「底辺保険営業パーソン」の悲惨! あなたはこんな状態になってはいけない!

「収入が低い」「仕事へのモチベーションが低い」「誇りも低い」。

そんな〝底辺〟の保険営業パーソン……。

誰のことかといえば、それは34、5歳のころの私!

おかげさまでその後は保険営業の世界で大きな成果を挙げることができ、今は多くの保険営業パーソンの方々とさまざまなプロジェクトを実行するまでになりました。

今回は、この厳しい状況のなかで頑張る保険営業パーソンに、あえて私の「底辺エピソード」をお話しします。「こんなヤツでも、一発逆転のチャンスがあるんだ」ということをぜひ覚えておいてほしいのです!

 

「月収1655円」時代の私

私が大手企業の経理部門から保険営業へ転職したのは、31歳のころ。はじめは研修期間もあり、そこそこの固定給をもらっていたものの、それが過ぎると……ずっと〝低減〟続きです。

本来であれば、固定給がなくなる分、自力で手にする販売手数料は増えていくわけですが、私の場合、そうはならなかったわけですねー。

「月額2000円そこそこの医療保険の契約が月に1本」なんてペースです。そりゃあ収入は増えませんよね。

で、その結果が34歳での「手取り月収1655円」です(詳しくは拙著『手取り1655円が1850万円になった営業マンが明かす月収1万倍仕事術』ダイヤモンド社刊 で)。

そんな時代の私が、どんな状況だったか……。

 

アポ先に行くことに迷う?

まず、お金に関しては「アポイント先に行くための電車賃すらためらわれる」。

当時はまだ子どもも生まれておらず、ウチの奥さんも仕事に出ていました。これが助かりましたねー。しかもありがたいことに「あなた、給料はどうなの?」なんてことは聞いてこない。それも本当に救われました(だから今でも奥さんには頭が上がりません……)。

とはいえ事実として、私の稼ぎ分はどんどん低減していきます。営業中、街中の自販機で飲み物を買うことも躊躇する。気持ち的にも落ち込む。積極的になれない。

その最たるものが、アポイント先に行くための電車賃をためらってしまう、というものです。

そもそも私にとっては「アポが取れた」こと自体、決して逃すことができない大チャンスなわけです。それなのに、手元の小銭を気にしてしまう。もちろん結局は電車でアポ先へ向かうわけですけど、まず頭に浮かぶのは交通費。そんな心配までしなければならない……。ホント、二度と経験したくない生活です。

 

態度は余裕。心は地獄!

そしてそのときの自分の「メンタル」がどうだったかといえば……

「カフェでサボるも、気持ちはずっとザワザワ」

私のいた支社では毎週月曜日と木曜日に営業パーソンのミーティングがありました。

終了後、アポが控えている〝売れっ子〟連中はすぐさま張り切って支社を飛び出していきます。

私は? アポなんてありません。でも支社に残っていると周りからの視線が気になる。だから仕方なく街に出ていきます。でも、行き場はない!

多少お金に余裕があるときは、カフェに直行です。何をするかといえば、読書。ビジネス書、小説……本好きなので何でも読みます。

でもね……いくら読んでも、内容が頭に入ってこないんです。「こんなとこでこんなことしている場合じゃないよな」「アポ取らなきゃまずいよな」なんて、心はザワザワしているわけです。

そして、そんな自分=「アポが取れなくて焦っているのに、カフェで読書をして現実から逃避している俺」に、自己嫌悪を感じるわけです。落ち込むわけです。

端からみればずいぶんと余裕のある姿ですが、気持ち的には地獄。〝やるべきこと〟がわかっているのに行動できない自分というのは、本当に精神状態にダメージを与えます。

 

底辺営業はツルみたがる!

そのときの人間関係はといえば?

「(自分と同じような)売れない仲間とツルんでいる」という状態です。

月・木のミーティングの後に残っている〝売れない〟営業パーソンたち……。そんな連中と一緒にメシを食べながら、愚痴大会です。「なんであんなやつが稼いでいるのかねー」「あのマネジャーはダメだね」……なんて、人の悪口を言いながら、傷のなめ合いですよ。現実を見ないで、ね。

そんな中でたまに成果が出た人がいると、「あいつもう仲間じゃないよな」なんて、ね。

もう、最低ですよね。でも、「底辺営業パーソン」って、こんなものなんです。

 

当然、これらの状況には陥っちゃいけないし、もし今陥っているようであれば、一刻も早く抜け出さなければならない!

事実、私だって抜け出せたんです。

その方法について、今後もネット上でどんどん発信していきますので、ご期待ください!

 

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大坪 勇二

この記事を書いた人

【仕事のプロを育てるプロ】 コンテンツプロデューサー。人脈術と交渉術の専門家。

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