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営業自粛・直接面談禁止、、、コロナで保険業界も大打撃!ところが・・・・
・顧客との直接面談禁止
・支社への出入り制限
・不要・不急の出社は自粛せよ
・お客様に配慮した営業活動を
対面営業を基本としていた多くの保険会社がコロナ禍では窮地にたたされました。
営業活動の自粛は、保険会社だけではなく、当然、保険営業パーソンにもシワ寄せが来ます。
緊急事態宣言が解除されましたが、保険営業の日常もすぐに戻ってくるのでしょうか?
残念ながら、答えは「NO」。
保険営業の自粛はしばらく続くでしょうし、お客さんだって来て欲しいなんて思いませんよね。
『アフターコロナ』という言葉は死語となり、『ウィズコロナ』という考え方が当たり前になって来た今、私たちが最も得意とする対面営業の解禁はまだしばらく先の話。
もしかしたら、もう戻ってこないかも・・・。
しかし、今、世の中がこんな状況にも関わらず、コロナ禍で圧倒的に業績を伸ばしている保険会社があるということを、あなたはご存知でしょうか?
その保険会社というのが、「ライフネット生命」なんです。
コロナ禍の業績の伸び率が凄いんです。
ライフネット生命がコロナ禍で最も販売した保険商品とは?
具体的な数字を見るとですね、
・2020年2月:前年同月比で16%増
・2020年3月:前年同月比で27%増
これでも十分すごい数字ですよね。右肩上がりでグンっと業績を伸ばしています。
ただ、特筆すべきは2020年4月です。
・契約件数 :前年同月比198%増の11,078件
・年換算保険料:前年同月比187%増の4億5,600万円
単月の新規契約としては、創業以来過去最高だそうです。
従来なら半年~1年間かかるほどの売上を、わずか1四半期あまりで達成してしまった躍進ぶり。
どうしてコロナ禍にも関わらず、こんなに素晴らしい業績を挙げることができたのか?
では、その躍進の理由が何なのか?分析をしていきましょう。
まず、どんな保険が売れたのでしょうか?
私の見立てでは、コロナの影響を受けて、「医療保険」の販売件数が伸びたという予想だったのですが、
実は、「定期の死亡保険」が一番売れたそうです。
この期間に獲得した契約の、実に半分を占めています。
その契約数、コロナ禍の3カ月だけで9,717件。
前年の同期間の増加数は5,656件なので、およそ200%も契約数が増えている。
大躍進の理由は、誰にでもできる簡単なことをたった1つやっただけ
いよいよ、ライフネット生命が、他の保険会社を差し置いて大躍進を遂げた理由に迫ります。
私が考えるに、その理由はたった1つ、
顧客に対して「情報提供」したから。
ただ、ライフネット生命が行なった情報提供において、特筆するべき特別なことは一切ありませんでした。
今では、どの保険会社も当たり前のように行なっている、ごくごく一般的な情報提供を行っただけです。
情報提供をしただけにも関わらず、ライフネット生命が躍進を遂げた理由は、
“どの保険会社よりも早く情報提供をした”
これが大きく勝敗を分ける原因となったのです。
その情報提供のタイミングは、2020年2月28日のことでした。
生命保険業界では先駆けて、かなり早いタイミングで、ホームページにある情報を掲載しました。
ホームページに掲載された情報も、
『新型コロナウイルスに関連したご案内について』
新型コロナウイルス感染症による入院や死亡が、給付金や保険金の支払い対象になるという、おそらくその当時に顧客が最も知りたかったであろう、保険の支払いに関する情報をどこよりも先に掲載したのです。
これまで対面営業が主流の保険業界において、外出自粛でネットでの検索や問い合わせが増え、元々ライフネット生命の特徴である、非対面でのオンライン契約販売という強みが最大限に活き、たった1つ情報提供をしただけで、200%アップの業績を上げることに成功したのです。
ライフネット生命保険は、どこの保険会社よりも先にコロナに関する情報発信をしたおかげで、お客さんは、その情報を得て、安心して保険に加入することができました。
私たちは常々「情報提供先行型の保険営業」が、これからの保険業界での成功パターンだと言い続けています。
それをライフネット生命が証明してくれました。
・情報提供が重要
・医療保険よりも死亡保険が売れている
この2つの事実を受けて、あなたは今からどんな行動を取りますか?
緊急事態宣言は解除されましたが、日常が訪れるのはまだまだ先になりそうです。
今後、非対面営業が主流になっていきますが、今ほど情報提供に適したタイミングはありません。
まだまだ辛い時期が続きますが、一緒にこの危機を乗り越えていきましょう!