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人を動かすための秘訣

人を動かすための秘訣

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マーケティングは人の心を動かすことが重要

マーケティングを行なう上で、人の心を動かすことは重要なことです。新しい商品の販売が良くなるためには、商品を購入する消費者の気持ちをよく理解していなければなりません。この気持ちを無視した商品開発を行なうなら、自己満足の商品が出来上がり、結局販売数を伸ばすことは不可能です。

消費者がどのような商品を必要としているのか、商品が存在していることでどのように生活が良くなるのかを考えることが重要です。例えば、以前ヒットした洗濯機に入れるゴミ取りネットは、消費者目線から発明されました。主婦自身が、洗濯機の中の小さなゴミを邪魔だと感じており、どうすればゴミを取り除けるのか考えていたところ、ごみ取りネットを考えつきました。

これはサービスの開発の面でも同じことです。サービスを利用する人は、どのようなサービスを必要としているのか、どんなサービスがあれば人の生活はさらに充実し便利になるのかという消費者の目線が必要です。こうした目線があって、初めて消費者の必要に気づき、ヒットするサービスを企画することができます。

消費者が必要としているもの、あったら便利というものを準備することで、消費者の心を動かすことが、マーケティングでは重要です。つまり人は心が動いた時(この商品は便利だと感じる、欲しいと思う)に商品購入をするということです。当たり前のことですが、欲しいと心が動かされなければ、新しい商品を購入することはないでしょう。これは社内におけるマーケティングについても同じことです。

プレゼンテーションにおける成功

どんなに良い商品やサービスであっても、社内でのプレゼンテーションに通らなければ日の目を見ることなく終わります。それはとても良い商品であっても、将来爆発的なヒットの可能性があっても同じことです。消費者の目線で商品やサービスを考えて、良い企画を考えても、プレゼンテーションで自分目線になっているなら結果が伴わなくなる可能性があります。

商品の良さをアピールすることだけを考えてプレゼンテーションをすること、それ自体が間違っているわけではありません。しかしそのようなプレゼンテーションは、やはり聞き手の感情や心理を考えていないものになるでしょう。企画を通すために、プレゼンを聞く人の心を動かすようにしましょう。どんなに良い商品でも、プレゼンを聞く人の心が動かされなければ、社内の審査に通ることができません。商品自体にかなりの魅力があれば、「人の心は動きます」が、商品やサービスがそのレベルまでいっていない場合でも、「人の心を動かす」ことでプレゼンが通る可能性が出てきます。

人はどんな時に、心が動かされるのでしょうか?単純なところでは、外見の良い人、優しい人、気遣いのできる人、頭の回転の早い人などは人の心を動かしやすい人です。このような人とそうでない人では、言っていることが同じであっても受け入れられる可能性が変わってきます。とはいえ、このような人に急になれるわけではないため、別の秘訣が必要です。

こんな場面を思い浮かべてください。Aという人物がプレゼンテーションをしており、そのAという人物はあなたに対して好意を抱いている人物です。それに対しBという人物も、同じプレゼンテーションを行なっていますが、Bという人物はあなたに対しまったく好意的な態度ではありません。プレゼンテーションの内容が同じであれば、どちらの企画を通したいと思うでしょうか?ほとんどの方はAのプレゼンテーションを選ぶでしょう。

その理由は、人は自分に好意を持っている人の言葉に動かされやすいという心理的な傾向があるためです。私達のほとんどは、無意識のうちにこうした角度から好き嫌いを判断しています。プレゼンテーションでも、この「人の心理」を利用できるでしょう。

ちょっと汚い方法だと思われるかもしれませんが、人に好意を持つことで何か悪い結果が生じるわけではありません。だれでも人に好意を示されて不快に感じることはないからです。ではプレゼンテーションを受ける相手にも、好意を示すことは良い方法ではないでしょうか?ビジネスは企画をプレゼンで通して、初めて新たな局面へと入っていくことが可能です。そのためであれば、使えるものは何でも使う、このような気持ちもビジネスパーソンには必要です。

人の心を動かすため、人に対して好意を持つ、これがプレゼンテーションを通すための秘訣です。人は自分に好意を持っている人に、自然と協力したくなる傾向があることを覚えておきましょう。

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