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コロナ“以前”には戻れない? アフターコロナは分散型自律社会へ

コロナショックの影響で、私たちの働き方は大きく変わりました。日本国内で初の新型コロナウイルス感染者が確認されたのは、1月14日のことです。それからわずか3ヶ月ほどで、これだけテレワーク・リモートワークが一般化するとはだれも想像できなかったでしょう。私たちは、以前のような働き方に戻ることはあるのでしょうか?

コロナ以前の社会に戻ることはもうない

 

Zoomなどのウェブ会議サービスを利用し、社内会議や商談、セミナー等を行う企業や個人が急増しています。

緊急事態宣言が出され、ますます外出自粛ムードが強まる中「いつになったら、日常生活に戻ることができるのか? 」という声も聞かれますが、もう以前のように戻ることはないでしょう。

コロナショックは、リーマンショックなどの金融危機とは異なり、実体経済にダイレクトに影響を及ぼしています。薬が開発されない限り、「感染しても安心できる」という心理にはならないですし、特定の国で薬が開発されたとしても、私たち日本人がそれを利用できるとは限りません。

そもそも、コロナウイルス自体は珍しいものではなく、人に感染するコロナウイルスは6種類知られており、いわゆる風邪の10~15%が4種のコロナウイルスによるもの。

新型コロナウイルス(COVID-19)は、その突然変異のようなものでしょうから、「全人類が、生涯に一度は感染する」ウイルスになるかもしれません。風邪を引いたことがない人は、ほとんど皆無でしょうからね。

 

しかし注意しないといけないのは、「新型=未知」であることで、正しく恐れる必要はあると思います。

となると、新型コロナウイルスとの戦いは長期戦。

テレワーク・リモートワークが長引くことは必至で、そうなればますます一般化します。

「あれ? もう出社する必要ないんじゃない? 」

となる方が自然な流れでしょう。

 

分散型自律社会と分散型企業

 

「都心にあるオフィスに出社して仕事をする」

というのは、戦後からこれまで築かれてきた社会の形であり、企業の形でもあります。

しかしそれが、新型コロナショックによって破壊されました。

一極集中・中央集中型社会ではなく、分散型社会へ。

中央集権型ではなく、分散自律型へ。

そんな流れが、今後も強まるはずです。

個人の考え方もここ数ヶ月で変化しているでしょうし、個人の考え方は企業へ、そして社会へと浸透していくでしょう。

「企業」や「雇用」という概念もなくなっていくかもしれません。

オフィスという共有空間を設けず、それぞれが自由な場所・自由な時間に仕事をするスタイルが一般化すれば、企業である必要もないですし、「雇用主と従業員」という関係性も必要なくなります。

ビジョンやミッションに共感した人が集まり、達成されたらまたそれぞれ散らばっていく。

そんな、プロジェクト毎に仕事をするスタイルになるかもしれませんね。

ブロックチェーン技術を用いたプラットフォーム「イーサリアム」を支える、イーサリアム財団のエグゼクティブ・ディレクターを務める宮口あやこ氏は、Forbes JAPANのインタビューで以下のように語っています。

 

──宮口さんから見て、イーサリアム財団はどんな組織ですか?

 

いわゆる会社っぽさはありません。金銭的には必要な人材を雇うこともできますが、敢えて団体を大きくしすぎず、外部の人材を中からサポートする形で運営しています。財団の持つコミュニティはオープンなので、人の出入りも自由です。

 

一般的には優秀な人材を見つけたら雇い入れると思いますが、そうすると財団が潰れたときに全部だめになってしまいますよね。一極集中するのではなく、分散させるのが、そもそもブロックチェーンの概念なので、私たちも非中央集権型の組織づくりにチャレンジしているんです。

 

参照元:ブロックチェーンで「正義」が保証される世界をつくる──イーサリアム財団トップ女性の哲学とは | Forbes JAPAN

 

オープンなコミュニティで人の出入りも自由というのが良いですよね。

オフィス不要論は、私は2012年~2013年頃に会社に提案したことがあります。そのときは「社員の帰属意識がなくなる」と却下されてしまいましたが、今なら提案も通りそうです。

会社や組織の在り方は、時代によって変化するのが当たり前だと思います。

 

ニッチであればあるほど良いコミュニティができる?

 

自宅で籠りがちな生活をしていると、その反動で「人とつながりたい」という欲求が高まるものです。

コミュニティというと、なにかリアルな場を想像しますが、オンライン上のSNSグループなどもコミュニティの一つです。

オンラインなら場所の制約がありませんから、自宅でもどこにいても人とつながることができますし、コメントやメッセージであれば返信したいときに返信すれば良いので、時間の制約もありません。

自分と似た趣味嗜好を持った世界中の人とつながり、交流できるのは、とても楽しいですし有意義なことだと思います。

テーマがニッチであればあるほど、マニアックな人や情報が集まり、コミュニティの質も高まるでしょう。

複数のコミュニティに属し、コミュニティを越境して自分の価値を創っていく。

ときには、コミュニティとコミュニティをつなぎ、価値を高めていく。

そんな時代が、もうすぐ来ると思います。

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中島宏明

この記事を書いた人

2012年より、大手人材会社のアウトソーシングプロジェクトに参加。プロジェクトが軌道に乗ったことから2014年に独立し、その後は主にフリーランスとして活動中。 2014年、一時インドネシア・バリ島へ移住し、その前後から仮想通貨投資、不動産投資、事業投資を始める。現在は、複数の会社の顧問・経営戦略チームの一員を務めるほか、バリ島ではアパート開発と運営を行っている。 マイナビニュースでは、仮想通貨に関する記事を連載中。 https://news.mynavi.jp/series/cryptocurrency -アーリーステージ、保険営業歴3年未満の方向けに、 売れ続けお客様から愛される 「無敵の保険営業」になるためのノウハウを発信- メールマガジン【週刊!無敵の保険営業】はこちらから