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小さなことを積み上げて大きな成果にするための仕事術

小さなことを積み上げて大きな成果にするための仕事術

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最初から大きな偉業を成し遂げられるような人は、本当にごくわずかです。皆無と言ってもいいでしょう。一見そのように見える偉人であっても、実は小さなことを積み上げて、それを大きな成果や業績につなげているのです。

世界を変えるようなイノベーションを起こしたいという野望を抱いている人は少数だと思いますが、「今の仕事で成功したい」、「収入や成績を上げたい」などと考える人は少なくないはず。出世に興味がない人などいないはずですし、収入が多くなって困る人などいないでしょう。

しかし、そのためには小さなことを積み上げていくという意識を常に持っている必要があります。これは、偉大なことを成し遂げるような人と変わりません。

そのためのコツや考え方をいくつか紹介していきましょう。小さなことをコツコツと積み上げていくことが誰でもできるようになり、また、効率よく成果を挙げられるようになるはずです。

 

最初は小さな目標の達成率を上げることを徹底する

いきなり大きな目標を達成することは多くの人にとって不可能。これは最初に説明した通りです。まずは、小さな目標を立てることから始めましょう。

そして、その目標の達成率を上げることを徹底します。つまり、できることや取り組む作業は非常に限定的かもしれませんが、それが当たり前のようにできるようにする、あるいはその範囲内で成果を挙げることに集中するのです。

営業の仕事を例に挙げて考えてみましょう。

契約してくれる人や企業が多ければ多いほど営業職の成績は上がるわけですが、日本全国の人や企業を相手にしていてはキリがありません。まずは、非常に小さな範囲内で、できるだけ多くの契約を勝ち取れるよう努力します。

「歩いていける範囲」に限定してもいいでしょうし、「あるビルの中」に限定してもいいでしょう。もちろん、取り扱っている商品やサービスによってはその範囲では狭すぎるかもしれませんが、それでも可能な限り狭い範囲で考えることが重要です。

そして、その範囲内でのシェアを広げることに注力し、その範囲内でナンバーワンとなる、つまり「支配する」ことを目指します。それ以外の職種の場合でも、同じような考え方で目標を立て、そこでの成功率アップや成功率トップを目指してみましょう。

「これまで1日かかっていた仕事を半日で終わらせる」という目標でもいいですし、「今までは10個しか作れなかったものを12個作れるようにする」という目標でもOKです。

まずは、そうした目標に集中し、徹底して達成できるようにパワーを注いでいってください。

 

少しずつ目標や行動範囲を拡大化していく

最初に立てた目標をクリアできるようになってきたら、確実に進歩しています。多くの社会人は、やるべきことを与えられたら、それをするだけで終わってしまっているはず。それではいつまで経っても成長は見込めません。

小さくてもいいので、自ら目標を設定し、それをクリアするために頭と体をフルで使う。そうすれば、与えられたやるべきこと以上の成果を出すことができるのです。人間には、そのようなポテンシャルが誰にでも備わっているものです。

目標がクリアできるようになれば、今度はその目標をさらに拡大していきましょう。
上で挙げた営業の仕事で言えば、営業をかける範囲を広げていきます。ここで考えたいのは広げ方。ただ範囲を広げるのと、また別の範囲でシェアトップやナンバーワンを目指すのとでは考え方が異なることがわかるでしょうか。理想は後者です。

自分が支配する範囲を、これまで活動したところとは別に設け、そこも支配下に置いていく、そんなイメージで営業をかける範囲を広げていくといいでしょう。

営業以外の職種の場合も、ただ単に、「半日で終わらせた仕事を3時間で終わらせるようにする」とか、「12個作れるようになったから15個作れるようにする」ではなく、「半日でこの仕事を終わらせた上で、あの仕事もこなせるようにする」であるとか、「12個作った上で、別のものも3個作れるようにする」という考え方が理想です。

職種によってこうした考え方が難しいこともあるかもしれませんが、意識したいのは、仕事や行動の種類を増やしていくことです。自分ができることを増やしていけば、それだけ新たなスキルも身につけることができ、その職種に携わる人間としてだけではなく、社会人としても成長することができるでしょう。

 

目標や目的を広げすぎないのがポイント

目標や行動範囲を拡大していくことは非常に重要なこと。余裕が出てくれば、どんどん拡大化してもらいたいのですが、広げすぎには注意しなければなりません。

これも考え方の問題なので少し難しいところがあり、職種によってもだいぶ異なるのですが、目標や目的を無駄に広げすぎると、1つ1つの仕事がおろそかになる可能性が出てくるので要注意です。

例えば、再び営業職で例えてみると、ある範囲でシェアを拡大することができたからといって、その範囲にはもう手をつけずに次々を異なるエリアに手を出したり、あるいは、顧客に新しい人や企業を紹介してもらったからといって、車を2時間も3時間も走らせなければならないところへ出向き、ついでにそのエリアを開拓しようとしたりなどは避けるべき。

時間がもったいないのと、無駄に範囲を広げると必ず手を抜くところが出てきてしまうからです。それよりも、すでに支配したエリアにおいて、その支配を続けることを意識した方が、ずっと信頼が得やすくなり、今後の契約にも繋がるはずです。

他の例で言えば、「10個作ると同時に別のものを3個作れるようになったから、次はさらに別のものを2個作れるようにしよう」と考えるよりも、「その10個と3個のものの精度を上げることを目標に置いてみよう」という考え方をするべきです。

精度を上げることができれば、それはスキルが上がったということになります。おろそかにもしていませんし、手も抜くことがないはず。

目標や目的は拡大し続けるべきですが、その方向性を間違わないことが、出来のいい仕事をするコツです。それが大きな成果につながると認識し、懸命に取り組んでみましょう。

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