こんにちは、大坪勇二です。
今回は、保険業界の先覚者へのインタビューです。お客さんと直接お会いして面談をしないと保険は売れない。直接お会いしないと保険営業のビジネスは成り立たない。
それが常識だと私は思っていました。三浦さんとお会いするまでは。
しかし、今回の記事を読めば、それは単なる「思い込みに過ぎない」と気づきます。
時間と空間を超えて自由なライフスタイルを実現している三浦祐介さん。石垣島まで追いかけて実現した貴重なインタビューです。前編と後編でお送りします。
目次
理想のライフスタイルを実現している三浦祐介さん
三浦さんのビジネスモデルのユニークな点は、
1)トランスジェンダー(GID(性同一性障害))という特定マーケットに特化していること
2)ほぼSNSでの口コミだけで新規商談が毎月15件から20件あること
3)契約時を除いてほぼ遠隔で商談をしていること
です。
その結果、三浦さんは全国どこに住んでいても売上が変わらないというビジネスモデルに到達。旅を楽しむ理想のライフスタイルを実現しています。
そんな三浦さんの成功の鍵を以下にまとめてみました。
私も20年以上保険業界にいますが、三浦さんのようなモデルは聞いたことがありませんでした。
保険営業パーソンとして誰もが思う疑問は、
・そもそもリモートの営業スタイルで、複雑な保険の提案が可能なのか
・コンプライアンスで直接面談が義務付けられている契約行為をどうするのか
などでしょう。ごもっともです。私もそう思いました(笑)
インタビューではそんな疑問もぶつけてみました。
ポイント①三浦祐介さんが現在のスタイルに行き着くまでを教えてください
いま、私は保険業界13年目です。
デパートのお惣菜屋さんスタッフから社会人をスタートさせた後、ソニー生命のジュニアライプランナー制度に挑戦しました。しかし、正直ぜんぜん売れない時期が続きました(笑)
その後いくつかの保険代理店を経て、現在の代理店(株式会社ホロスプランニング)に落ち着きました。
あるきっかけから、3年前にトランスジェンダー(性同一性障害)マーケットと出会い、よい支援者との出会いもあり、そのマーケットに取り組みました。
今ではマーケットでの中に評判も確立し、見込み客開拓はネットでの口コミでほぼ完結、商談はほとんどリモート面談でこなすので全国どこに住んでいてもだいたい同じ売上がコンスタントに上がるというビジネスモデルが完成しています。販売手数料は年間およそ700-800万円。
今は大好きな旅を生活の中心に置く、理想のライフスタイルを実現しています。
ポイント②どういう経緯でトランスジェンダーのマーケットと出会ったのですか?
3年ほど前に紹介された方が、たまたまトランスジェンダーの方でした。
その方から「保険に入れないで困っている」という相談を受けました。
実はトランスジェンダーの方の間では「自分たちは保険に入れない」という間違った情報がネット上で広まっていたのです。しかし、それは保険の専門家から見れば、全く根拠のない話。
ということで、その方の問題を解決して差し上げられたところ大変喜んでいだけたのです。
WEB制作の仕事をしている方でした。
その方から「こちらでホームページは作るので、困っているトランスジェンダーの相談に乗ってくれないか」と頼まれたのです。
気軽に「いいですよ」とお答えしました。
まあ月に数件くらいの相談だろう、と思いました。
ところが、蓋を開けてみるとホームページが立ち上がって初月での相談依頼が、なんと30件だったのです!
びっくりしました。
ポイント③リモートの面談スタイルが完成するまでにどんな苦労があったのか
ところがその30件の面談では大失敗してしまいました。
最初はメールのやり取りなどで面談スケジュールを決めようとしたのですが、どうしてもやり取りのタイムラグが生じ、面談が流れてしまったりして、ほとんど商談にはつながりませんでした。
そもそも、こういうセンシティブな分野で、ネットで相談を受けるというスタイルはそもそも前例がない事もあり、信用してもらえませんでした。問い合わせをくれた人も半信半疑で『怪しい』『詐欺ですか?』とか『警察に通報します』とさえ言われました。
手法が確立したいまは、だいたい毎月15件から20件の新規面談が向こうから来るという感じです。
こちらからは紹介の依頼はしません。
お客様がTwitterでどんどん発信、それがリツートされ続けて、向こうから依頼が来るという好循環が続いている状態です。
基本、お申し込み手続き以外は直接面談はしないというスタイルです。
(後編に続く)
【出典動画】石垣島にいながら全国とリモート商談!緊急事態に負けない営業スタイルとは【(先覚者インタビュー前編)】