜ合わせることによって、より良いアイディアが生まれるかもしれないのです。

その点では、現実に寄せるのではなく、それこそバカらしいとか夢物語だと思われるような意見でも良いのです。バカらしいなと思う話を二つ混ぜたら物凄く現実的で素晴らしいものを生み出すことになるといった話とてあるのです。むしろ「それは無理」と話を却下してしまうことこそ、何にもつながらないのだと覚えておきましょう。

技術は進化する

夢物語だと思うような意見も、技術の進歩と共に可能になるかもしれません。例えば20年前に「液晶パネル型の携帯端末」を発案したとして、良いアイディアだと思ったとしても残念ながら技術が伴っていません。おそらく製品化は無理だったでしょう。

ですが技術の進化により、今ではスマートフォンは日常生活の至るところで見かけるようになりました。これはスマートフォンだけの話ではありません。現段階では「非日常的」「突拍子もない」と一笑に付されるような話であっても、将来的には案外あっさりとできる可能性もあるのです。どのような意見であれ、ある程度は前向きに考えてみると、意外と「あと〇〇さえあればできちゃう」と言うものもあるかもしれません。

もしも、新しいサービスや技術が定着する前に製品化に成功すれば、業界内で圧倒的なシェアを獲得するかもしれません。突拍子のない話であっても、それはあくまでも「現段階」の話で、もしかしたら近い将来は珍しいものではないかもしれないのです。一笑に付すのではなく、それらもまた、前向きに考えてみると良いでしょう。

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