成功する保険営業マンには2種類います。1つの技を突き詰めていくのが得意な職人肌のタイプと、仕組みを作るのが得意な起業家タイプです。そのタイプによって成功メソッドは違います。自分のタイプに合ったメソッドを選ぶのが成功確率を高めるコツです。
成功する保険営業マン二つのタイプ
保険営業マンには、職人タイプと、起業家タイプがいます。
職人タイプはレシピ通りに作る人です。
社会に出たら最初は誰でも職人として育てられます。
保険会社でも採用した営業職員を、営業の職人として育成します。
そもそも職人として一人前にならなければ、スタートラインにも立てません。だから最初はみな営業の職人としての自立を目指します。
職人タイプは総じて我慢強く、単調なパターンの繰り返しにもよく耐えます。だから、現実問題として生き残る確率は高い。これが職人タイプの強みです。
職人タイプの強みと弱みとは
ところが、自立してしばらくすると、いずれ職人の限界にブチ当たることになります。
商品・サービス中心の発想になってしまうので、できることが限られてしまうからです。
例として、レストランのオーナーシェフとして独立した人(=職人)を思い浮かべて下さい。
レストランの売上減少、という課題に突き当たったとき、職人のこの人が考えられる対策は、
- 味をよくする
- 料理するスピードを上げる
- フロアでのサポートを充実させる、
これくらいです。
当然これでは苦戦するでしょう。
つまり、ブレイクスルーを起こしにくいという問題があるのです。
これを保険営業に例えると、
- 提案の質を上げる
- 1件あたりの商談スピードを上げる
- 顧客フォローを充実させる
ということになります。
起業家タイプの強みと弱みとは
一方、起業家は、理想主義者で未来に生きる人です。
エネルギーに富み、単調なパターンの繰り返しが苦手で、変化を好みます。
集客のためのアイディアがいっぱい湧き出てきます。それを片っ端から試していくので、失敗は当たり前。手ひどい目にあうことも少なくありません。
理念・ビジョンからワクワクする目標を見出し、他人を巻き込む力に富んでいます。
その結果、既存のルールからハミ出しがちになるので、本社やマネージャーと衝突することもあります。
アップル社でいえば、パソコンの発明者と言われるスティーブ・ウォズニアックが職人で、スティーブ・ジョブズが起業家です。
(だから、学生のときから親友だった二人でも、けっきょく途中で袂を分かちました)
職人タイプと起業家タイプのどちらがいいということではありません。
自分のタイプを見分けることが大事ということです。
ちなみに私は起業家タイプの保険営業マンでした。
だから、もしも自由なやり方が許されない管理のきつい保険会社だったら当時の私は耐えきれず仕事をやめてしまったでしょう。そういう意味では自由にやらせてくれた保険会社とマネージャーに感謝しています。
さあ、あなたはどっち?